映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『GO』

2007年08月04日 | Weblog
GO - goo 映画
よい

行定勲 監督
窪塚洋介、柴咲コウ、山崎努、大竹しのぶ、細山田隆人、山本太郎、新井浩文、村田充、萩原聖人、大杉漣、水川あさみ、伴杏里、高木りな、塩見三省、平田満、上田耕一、キム・ミン、ミョン・ケナム、見敏之、温水洋一、姿晴香、銀粉蝶、津田寛治、田中要次、ボブ鈴木、吉原建五 出演

在日韓国人三世の杉原は、日本の普通高校に通う3年生。あだ名はクルパー。ハワイ旅行をきっかけに朝鮮から韓国に国籍を変えた父親・秀吉に叩き込まれたボクシングで、喧嘩や悪さに明け暮れる日々を送っている。友だちは、ヤクザの息子・加藤や民族中学校で杉原と共に教師から目の敵にされていた同級生の元秀や先輩のタワケ。

冒頭のグレート・チキンレースから「GO」のロゴが出るまでで、ただものではないとわかる。これだけリズム感がある日本映画は珍しいのではないか。

愛情のある親子格闘シーンがものすごい(しかも二回)。しかも陰湿ではなくカラッと仕上げるのはたいしたものだ。

窪塚洋介をはじめ山崎努、山本太郎、新井浩文、萩原聖人、大杉漣らの男優陣がとてもよい。萩原聖人の警官との対話シーンが印象に残る。

出番シーンは少ないが、キム・ミン、水川あさみ、高木りななど、美人ぞろいの女優陣も嬉しいところ。

柴崎コウ演じる桜井のキャラクターが納得できない部分があるのと、エンディング(窪塚のひとり激昂シーンはよいのだが、そのあと)のやはり柴崎のセリフが少々不満。

『あの頃ペニー・レインと』

2007年08月04日 | Weblog
あの頃ペニー・レインと - goo 映画
よい

キャメロン・クロウ 監督
パトリック・フュジット、ケイト・ハドソン、ビリー・クラダップ、フランシス・マクドーマンド、ジェイソン・リー、アンナ・パキン、フェアルーザ・バーク、ノア・テイラー、ズーイー・デシャネル、フィリップ・シーモア・ホフマン、マイケル・アンガラノ、ジミー・ファロン、ビジョウ・フィリップス、テリー・チェン、ジョン・フェデヴィッチ、マーク・コズレック、リズ・スタウバー、ジェイ・バルチェル、アイオン・ベイリー 出演

1973年、大学教授の母(フランシス・マクドーマンド)と暮らす知的で陽気な15歳の少年ウィリアム(パトリック・フュジット)は、姉アニタ(ズーイー・デシャネル)が教えたロック音楽の魅力に取り憑かれ、学校新聞などにロック記事を書いていた。やがて、伝説のロック・ライターでクリーム誌の編集長、レスター・バングス(フィリップ・シーモア・ホフマン)に認められ、さらにローリングストーン誌からも声がかかり、ウィリアムが愛する新進バンド、スティルウォーターのツアーに同行取材をすることになる。

監督の実体験を基にした青春音楽物語。
音楽やロックに詳しくなくても十分楽しめる。ジャケット写真で損をしているかもしれない。

序盤の親子の葛藤シーンが重すぎて、決着の付け方も終盤突然すぎる感もあるが、全体的には明るく楽しい映画。

フィリップ・シーモア・ホフマンが登場シーンは少ないが、強い印象を残す。
ケイト・ハドソン(ゴールディー・ホーンの娘)はとても魅力的。

墜落騒ぎの懺悔大会と最後のシーンもおもしろい。