映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『第9地区』

2010年04月14日 | Weblog
第9地区 - goo 映画

よい

ニール・ブロンカンプ 監督
シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ、ジェイソン・コープ、ヴァネッサ・ハイウッド

南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に突如現れた巨大な宇宙船。船内の宇宙人たちは船の故障によって弱り果て、難民と化していた。南アフリカ政府は“第9地区”に仮設住宅を作り、彼らを住まわせることにする。28年後、“第9地区”はスラム化していた。超国家機関 MNUはエイリアンの強制移住を決定。現場責任者ヴィカスを派遣、彼はエイリアンたちに立ち退きの通達をして回ることになるのだが……。



脚本のつじつまが合わなくなりそうなところをすべて「エイリアンのせい」にして(笑)、みごとにごまかしている作品。

なぜ主人公が液体を浴びたくらいでああなるのか(笑)! なぜ帰国することを地球人に伝えなかったのか? なぜあんな強力な武器を所持しているのに、ああいう待遇にあまんじているのか? 猫缶を多数用意すれば立ち退き問題はすぐにクリアするんじゃ? などなど、実に穴の多い脚本なのだが、世界観がユニークではでなアクションもあるので面白く観ることができる。

バカから利口になる人間主人公とよくわからないが誠実な相棒エイリアン、人なつっこくて常にスマートな息子という対比も面白い。

『ハート・ロッカー』

2010年04月14日 | Weblog
ハート・ロッカー - goo 映画

よい

キャスリン・ビグロー 監督
ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアン・ジェラティ、レイフ・ファインズ、ガイ・ピアース、デヴィッド・モース、エヴァンジェリン・リリー、クリスチャン・カマルゴ 出演

2004年、イラク・バグダッド。駐留米軍のブラボー中隊・爆弾処理班の作業中に爆発が起き、班長のトンプソン軍曹が爆死してしまう。トンプソン軍曹の代わりに派遣されてきたのは、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹。彼はこれまでに873個もの爆弾を処理してきたエキスパートだが、その自信ゆえか型破りで無謀な行動が多かった。



ふつうの(笑)良作戦争エンターテインメント映画。
ただ、まだ「この前の戦争」でもあることだし、ちょっぴりリアルさと悲惨さとを加えている。

オスカーを獲ったことでああだこうだ言っている人も多いが、アカデミー賞というショーでありお祭りであり中身よりも見た目で勝負的な選考基準がちょっと揺らいだにすぎない。

大学教授の家に行ったところがちょっとわかりにくかったが、暴走したアメリカ兵から銃を突きつけられたら、イラク人もわけのわからんことをしでかしてしまうものだろう。

猫だな。