映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ゴジラ対ヘドラ』

2010年04月15日 | Weblog


よい

坂野義光 監督
山内明、木村俊恵、川瀬裕之、柴本俊夫、麻里圭子、吉田義夫 出演

海洋学者・矢野の元へ持ち込まれた不思議なオタマジャクシ状の生物。だが、ヘドロの海で採れたその生物は鉱物で出来ている脅威の生命体だった。

スートーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=86052



ゴジラシリーズの異色作。当時の公害とサイケデリックの影響が強く出ている。

同じ歌を85分の上映時間のなかで何回も繰り返したり、いきなり「テレパシーだ!」とゴジラが理解できるこどもがいたり(これってVSシリーズ・平成ゴジラシリーズの先取りか?)と、変なところがいっぱいである。

なかでもわたしにとってトラウマになりかけたくらいのことがこちら、



ゴジラが飛ぶのだ!

このシーンが記憶にあるものの、どの作品でだったのかがわからずわたしを悩ませていたのだが、ようやくはっきりした(笑)。
短い時間しか飛ばないのだが、これは印象に強く残ってしまう。

お兄さん役(厳密にはおじさんなのだが)の柴本俊夫(現 柴俊夫)もはっきりしないが、どうやらヘドラの硫酸ミストで死んでしまうという扱いも掟やぶりである。

サイケデリックなゴーゴー・シーンは時代が出ているだけかもしれないが、たとえばこんなシーンはいかがだろうか?



ひょっとしてマトリックスにも影響を与えたんじゃ? と思えてしまう。