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現在、全国唯一の共産党市長が4選 蕨市

2019年06月06日 18時01分27秒 | 市町村の話題


蕨市長選が19年6月2日投開票され、現在、共産党籍を持つ全国唯一の市長頼高英雄氏(55)が新人で元読売新聞記者の鈴木直志氏(50)を破り4選された。

頼高氏は、共産党市議から3度の市長選挑戦で07年に初当選、3期12年を務めた。今回の選挙戦でも、党籍を残しながら推薦を受けず無所属で出馬した。

鈴木氏も当初は、どの政党の推薦も受けない方針だったが、自民党の推薦を得て、さらに公明党市議団の支持も獲得、政党の応援を得て戦った。

頼高氏は、蕨市生まれ、埼玉大学教養学部卒、IT会社員でシステムエンジニアだった。鈴木氏は、英国レスター大学院卒。読売新聞、下野新聞記者を務めた。英国レスター大学留学。

当日有権者数は58,646人。投票率は47.85%(前回無投票、前々回の11年は53.53%)。頼高氏の得票は16,989、鈴木氏は10,684だった。

同時に行われた市議選では、定数18のうち共産党は4、公明党3、立憲民主党1、日本維新1、残りは無所属となっている。

蕨市は、広さ5.11平方kmに約75,000人が暮らす日本最小のミニ都市。人口密度は、1平方kmあたり約14,000人で、国内で最も密度の高いまち。「成人式発祥の地」として知られる。