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日本一長い藤棚通り 春日部市の藤祭り

2011年04月25日 21時09分13秒 | 祭・催し


春日部市は藤のまちである。東武野田線で春日部から東へ一つ目の駅は、「藤の牛島」。国の特別天然記念物「牛島の藤」で知られる牛島藤花園がある。

樹齢1200余年、根元の総周囲は9m,幹は根元から数本に分岐して、藤棚の広がりは、東西34m,南北17m、700平方mに広がり、花房の最も長いものは2m。こんな凄いのが三か所にある。花時の眺めは世界一とも言われる。弘法大師お手植えの伝説もある。

春日部市の花は藤である。この古くて巨大な藤には及ぶべくもないが、春日部駅西口の広い大通り「ふじ通り」の両側には、藤棚が約1km超、1080m連なっている。藤の街路樹としては全国最長だ。コクリュウフジなど7種類が約200本植わっているという。

区画整理でできたので、駅前通りは幅25m。中央に9mの自動車道、その両側につつじの植えこみと藤棚を作ってあっても、まだ4mほどの歩道が残る。

驚いたのは、幅2mほどの藤棚の下が「自転車専用道路」になっていたことである。人と自転車の絵があって、藤棚の真下が自転車道、商店や家屋が並ぶ側が歩道に指定されているのである。自転車派なので、道のど真ん中に自転車道があるのには感心した。

毎年4月の最終日曜日に「春日部藤まつり」が開かれる。10年は4月25日、13万5千人(市の人口は24万人)の人出があったとか。

この棚が作られたのは、1979年から1980年にかけて。すでに30年余経っているわけである。台木は10年以上のものを使っているので、樹齢は35~48年と推定されるという(12年現在)。

11年は第30回藤まつりだった。まつりの当日出かけたが、満開にはほど遠かった。

12年は、埼玉新聞に満開とあったので、藤まつりの翌日、4月30日(月)に出かけた。

棚の下を、いい気分でぶらぶら歩いていると、後ろから来た自転車に「ここは自転車専用ですから、気をつけてくださいよ」と注意された。

藤棚下の自転車専用通りは、感心していたのだが、花が咲いている間くらいは、花見客専用の歩行路にして、自転車はその外側を通るようにしたらどうだろう。



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