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浦和競馬場でJBCを初開催 地元馬が金星 さいたま市

2019年11月11日 10時43分01秒 | 市町村の話題

ダート(砂)競馬の祭典で、日本の地方競馬最大の祭典であるJBCが19年11月4日、スタンド浦和競馬場で開場以来71年で初めて開催された。

中央競馬との交流で最もグレードが高い(G1)レースの一つ「JBCスプリント」で、浦和の小久保智厩舎所属のブルドッグボス(牡7歳)が優勝、浦和所属馬初のGI制覇を達成した。レース売上金も58億円超と、同競馬場の記録を大幅に更新した。入場者は2万9191人で、最近の同競馬場では屈指の大入りとなった。

JBCは、米国のブリーダーズ・カップを手本に2001年に創設、南関東に4場ある地方競馬のうち、浦和以外の3場(大井、川崎、船橋)は開催済み。浦和は、約30億円をかけて9月に2号スタンドをオープン、この日のために備えていた。

JBCスプリント(短距離1400m)には、中央競馬唯一の女性騎手・藤田菜七子騎手がコパノキッキングに騎乗してG1初制覇を狙ったこともあり、今年のJBC3戦のうち最も注目を集めた。

御神本訓史(みかもとのりふみ)騎手が乗るブルドッグボスは、6番人気の伏兵だったが、最終コーナーを5番手で回ってから、コパノをゴール寸前でとらえて優勝した。