映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ブラックダリア』

2007年08月11日 | Weblog
ふつう

ブライアン・デ・パルマ 監督
ジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカート、スカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンク、ミア・カーシュナー、マイク・スター、フィオナ・ショウ、パトリック・フィスクラー、ジョン・カヴァノー、レイチェル・マイナー、ビル・フィンレイ、ジェミマ・ルーパー、ジョン・ソラーリ、リチャード・ブレイク、 ケヴィン・ダン、マイケル・P・フラニガン、ローズ・マッゴーワン、ジェームズ・オーティス、クローディア・カッツ 出演

かつてはプロボクサーとして鳴らした、警官のバッキーとリー。ロス市警のPR試合で一戦を交えた2人は、急速に接近。仕事上でもバッキーは年長のリーに引き抜かれ、特捜課でコンビを組み始める。そんなある日、身体を腰から切断され、口を耳まで切り裂かれた若い女の全裸死体が空き地で発見される。間もなく死体の身元は、映画女優を夢見ながら娼婦まがいの生活を送っていたエリザベス・ショートだと判明。2人も事件の捜査に乗り出すが、リーはこの事件に異常な執着を抱き始め……。

中心点のない映画。
ジョシュ・ハートネットとアーロン・エッカートとスカーレット・ヨハンソンの友情と三角関係にも、ブラックダリア事件にも、狂気のロサンジェルスにも魅力やおもしろさがない。

1945年前後の風俗は魅力的だが、これくらいは当然のことだろう。

ストーリーは実は単純なのだが、上記のみっつの物語がからんでいるのと呼び名の問題(ミスター・アイスとブライカートとバッキーが同じ、ミスター・ファイアとブランチャードとリーが同じで、ダリアとエリザベス・ショートが同じなど)があって、気をぬいて観ていると混乱してしまう。しかも、ダリアとマデリン・リンスコットの外見が似ているという設定もある。

スカーレット・ヨハンソンは美しい。

以下ネタバレ







ジョシュ・ハートネットが気づくのがトロすぎる。しかもそれらが、コツコツとした捜査の上に成り立っているのではなく、偶然気づくというのが多い。
誰がアーロン・エッカートを殺したのかなんて、警察官がふつうの捜査をしていれば、当然すぐにわかることだろうに。