Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

「ダイドーとイーニアス」ヘンリー・パーセル/クルレンツィス

2013-12-11 23:14:02 | music
Dido & Aeneas (Dig)
クリエーター情報なし
Alpha Productions



英国の天才作曲家パーセルが唯一残した歌劇。
ということなんですが、

この盤の演奏がすばらしい
というか、ケルトの響きなんですよね。

こういう音で現れてくるのを聴くと
音楽の命というものは生易しく表せるものではないんだなと
痛感します。

とにかく生き生きとした演奏で
感動的です。

指揮はテオドール・クルレンツィス
演奏はアンサンブル・ムジカ・エテルナ
フランスとロシアを中心に活躍しているようですね。
もちろん古楽器使用。
歌もこぶしがきいていてすばらしい。



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ポール・マッカートニー アウト・ゼア・ジャパンツアー2013参戦!

2013-11-25 23:14:27 | music
ポール・マッカートニーOUT THERE JAPAN TOUR
2013.11.19tue
参戦してきました!
と思ったらもう1週間経っちゃうのね。。
もうネタバレしても大丈夫でしょう。


11年前のツアーにも行きました。
正直声の衰えとか
曲間のはしゃぎ方の元気のなさとか
比較するとどうしても衰えは感じるのですが、
そういう変化のなかで、なおもギグをやり続けること
とにかくやり続けることの意味を
彼には考えさせるものがありますね。
衰えようが選曲が守りに入っていようが
そこには現前する音楽がしっかりあることに
やはり感動するわけです。

守りとは言ったものの、
多くがビートルズナンバーな選曲なんだけど、
ビートルズがライブで披露することのなかった曲がたくさん出てくる。
しかも本人の手によって、
ということは、これは老境に入ったスターが懐メロを再現するというのとはちょっと違う、
いま初めてライブでやっているぞという状況であるわけです。
そういう理屈の面もそうだし、
音楽の作り方のめんでも、古ーい曲ながら新しく攻撃する姿勢であるのですね。


ということはともかくとして、
やはり何度か涙腺決壊したですね。

ワタシは3曲目だったと思うけれども、
ALL MY LOVINGが始まった瞬間に何故か涙腺が大決壊し、
この曲にそんなに思い入れがあるわけではないのに
どういうわけか最初のTWO-FIVEのコード進行が沁みたのですね~

それから「ウィングスファンのために」と言って始めた曲が
あろうことか「1985」で血圧上がる!し、

リンダのために書きましたーっていって始めたのはMy Loveかと思いきや、
Maybe I'm Amazedだったし。

アコギに持ち替えて始めたセットがThings We Said Todayで、おーと思ってたら
なんとAnother Dayをやってしまうという感涙コースへ!

おもしろいところではAll Together Now(背面のスクリーンの今風ポップなアニメもよかった)とか、
Lovely RitaとかBeing For The Benefit Of Mr.KITEとか
ミスターカイトは基本ジョンの曲であるので、驚きではあるね。

ジョンのために、と始めた曲はやはりHere Today
ジョージのために、は、恒例となりつつある前半ウクレレバージョンのSomething
Somethingでは最後に、美しい曲を書いてくれてありがとうジョージと言っていた。
ビートルズ時代なかなか自作をやらせてもらえなかったジョージが聞いたら笑うだろう。

大詰めではLet It BeやHey Judeとか
こういうポールどまんなかのビートルズ曲をやられると
もうナクシカナイ。

と思えば
Band on the Runというウィングスこてこてのナンバーでも攻めてくるし。


アンコールは2回あったけど、
やった曲は6曲くらいだったか
アンコールでHelter SkelterやHi Hi Hiやったのにはおどろいたが、もっとおどろいたのは
Golden SlumbersからThe Endまでのアビーロードメドレーで締めくくったこと。

いやーアンコールにメドレーってあれよね
確実にアンコールくるからできる技だよねw


あとは新曲もかっこよかった。
2曲目だったと思うケドSave Us かっこいいですね
あとNEWはやっぱりポール萌えする曲だよね。


ということで、
ひたすら盛り上がるわけでした。


やりそうでやらなかったなーというのは
Silly Love Song
My Love
Bluebird
Everynight
Let'em In
Coming Up!
あたりかな。


公式ページにセットリストが出ていたので詳しくはそこを
<レポート>11/19東京ドーム公演セットリスト掲載!


席は1階3塁側36列
ステージ真正面からやや左寄りでいい感じでした。
ポールは豆粒でしたが、大きなスクリーンと
あと双眼鏡を持っていったのが楽しめましたね~

ゲートも駅からアクセスの良いところだったし
入場してから該当の通路もすぐだったし
楽した感じです。

そうそう
物販は今回は完全にパスした。
並ぶ気力がないというのと、なによりもお金がないorz
たしか前回のツアーのときもツアーパンフ売り切れだったと思うし
グッズには縁がないのでした(^^)/


以上でっす。
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ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番 エレーヌ・グリモー

2013-11-12 01:35:51 | music
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番
グリモー(エレーヌ)
ユニバーサル ミュージック クラシック


こいつをよく聴いています。

女性がこの曲を弾くのを聴くのはワタシは始めてかもしれません。
よく考えられたピアノという印象です。
緩急も強弱もよくコントロールされているし、その抑揚も合理的というか
なるほどーと感じさせるものがありますですね。

一方でほとんど破綻のない録音なので、
オケもピアノもぎりぎりのところでこぼれでるような迫力というのはないのですね。
まあそういうものがなくても十分に曲を楽しめる演奏だし
なんだかそういうところが現代的なんだろうなという感じがします。

これまで聴いていたもの(例えばポリーニのやつとか)では大概がつんと叩いていたような箇所が
ここではやわらかく弾かれていたり
オケも普通はフォルテのまま突っ込むようなところですっと落としていたり、
工夫が凝らされていて面白いです。(特に第2番のほう)

ちなみに第1番はライブ録音でオケはバイエルン放送交響楽団
第2番はセッション録音でオケはウィーンフィル
指揮はネルソンス。


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「JPN」Perfume

2013-10-30 11:28:57 | music
JPN(通常盤)
クリエーター情報なし
徳間ジャパンコミュニケーションズ



新譜がでたばっかりのPerfumeですが、
1つ前の本作JPN。

新作LEVEL3がダンスアルバムだとすると、
JPNは思うにPerfumeのソングアルバムなのだと。

歌心いっぱいあふれた楽曲が
エフェクト感少なめの3人の声でみごとに編みこまれています。
音もなんというか上品だと思う。
定番の音から微妙に離れて面白い音づくりをしつつ
全体をポップな音響に仕上げていると思います。

基本的に歌心あふれる曲は大好きなので
このアルバムは捨て曲は1曲もなし!


歌心ってなんだろうというと、
絶妙なメロディラインと
その絶妙さを彩って推進するコード進行だと思うんだよね。
俗に堕ちることなく工夫され仕掛けが施されたコードとメロディ。
それが全曲に備わってるのだね。

つうことで愛聴してますの^^
歌モノお好きな方にはおすすめですの^^


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「NEW」ポール・マッカートニー

2013-10-28 23:36:30 | music
NEW
クリエーター情報なし
ユニバーサルミュージック


宣伝ではビートルズ回帰のアルバムのように盛り上がっていたが、
内容は完全にソロのポールであり、遊びと冒険のある2013年のポールという感じ。

1曲目のハイボルテージなロックは、デヴィッド・ボウイのThe Next Dayの冒頭を思わせていい感じ。
ネットなどで露出されていたあのキャッチーな曲NEWはもちろんいい曲だし(短さがいい)
ボーナストラックを除いたアルバムの最後の曲であるROADもワタシ好み。

で、やっぱり買うならば国内盤ですねー。
ボーナストラックが世界最多の3曲。
以前からボーナストラックに名作が多いwポールだけにこれは必須です。

で、やっぱりボーナストラックよいですが、
特に日本盤だけのトラックSTRUGGLEが面白い曲です。
サウンドがとても面白い。美しいメロディで聴かせる曲ではないけれど、
遊びで作った感じの歌がアレンジでちゃんとした領域に高まっているという感じです。
これはいいね。

と感心していると、最後にびっくりすることになるんですが・・・
それはCDで聴いた人にしかわかりませんのよ~~


ということで、ワタシ的には静かに盛り上がりそうなアルバムですた。


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ユジャ・ワンのラフマニノフピアノ協奏曲第3番ほか出ましたねー

2013-10-25 03:00:22 | music
Piano Concerto No.3/Prokofiev: Piano Concerto No.2
R. Rachmaninov
Deutsche Grammophon

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番
クリエーター情報なし
ユニバーサル ミュージック


ユジャ・ワン+ドゥダメル+シモン・ボリバル・シンフォニー・オーケストラの待望の新譜ですね。
いまのところ輸入盤で手に入ります。
国内盤はたぶん12月になってから。

ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」と
プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第2番」が収録されてます。

ラフマニノフもプロコフィエフも、ユジャらしく
乱れのないリズムと軽めの音での疾走感がふんだんに発揮されています。

もちろん巨匠色はなく、聴きようによっては軽すぎるのかもしれません。

が意外に?というか旧譜のラフマニノフ第2番でも明らかではあったんですが、
第2楽章の弱音での歌いかたにはなかなかのリリシズムがありまして
間違いなくそこでは異国へ、ロシアへ、中国へ、南米へ、連れて行ってくれるのであります。

この異国感が確実に聞き取れれば、ワタシ的な演奏の評価は◯です。
あまあまです。
ワタシが得るものがあればどんな演奏でもいいのです。

演奏は聴いていただく以外ないのですが、
特筆すべきは演奏終了後のお客さんの反応ではないでしょうか。
南米魂炸裂の声援は、日本のお行儀のいい聴衆からは発し得ないものがあります。
すごいなあベネズエラ。

あとこのジャケットのアートワークはどんなもんだいねん
変なの~と思いつつ、まあ変なのがあってもいいかなと。


ヘビロテ中。


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The Artaud Beats<ワークショップ &ライブ>@東京・荻窪 ルースター(本店)参加しました

2013-06-09 02:13:43 | music
The Artaud Beats(YouTube channel)
2013来日詳細

The Artaud Beats(アルトー・ビーツ)はフリーなイディオムによる即興演奏をするグループで、
メンバーはジェフ・リー、ユミ・ハラ・コークウェル、クリス・カトラー、ジョン・グリーヴス。
つまり元ヘンリー・カウメンバー+ユミさんという豪華なものです。
(追記:ユミさんから指摘があり、彼らは「フリー」でない音楽もやっている、ということです。)

ヘンリー・カウは30年近く前に聴き込んでいたロック+現代音楽みたいな音楽をやるグループで、
解散後も各メンバーがそれぞれ面白いことをやっていて
特にクリス・カトラーがフレッド・フリス、ダグマー・クラウゼとやったアート・ベアーズはもう大好きでした。

そんなわけで、彼らは雲の上の人。
だったので、昨年も来日時にワークショップあるよと聞いてはいたのですが、いやそんな御大たちと演奏なんておこがましくとてもとても・・・・とか思ってたんですが、今年は突然その考えを改め!
彼らと演奏する機会が巡ってくるなんて、長生きはするもんだな!と妙に明るく考え、今回ワークショップに参加することにしたんです。

ワークショップは彼らの他にワタシを含め6人。
全員でセッションしたりグループに分けてやってみたり。
いろいろ学んだり考えたりしたことがありましたが、中味はワタシの胸の内に秘めておきます(笑

とにかく、あのクリスの特徴あるドラムの音が間近で聴こえてるという事実に
興奮というか感慨というか胸に来るものがあり、
それだけでよかったなーとしみじみするのでありました。

ワークショップのあとはお客さんを入れてのライブでした。
最初にアルトー・ビーツが1時間弱、濃密でスリリングな即興をやった後、
ワークショップ参加者+アルトー・ビーツのメンバーで5組つくり演奏しました。
アルトー・ビーツのスゴい演奏のあとにやるのか~と気が重い感じではありましたが、
演奏が始まっちゃうと全霊を今このときの場に捧げちゃうのでwそんな懸念はふっとんでしまうのだ。

ワタシは5セット中の2セットに参加し、そのうちの1つではあろうことかクリス・カトラーのドラムでベースを弾くというこの上ない事態となり、もう光栄としか言いようがないですわ。
クリス・カトラーと共演しちゃった!!わお!


