映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』

2007年09月13日 | Weblog
ふつう
セルジュ・ゲンズブール 監督
ジェーン・バーキン、ジョー・ダレッサンドロ、ユーグ・ケステル、ジミー・デイヴィス、ジェラール・ドパルデュー、ミシェル・ブラン 出演

ミュージシャンであり俳優でもあるS・ゲンズブールが、妻ジェーン・バーキンを主演に監督デビューを果した作品。ゴミ処理車で働く二人の青年ホモカップルと、スナックのウェイトレスをする女との三角関係を描いた異色作。

ホモの人のセクシャリティはよくわからない(はたしてヘテロの人のセクシャリティなら理解できているのかと言われると自信がない)が、ほんの数センチ、感触の違いくらいは好きならばたまには我慢しろ、と思ってしまう。
が、愛し合っている空気は十分に伝わってくる。
何回かあるセックスシーンの中で、「いっしょにイケることがすばらしい」みたいなことを男がいうのが、ふつうのことではあるが胸をつく。

舞台となる場所の距離感がつかみにくいが、これを個人の距離感とも重ねて観てしまう。ゴミ捨て場、スナック、デート場所(ローラーボール !!)など。ホモであれ、ヘテロであれ、バイであれ、結局のところは個人と個人との距離感の物語ではないだろうか。

ジェーン・バーキンが美しい。映像もかなりよい。

『ゴーストライダー』

2007年09月13日 | Weblog
ゴーストライダー - goo 映画
よい
マーク・スティーヴン・ジョンソン 監督
ニコラス・ケイジ、エヴァ・メンデス、ウェス・ベントリー、サム・エリオット、ドナル・ローグ、ピーター・フォンダ、マット・ロング、ラクエル・アレッシ、ブレット・カレン、ローレンス・ブルース、ダニエル・フレデリクセン、マシュー・ウィルキンソン、ギブソン・ノルティ 出演

父・バートンと共にスタントライダーをしていたジョニー。だが、ある日、父親が癌に冒されていることを知る。ショックを受けるジョニー。そんな彼の前に悪魔メフィストが現れた。ジョニーはメフィストと契約し、自分の魂と引き換えに父親を助けるが、結局事故で死んでしまった。メフィストは癌こそ治したが、事故でバートンを殺したのだ。そしてメフィストは「お前が必要になったらまた現れる」と言い残して姿を消した…。

アクション映画に悪魔の話をからませた秀作。
なんたってコメディ要素が効いているのがよい。TVインタビューや「熱消毒」などの間を活かした笑いがある。
ロクサーヌ役のエヴァ・メンデスも魅力的で、悲劇のヒロインを演じている。

少々物語を描くのがへたくそで、三大元素なども出てくるのだが、ほんとに出てきただけのような扱い。日本語字幕での理解だと、なぜあれで地獄の門が開くことになるのか理解できなかった。

『ボビー』

2007年09月13日 | Weblog
ボビー - goo 映画
ふつう
エミリオ・エステヴェス 監督
ジム・カヴィーゼル、アンソニー・ホプキンス、デミ・ムーア、シャロン・ストーン、ヘレン・ハント、イライジャ・ウッド、ローレンス・フィッシュバーン、ウィリアム・H・メイシー、クリスチャン・スレーター、リンジー・ローハン、ヘザー・グラハム、アシュトン・カッチャー、シア・ラブーフ 出演

その日もアンバサダーホテルには様々な人々が居合わせていた。如才ないホテルの支配人、不満を募らせる厨房の見習い、恋に悩む電話交換手、客の悩みに親身に耳を傾ける美容師、二人だけで結婚式を挙げる若いカップル、倦怠期の裕福な夫婦、酒浸りの歌手、選挙運動のスタッフ…。そこへカリフォルニア州予備選挙に勝利した次期大統領候補ロバート・F・ケネディ上院議員が現れる。誰もが歓喜に酔いしれたその夜、悲劇は起きた…。

有名なJ.F.Kの弟も暗殺されている。
その暗殺の半日前からの、被害者たちのドラマ。

しかし、彼に特に思い入れのない日本人としては、それほどおもしろみを感じないのだ。
暗殺の日のホテル関係者と宿泊者の様子をメインにしているのだが、それほど深く描かれていない。力がはいっているのは、メキシコ人の野球の話と倦怠期の裕福な夫婦の話くらいである。
時代のにおいはよく出ていると思う。