入笠山 (標高 1955m)の山頂は雲に覆われ、❝展望最高 360度の大パノラマ❞ は諦め、風があり 体が冷えるので小休止の後、大阿原(おおあはら)湿原へ向かった。出発、10時 20分。
下り始めて直ぐに見かけた「アキノキリンソウ」と「カワラナデシコ」。 色鮮やかで、どちらにも目を引き付けられました。
さすが人気のある山なので、登山道は極めて明瞭で安心して歩けました。
花の先が尖って船の錨に似ているので、この名があります『ハナイカリ』。
順調に下っていたら『仏平峠(標高 1850m)』の看板が見えた。 通過、10時 37分。
綺麗に整備された針葉樹林の中を進む。
樹林帯の中から急に車道と接した明るい広場『首切清水』に出た。
その昔、高遠藩の金奉行が参勤交代で藩主に公金を届けるため高遠を出発、近道を辿って大阿原に出て、この清水に到着。 流れる 汗をぬぐい乾いた喉を潤そうと水の流れに首を伸ばしたところ、金を狙って後をつけてきた賊に 首を切られたという伝説の場所のようです。
5分休憩し、10時 45分 大阿原湿原へ向かう。
湿原内に足を踏み入れると元気そうなコケが沢山見られた。
入笠山の南方、標高 1810mの高地に広がる約 12ヘクタールの高層湿原。 観察用の遊歩道(木道)が整備されており、足を濡らさずにノンビリ散策を楽しむことができます。
約3万年前に形成された地質で秩父古生層に属しているのだそうです。
こうした湿原は尾瀬や他の地方の湿原とは若干異なる性質を持ち、南アルプスでは極めて珍しいものとされています。 日本の内帯と外帯との接触点であるために、こうした湿原が形作られたと推測されていますが、湿原としては既に乾燥度が高く、老年期時代に入っているため植物層も低木が侵入しており、尾瀬ヶ原湿原などの様に想像される湿原の状態ではないそうです。
大阿原湿原の西側から伊那市に向けて流れ出る『テイ沢』は岩に付着したコケと清流が美しい川で、可憐な花や自然林を体感することができます。 湿原を周回するため、駐車場・テイ沢分岐を駐車場へ進路をとる。 分岐通過、11時 10分。
ここからは湿原を周回するため南側を進んで大阿原湿原入口に戻る。
途中で美味しそうなキノコを発見。 木道から離れていて細かく観察できなかったが、『スギタケ』 のようです。
11時半、車道のある大阿原湿原入口に戻った。
ここからは往路を戻らず、気分を変えて車の来ない車道を八ヶ岳ビューポイント入口まで北上した。
道に面した両側のクマザサや針葉樹林層がとても綺麗でした。
八ヶ岳ビューポイント到着、11時 55分。 本来なら目の前に八ヶ岳の峰々がドンと目に飛び込んで来るはずでしたが、残念なことに雲隠れしていました。ベンチが設置されていたので昼食 とした。
今回は周りの山々の景色が全てダメで残念でしたが、八ヶ岳上空の雲が 綺麗だったので撮ってみました。
八ヶ岳ビューポイントからゴンドラ山頂駅に戻りながら見掛けた花々。
ヤマハハコとキキョウ
マツムシソウとノハラアザミ
ワレモコウとエゾリンドウ
13時 20分、無事ゴンドラすずらん山麓駅に戻りました。
奥様にも覚えていていただき感激です!
秋の花も黄色とピンク、鮮やかです。
大阿原湿原も行きました。
ここまで足を延ばす人は少なく静かな
山歩きでした。
湿原を一周する木道、懐かしいです✨✨
よく覚えています。
秋の入笠山もいいですね。
また行ってみたいです!
まだコロナやインフルエンザが怖いので人混みを避け静かな湿原歩きが良いと思ったのです。
入笠湿原や大阿原湿原の木道歩きはコケが多く、キノコを探しながら歩き、見つけても木道以外は歩けないので近寄れず残念だった。
キノコは気持ち悪いのもあるのですが、原色で綺麗なキノコを探して写真撮影をしているのです。
現在、キノコ図鑑3冊、樹木2冊、山野草3冊と色々覚えようと頑張っています。
でも、5つ覚えると3~4つ忘れて、ほとんど進歩していません。