ということでまったく内容のない、単に「共演したぜ!」というミーハー傾向の強い記録でありました。


彼らの公演はあと2回あると思います。(今日日曜日と明日月曜日だと思います)
予約がいっぱいかもしれませんが、興味ある方はコンタクトしてみてください。
(上のリンク先から詳細見れます)


****

ベーシスト3人になると聞いていたので、これはベースアンプ持ってくしかないなと思い、
小型とはいえ重たいアンプをごろごろとキャリアに載せて引っ張っていきました。
行きは意気揚々としているので重量物運搬なんのそのですが、
すべて終わって帰り道はもはや気力も失せて単なる重労働なんだよね(笑
ということで、肩が痛い・・・・


帰りの電車で、今回のワークショップ参加者であり、事実上スタッフの一人でもあり、今回の来日について某紙にレポートを書くレポーターであり、ワタシといっしょに複数のバンドをともにした仲間であり、ジョン・グリーブスにベースを貸すことになった人物でもあり、ワタシの中学の同級生であり、ときおりこのブログにコメントを寄せる人物でもある某氏(肩書き長いよ!)と、クローネンバーグ(デヴィッドね)の映画について話していたら、彼はワタシとまったく同じような考えを持っていたことがわかり、ちょっとおどろいた。類は友を呼ぶのか、友歴が長いから類になってしまっているのか。
(アルトー・ビーツとは何の関係もない話ですw)


2013.6.8sat @荻窪ルースター本店
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The Threepenny Opera (1954 New York Cast)

2013-05-25 03:50:28 | music
The Threepenny Opera (1954 New York Cast) (Blitzstein Adaptation)
クリエーター情報なし
Decca Broadway


くわしいことが全然わかりまへんが
1954年のブロードウェイでのオリジナルキャストによる録音ということで
ロッテ・レーニャもいます。

ブレヒトとクルト・ヴァイルによるオペラ『三文オペラ』だが、
猥雑なお芝居+高度な音楽という感じがしびれます。

録音はモノラルで音質はわりとよし。
演奏は全体的に速め。
歌はこれも全体的にフェイク多めで、曲によってはステキなメロディが見失われちゃう感も。
歌手によって思い切り崩す人とわりとスコアを守る人とあり。

おおむね雰囲気よし。
もうちょっとのんびりしたところがあってもいいような気がする。

もちろん英詞。




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「ポール・マッカートニー&ウイングス/ロック・ショウ MOVIE」観てきました!!

2013-05-18 00:32:53 | music
ポール・マッカートニー&ウイングス/ロック・ショウ MOVIE

1976年に行われたウイングスの全米ツアーから、76年6月10日シアトル・キングドームでのギグを記録したフィルムがこのROCK SHOW。
公開は80年にアメリカ、81年に英国ほか。

日本での公開時には、日本のみのボーナス映像?7曲分が追加されていた。

DVD化されておらず、かつ7曲を含む全長版がソフト化されていなかったROCK SHOWだが、
とうとうBD/DVD化されて発売されるとなったのだ。
そして併せて映画館での上映があるということなので、早速初日にいってきました。

もちろん!例の事情により中止となった幻の80年日本公演のリベンジですよw
ライブ感を味わうには劇場大画面大音響で観たいじゃないですか。

しかも一応ブルーレイ上映ではなくて、映画用に起こしたDCP上映ということだし。


ということで、行ってきました。
堪能してきました2時間25分!

映像はもともと大部ぼやぼやなところがあるので
リマスターとはいえ美しいとまではいきませんでしたが
音の方は若干バランスが悪いところはあるにしても、迫力のサウンドでした。

冒頭Venus & Mars~Rock Show~Jet!!の流れですでに涙腺が緩みつつ
客席にじっと座っていることが苦痛でなりませんでした。

Maybe I'm AmazedとかLive and Let Dieとか名曲を挟みつつ
怒濤の終盤へいくのですが、長時間にも関わらずサウンドに乱れはなく
圧倒的なドライブ感で突き進むステージで、やっぱり若いなあとww

ライブアルバムでは繰り返し聞いていましたが、こうしてあらためて集中して聴いてみると、
バンドとしてのまとまりやサウンドの迫力のスゴさにあらためて気がつき感動的でした。


観た中では特にドラムスのジョー・イングリッシュ君がなかなかのプレイヤー。
左手ハイハット、右手スネアという変則的な叩きかたもかっこいいですが
リズムがまったく乱れない安定したドラムが素晴らしい。
ここにポールやデニーの安定したベースが乗るからサウンドが太くなるんだよね。

あとは、ポールがぴあのを弾く時は主にデニー、時々ジミーがベース弾くんだけど、
この曲のベースはポールじゃなくてデニーだったのか^^;とレコードではわからなかったところも見えて面白かった。
デニーのベースかっこいいじゃないですか^^;ポールに負けてない。

デニーのかっこよさは、ずーっと昔にこのROCK SHOWをVHSで観ていたときにも感じてたんだけど、
今回もそれを堪能。
Time to Hideなんかで全身で歌う姿はもしかしたらポール以上に場を背負っていたかもしれませんね。
ポールの歌はうまい分どこかにまだ余裕があるw




アンコールの終曲Soilyが大迫力で終わったところで客席から拍手。
フィルムの終わりにも拍手。
映画で拍手は久しぶりだな。



ということで、予想以上に楽しめました。
リベンジ世代(笑)にはお勧めです!!
まだやってると思うので。


@TOHOシネマズ六本木


ロックショウDVD《通常盤》
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックアンドビジュアルズ


ロックショウBlu-ray《通常盤》
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックアンドビジュアルズ

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ZYPRESSENというバンド

2013-05-16 00:11:41 | music
ZYPRESSENというバンドがありまして
一言で言うならばチェンバーロックバンドということになるんですが、
ドラム/ベース/ギター/キーボードというロックなフォーマットに
さらにバイオリンやチェロ、フルートやクラリネットといった楽器を加えて、
曲調も普通のロックではなく、変則拍子やポリリズムのあるへんな曲が多いです。
(いっぽうで素直な曲もあるんですけど)

ZYPRESSENが出したアルバムは1996年の『ZYPRESSEN』のみ
(他にオムニバスCD2作に参加)

このバンドにはワタクシすた☆も関わっておりまして
権利の問題とかはちょっとおいといて(おいおい)YOUTUBEに上げたりしています。

で、そのうちの1曲がこれですが↓
マスタリングが気に入っていなかったので、勝手にリマスターしてしまった(笑)
音源はマスターテープからではなくCD音源を使っているので、まあ遊びです。

よかったら聴いてみてください
Point Of Compass

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「The Next Day」デヴィッド・ボウイ!!!

2013-03-31 02:10:16 | music
ザ・ネクスト・デイ デラックス・エディション(完全生産限定盤)
クリエーター情報なし
SMJ


久々に聴いて一発で高揚する音楽体験をしちゃったので
興奮冷めやらぬままにここに書く!

まず今のうちに言っておくが、
是非↑この「完全生産限定盤」を買い求めることをおススメする。
ボーナストラックが4曲あるのだが、それがいずれも捨て曲無し。
4曲入っているのはどうやらこの日本盤のみらしいのだ。
いまのところ。


"Where Are We Now?"がネット上で話題になり
ボウイが復活したと盛り上がったのはつい最近。
ダウナーな渋い世界にしびれつつ、これはいい曲じゃないか!と期待が高まったわけだが、
もしかしたらこの枯れた世界からボウイは高みに登ってしまい
無意識へと訴えかけるような深遠な音楽をやることにしたのではないか?と思わなくもなかった。

が、アルバム「The Next Day」に針を落としてみると(いやいや、針なんか落としてないけどさ)
豈図らんや
実に骨太かつ尖ったロックのアルバムだった!
バックには気心知れた連中が集まり
プロデューサーはトニーヴィスコンティだし!

