


たまに鉄道ネタを。昨年の暮れに、今春のJRグループのダイヤ改正のプレス発表があった(写真上:新潟支社発表)。地元では越後線に新駅「上所駅」が開業したことがちょっとしたニュースであるが、そのほか大きな改正はなかった。
それでも、ダイヤ改正があったからには最新の時刻表を手にするのが鉄の習性、JTB時刻表3月号の「次号(4月号)で創刊100年」との記載を見て、本屋で取り置きをしてもらい4月号を発売日に手にすることができた(写真上:JTB時刻表2025年4月号表紙、写真下:時刻表「100年のあゆみ」を紹介する付録。)
100年ですかー?大正14年の「汽車時間表」が前身で、私が初めて手にしたのは小学校の4年生、父が職場から持ち帰る月遅れの「交通公社の時刻表」をむさぼるように見ていた。それがいまの「JTB時刻表」ということになる。


時刻表はダイヤ改正がない限り、毎月買う必要のないことも確か。しかし、臨時列車の案内やお得な切符などはネットでも検索できるが見慣れた時刻表の中では要チェックポイントでもある。その「おトクなきっぷ情報」に「青春18きっぷ」の案内が。
青春18きっぷは、5日分または5人分として非連続・分割利用が可能だったはずなのに、「連続する5日間=12,050円(または3日間=10,000円)」という、何だか別の切符になったような説明が記載されている。
これまでも仲間や家族と5回分をシェアしながら列車での小旅行を楽しんできた経験からすると、実に使いにくい。しかも、連続して使い切らなければならないと思うと、綿密な計画と覚悟が必要になってくる。これは手を出しにくくなったな!


実はこの切符のリニューアル(改悪といっていいが)は、昨年12月の冬の発売から適用、10月にプレス発表されていた(写真上)。これに愛用してきた人の不満がかなり寄せられ反対署名運動なども起きていたという。(JRは、署名を受取拒否したそうだ。)
JR側としては「自動改札機を利用できる」と便利になったことをウリにしているようだが、その裏側には改札人員の削減、つまりJRも深刻な人手不足と省力化が求められているとの見方もできるのである。(自動改札機では、非連続・分割(複数人)利用の対応が難しいらしい。)
確かに、これまでの青春18きっぷは有人改札を利用しなければならなかった。駅によっては混雑する場合もあった。でも、駅員とわずかの会話を交わし、スタンプを押してもらう。それが18きっぷのいいところだと思っている人も多いはず。また旅の情緒が失われた気がする。

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます