一之宮貫前神社(いちのみや ぬきさきじんじゃ)は群馬県富岡市一ノ宮に鎮座する、約1400年の歴史を持つお社です。
御祭神は「経津主神」(ふつぬしのかみ)と「比売大神」(ひめおおかみ)で、現在の社殿は 3代将軍 徳川家光公の命によって建てられました。
当社の社殿配置は独特で、本殿が境内入り口よりも低い位置にある。 すなわち正面参道からいったん石段を上がり、大鳥居を通り同じ高さの総門を潜ったところから石段を下ると社殿があるという、いわゆる「下り宮」と呼ばれる配置となっています。
社殿は江戸時代初期の極彩色漆塗りで国の重要文化財に指定されています。
また、年間祭儀が 71回あり御戸開祭(みとびらきさい)や鹿占神事(しかうらしんじ)など古くからの祭儀が数多く残るのが特徴です。
御祭神 経津主神は「日本書紀」などの国譲りの場面で神明がみえる、葦原中国(あしはらのなかつくに:日本の異称)平定に功績があったとされています。 比売大神は正確な神明も祀られた由緒も伝わっていませんが、一説には綾女庄(当地の古い呼称)の養蚕機織の神と云われています。
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