音がぐいぐいと加速してとんでいくのだ。
尖った音がぎゅいーんと加速してはびゅんびゅん飛んでいく
その上でボウイの声が、
昔とは声質は違うとはいえかっこよさはいささかも失われていない声が
うなりまくる。
コーラスも加わって。
か、
かっこいいのだーー!


と、冷静さを欠いた文章を書いてしまう。


1曲目のThe Next Dayで高らかに復活宣言をしたのち、
いきなり意表をつく2曲目Dirty Boysは、ボブディランかニックケイヴかという渋い歌詞とアレンジのヘヴィーバラッド。
3曲目、前へ前へと突っ走るドライヴナンバーThe Stars
打ち込みの音処理が派手な4曲目Love Is Lost
そして5曲目Where Are We Now?美しい、コード進行が渋すぎる
6曲目は往年のメジャーコードで高らかに歌うボウイ節Valentine's Day
7曲目If You Can See Me、これはプログレだろう。Yesが演奏していると言われても信じるかもしれん。まあベースの音が違うけどww
8曲目!これも往年の王道系。スケアリーモンスターのB面後半って感じ。I'd Rather Be High.
9曲目Boss of Meこれトニー・レヴィンでしょ!ってクレジット見なくてもわかるねwwwww(違ってたらごめんね)
10曲目Dancing Out In Space.ロックンロールだけど音が分厚い。ダンスナンバー。しかし歌詞は全然ダンサブルではないww
11曲目ちょっと昔のフリップ+イーノのころの曲を思わせるエンディングを持つこの曲は、初めはちょっと普通かなと思うケドヤーヤーヤーヤー~ってあたりからスゴく魅力的だ!How Does The Grass Grow?
12曲目(You Will)Set The World On Fire.パワフルなボーカルが聴けるぜ!ギターリフがカッコイイしサビが燃えるねーSet on fire!
13曲目ロッカバラード。歌詞がものすごいんだけど。
そしてアルバムの最後14曲目Heat.すっごい渋かっこいいっすっ!てかこれで終わりってかっこ良すぎるでしょう??

ぜいぜい・・

このあとボーナストラックが続くのだが・・
これは没曲なのか??


・・・てな具合に盛り上がりに盛り上がってヘビロテなのだ。


しかしこのジャケットはまたスゴいよね・・・ある意味・・・
やっぱりHeroesは彼にとって重要なアルバムなのだな??



Heroes
クリエーター情報なし
Virgin Records Us


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二つの演奏会に出ます。←訂正あり

2013-02-17 05:06:38 | music
以下の予定でしたが、
その1の方には出演しないことになりましたので、
訂正してお知らせいたします。

演奏会自体はありますので、興味がある方はお運びください。

その2のほうは出演予定です。



************

みなさまこんばんは

ワタクシすた☆ばねこは下記2つの演奏会に出ることになっています。

ご多用かとは思いますが、
ほっとひといき音楽タイムということで足を運んでくださると光栄です。

その1 シンフォニエッタ・ソリーソ
日時:2013年3月2日(土曜日) 開場:13:30 開演:14:00
場所:大田区民センター 音楽ホール(蒲田駅下車徒歩15分、富士通隣り)
入場無料 全席自由

~ プログラム ~
W. A. モーツァルト 交響曲第40番 ト短調 K.550
O. レスピーギ リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
R. シュトラウス オーボエ協奏曲 ニ長調

なかなか聴く機会のないシュトラウスのオーボエ協奏曲がメインです。
いい曲です。
小規模編成のオケです。

チラシ↓


ホームページもあるよ



その2 アンサンブル・フォルツァ・ウ~ノ
日時:2013年3月10日(日曜日) 開場:13:30 開演:14:00
場所:渋谷区総合文化センター さくらホール
入場料:2000円 全席自由

