ださいたま 埼玉 彩の国  エッセイ 

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坂戸よさこい 坂戸市

2013年08月18日 15時12分47秒 | 祭・催し


高知から始まり全国を風靡して、埼玉県でも人気が高まっている「よさこい踊り」は、県内では坂戸(さかど)市のが最もにぎやかで、人口10万の市に初回から人口をゆうに超す人出がある。関東はもちろん、全国有数のよさこいまつりに成長しているという。

2001年、市制25周年を記念して「坂戸市民まつり」として始まった「坂戸よさこい」は、毎年8月の第3土、日曜日に開かれ、13年に第13回を迎えた。

気になっていたイベントの一つなので、8月17日の土曜日午後見物に出かけた。

東上線の坂戸駅北口で降りると、駅前から北に向かって、広い「駅東通り」が伸びる。

坂戸よさこいは、今年93チーム、約5000人の踊り手が参加、約19万の人出があったという。

路上の8か所の演舞場とステージの計9か所でチームがそれぞれの歌と踊りを披露する。

市文化会館大駐車場に設けられたステージ会場は、舞台も広く、客席も長イスが十分に置かれている。後ろで福島、岩手、宮城、新潟の東日本名産・グルメ展が開かれていた。

ここに座っていると、チームが入れ替わり、立ち替わり登場するので、路上で待っている必要がなく、飲み物や食べ物を片手にのんびり見物できる。

よさこいと言うと、若く元気なお姉さんやお兄さん、それに元気な中高年女性のものというイメージが強い。

ところがここでは、まだ日が高いせいもあって、子供や幼児たちも多数登場して、男性も含めて三世代そろった連もあった。子供連れのお母さんグループの中には、腹式呼吸や発声法も習いながら、よさこいも健康法の手段という感じもする連もあった。
 
ステージ会場に隣接する地元の坂戸小学校では、校長先生を始めとする先生、お母さんたち、1年から6年までの生徒たち計80人が、「坂小みどり連」の小さな緑の旗を振って、路上の各演舞場でも元気に踊りを披露した。(写真)

13回を迎えた坂戸よさこいは、人集め、観光客誘致というよりも、市の老若男女に愛され、市民の中に溶け込み、すでに市民のまつりになっているという印象を受けた。

記録的な猛暑の中というのに、時おり涼しい風が祝福するかのように渡って、さわやかな午後だった。


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