ださいたま 埼玉 彩の国  エッセイ 

埼玉県について新聞、本、雑誌、インターネット、TVで得た情報に基づきできるだけ現場を歩いて書くエッセー風百科事典

所沢市の変貌

2022年06月19日 14時38分45秒 | 博物館


県南西部にある所沢市は、「プロペ通り」という名が残っていることから分かるとうり、日本の航空発祥の地なので、市の航空記念公園を訪ねた人も多かろう。西武球場の縁でライオンズ見物に出かけた人も多いだろう。

ところが、最近になって、「ところざわサクラタウン」「角川武蔵野ミュージアム」といった日本最大級のポップカルチャーの発信拠点として有名になりつつある。

旧所沢浄化センターの跡地を利用した、市と東京の有名出版社「角川書店」の間で結ばれたcool  japan project(クールジャパン構想)に基くものだ。

文化と自然が共生して誰もが「所在地は、市の中心地の西武池袋線・新宿線の所沢駅周辺から東へ4㌔離れた東所沢和田、松郷といえば、これまで静かな住宅地だった住んでみたい」「訪ねてみたい」地域づくりを進めようとする構想である。、

それを象徴する建造物が、「角川武蔵野ミュージアム」。「旧所沢浄化センター」の跡地に、図書館、美術館、博物館の三つが融合した岩石(花崗岩)造り5階建てである。図書館の売り物の一つは漫画階の1階だ。

「マンガ・ラノベ図書館」と名付けられている。「ラノベ= light novel」は「軽い小説」という英語の略語。児童書やコミックなどを合わせると約
35,000冊が集まっている。

約8mの巨大本棚に囲まれた「本棚劇場」もあり、角川源義、山本健吉氏の個人文庫など約3万冊がある。
 
荒俣宏氏監修の「荒俣ワンダー秘宝館」もあり、楽しめる。

日本が世界に誇るアニメを文化として捉え、独自の切り口で紹介する「 EJアニメミュージアム」を覗いてみるのも面白い。 





 






































































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全国広報コンクール 内閣総理大臣賞 北本市

2022年06月13日 11時26分45秒 | 市町村の話題
2022年4月下旬、日本広報協会主催の「全国広報コンクール」の広報企画部門で北本市が、最優秀の内閣総理大臣賞に輝いた。

豊かな自然が残る同市だが、2005年をピークに人口減少が進み、20~40歳代前半の転出が目立っていた。このため市は、この世代をターゲットにした転入促進事業を2010年度に始めた。

アンケートをしてみたところ、同市を知人・友人に薦める気持ち、市をより良くしようとする気持ちが低いことが分かった。

「緑が多いまちを好きになってもらいたい」。市は情報発信に取り組んだ。
そこで始めたのが市民講座。「マーケットの学校」。2020年8月~21年3月に6回開き、20~60歳代の男女約20人が参加した。

どのようなイベントを開けばよいかををみんなで議論し、最終回は野菜や駄菓子などを販売するマーケットを実際に市役所前で開いた。

その後、市民が主体となるマーケットが月1回のイベントに発展。影響を受けた民間業者がキッチンカーイベントを企画するなど市内各地に取り組みが広がり、北本の新しい魅力として定着しつつある。

2021年には20~40歳代前半の人口も増加に転じた。

北本市の広報担当者は「行政と市民力を合わせて取り組んだことが力を合わせて取り組んだことが評価された」と喜んでいる。