映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『アンフィニッシュ・ライフ』

2007年09月30日 | Weblog
よい

ラッセ・ハルストレム 監督
ロバート・レッドフォード、ジェニファー・ロペス、モーガン・フリーマン、ジョシュ・ルーカス、ダミアン・ルイス、カムリン・マンハイム、リンダ・ボイド、ベッカ・ガードナー、熊のバート

恋人の暴力に絶えかね、11歳の娘グリフを連れ、亡き夫の父アイナーを頼って彼が営むワイオミングの牧場へと逃げてきたシングルマザーのジーン。しかしアイナーは、最愛の息子の死の原因となったジーンを許すことが出来ず、決して心を開こうとしなかった。

熊のバート>モーガン・フリーマン>ロバート・レッドフォード、の順で演技がうまい(笑)。モーガン・フリーマンは難しい役なのに、いい味を出している。

緩急のタイミング、撮り方、さすがラッセ・ハルストレムである。エンディングで上質の小説を読んだような満足感が得られる。

親子関係、男女関係で悩んでいる人には現実世界はそうではないという人もいるだろうが、上映時間はのめりこめるだけの魅力のある作品だ。

熊のバートをはじめ、猫やあらいぐまなど、動物がいいアクセントになっている。