映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ミュータント・クロニクルズ』

2011年06月07日 | Weblog
(とまどいながらも)よい

サイモン・ハンター 監督
トーマス・ジェーン、ロン・パールマン、デヴォン青木、ベンノ・フユルマン、ショーン・パートウィー、ジョン・マルコヴィッチ、アンナ・ウォルトン、トム・ウー 出演

2707年。世界は4つの巨大企業によって支配され、それぞれの企業体同士で残り少ない天然資源をめぐって激しい争いを繰り広げていた。ある時、その戦闘によって空いた巨大な穴から凶暴なミュータントたちが現われ、兵士たちを次々と殺戮していく。それは、かつて一人の勇者が現われ、地中深くに封印したものだった。もはやミュータントの暴走は4社の連合軍でも止めることは出来ず、地球はあっという間に恐怖に覆い尽くされてしまう。そんな中、ミュータントと人類の戦いの歴史を記した年代記<ミュータント・クロニクルズ>を元に警告を発してきた修道僧サミュエルは、各社の兵力から選りすぐった精鋭を率い、年代記の記述を頼りにミュータント封印に向け立ち上がるのだが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=335768



超B級でも絶対にA級にはならないという……。

ロン・パールマン、ジョン・マルコヴィッチなどキャストは豪華なのだが、VFXとシナリオのチャチさときたら……(笑)。

しかも終盤はまるで予算が尽きたかのように、急ぎすぎだは話はまとまらないは……。

だいたい序盤の戦争シーンが長すぎである。あそこをなくすか短くして、その分の金なり時間なりを終盤にまわすべきであった。

いきなり女性が無意味に素っ裸になる(しかも後ろ姿だけ!)のはうれしいけれど、B級の証(あかし)だ。

『ディフェンドー 闇の仕事人』

2011年06月07日 | Weblog
よい

ピーター・ステッビングス 監督・脚本
ウディ・ハレルソン、カット・デニングス、サンドラ・オー、イライアス・コティーズ、マイケル・ケリー、クラーク・ジョンソン 出演

アーサー・ポピントン(ウディ・ハレルソン)は、昼間は道路工事現場で働く素朴な人物。
しかし、彼は夜になると、自らが作り出したスーパーヒーロー“ディフェンドー”に変身し、ビー玉や、パチンコといったお手製の武器で、市民を悪の手から守るためパトロール!
あるとき、若い売春婦キャット(カット・デニングス)を助けたことをきっかけに、彼の母親を殺した“暗黒街の総師”の居場所がわかり……。
ストーリーはアマゾンより
http://amzn.to/fMR0FY



名作!
スーパーヒーローものではない。スーパーヒーローにあこがれた男の、その理由と生き方がコメディタッチで描かれている。

サブタイトルの「闇の仕事人」が、日本のスタッフがこの作品をまったく理解していないことと、作品に対する愛が足りないことを示している。こういう作品こそ映画好きが支えていかなければならない。

警察署への侵入と退出がサイコーである。

純真をそのまま見せるのではなくアクション・コメディーとして見せるのは、かなり脚本に力をいれたはずだ。

『ソウル・キッチン』

2011年06月07日 | Weblog
よい

ファティ・アキン 監督
アダム・ボウスドウコス、モーリッツ・ブライブトロイ、ビロル・ユーネル、ウド・キア、アンナ・ベデルケ、フェリーネ・ロッガン 出演

ドイツ第2の都市、ハンブルク。ギリシャ系移民の青年ジノスがオーナー・シェフを務める“ソウル・キッチン”は、味にうるさくない常連客が頼りの寂れた庶民派レストラン。私生活でのジノスは、恋人が仕事で上海に赴任することになり離れ離れに。おまけに税務署からは滞納分の督促を迫られ、挙げ句は突然のギックリ腰と不運続きのジノス。そんな時、服役していた不肖の兄イリアスを彼の仮出所のためにレストランの従業員として受入れるハメになる。ところが、イリアスが盗んだDJセットを持ち込み音楽をかけると、店は意外にも大賑わいに。さらに、新たに雇った偏屈シェフ、シェインの料理も次第に評判を呼び、ソウル・キッチンは連日大繁盛となっていくが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338110



くいもの系の映画にハズレが少ない。
これもかなりいい。

ただし、後半が急ぎ過ぎであり、予定調和であり、想定内の展開になっている(ちょっとシモネタが多いのも人によっては減点対象かも)。

ず~~っと腰を痛めつづけている主人公というのがけっこうおもしろかった(笑)。