映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『愛を読むひと』

2010年04月12日 | Weblog
よい

スティーヴン・ダルドリー 監督
ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス、レナ・オリン、アレクサンドラ・マリア・ララ、ブルーノ・ガンツ

1958年のドイツ。15歳のマイケルは偶然出会った年上のミステリアスな女性ハンナに心奪われ、うぶな少年は彼女と彼女の肉体の虜となっていく。やがて度重なる情事のなかで、いつしかベッドの上でマイケルが本を朗読することがふたりの日課となる。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=332362



原作と比較してその深さがあまり出ておらず、「ふつう」という評価にしようとしたが、本作単体で考えた場合、十分に一定の基準を超えていた。

ドイツの話なのに英語なこと、大学のシーンが教授との会話、生徒どうしのディスカッション部分も含めて冗長なこと、歴史的な重みの部分が物足りないこと、彼女のあだ名のエピソードがまったくなかったこと、これらがわたしが不満足に思ったところだが、別物と考えればまあ「よい」でいいんじゃないかと……。

演技は皆いい。