~ プログラム ~
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
ハイドン:チェロ協奏曲 ハ長調
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
指揮:沖澤のどか
チェロ:新倉瞳

人気のチェリストさんと人気の指揮者さんによる
華やかな女子力コンサートになるはず

チラシ↓



どちらもぜひお越し下さい。

詳細はチラシをご覧下さい
ご質問等はコメントいただくか左にあるメッセ-ジ送信をご利用ください。

よろしくお願いします。


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「バッハという、新しい聖歌隊監督」ヘレヴェッヘ+コレギウム・ヴォカーレ・ヘント

2013-01-25 04:17:59 | music
Ach Susser Trost! Leipzig Cantatas
J.S. Bach
Phi


バッハという、新しい聖歌隊監督~1723年ライプツィヒ、赴任初年度の教会カンタータ4編~
ヘレヴェッヘ(フィリップ),コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
マーキュリー



バッハのカンタータが4つ入った盤です。ヘレヴェッヘ+コレギウム・ヴォカーレ・ヘントによる演奏ですが、2012年録音のほやほや。とても繊細でまとまりのよい演奏で美しい~

これは例によって日本ではマーキュリーから「バッハという、新しい聖歌隊監督」というタイトルがつけられて発売されています。ワタシは解説文翻訳が欲しいので国内盤を買いますが、英語、仏語、独語堪能な方なら輸入盤でよいですね。

バッハが1723年にライプツィヒ聖トーマス教会のカントルに就任した、その初年度に作られたカンタータを集めたものです。ライプツィヒ時代にカンタータは量産されスタイルも内容も確立していくのですが、ここにはスタイルが定まる前の、いろいろな要素を含む試行錯誤の形が残っています。試行錯誤だからといって音楽的に質が劣るということは全然なく、むしろ変化に富み技巧的にも多彩な面白く気高い曲です。
カンタータどれ聴いても同じだよな~と思う人にはおすすめの盤ですね(笑)

ワタシはライプツィヒ時代の完成したカンタータも好きですが、それ以前、ワイマール時代やさらにはミュールハウゼンでの素朴というか古風な作風も混じったりするものも好きです。聴いて魂を抜かれる音響体験としては古い時代のカンタータのほうが即効性はあるかもしれません。

ということでまたCDが増えて行くのです。。



(某所に書いたものとまったく同文です)
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ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ

2013-01-17 02:01:47 | music
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 全9曲
クリエーター情報なし
EMIミュージックジャパン


なかなかカッコいいんで、ときどき聴いてます。

第1番の始まりはワクワクする弦楽合奏のドライブ感あふれるリフで
これはなんというかロック世代に受けそうなノリである。

ピアソラやヨーロッパのチェンバーロックが好きなら
ちょっとアドレナリンがでると思う。

でもワタシが好きなのは第2番で
これはサックスとかトロンボーンとかが入ったもので
ジャズっぽいゆるさがあるイントロがたまらなくよいのね。
頽廃してるな~って感じの。
でもなんか情熱もあるよみたいな。

どのへんがバッハなの?と思わなくもないんだけど
ときどきフーガとかトッカータという楽章があって
ブラジル風の主題でフーガをやったりしているので
そういうことかな


ヴィラ=ロボスは19世紀末(1887年)に生まれて1959年に没。
マーラーより20年くらい後の人ですね。
自分のルーツであるブラジル音楽をベースに据え
西洋的なアカデミックな方法を駆使しつつ独自の表現を追求したという感じです。

ボサノヴァ前夜のブラジル音楽という点でもちょっと面白い。


ブラジル音楽というのはほんとに豊かで高度でしかもエモーショナルな音楽で
こういう音楽が環境にあったらよいよなと素朴に思ってしまう。
一口にブラジルとくくれない面もあるし、
その成立史にはいろいろと暗い面もあるし
でも音楽はこんなにすばらしくやさしく輝かしいんだ。


ヴィラ=ロボス、1000曲くらい残しているということで
すごいね。

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Bach 「Missa 1733」 アンサンブル・ピグマリオン

2013-01-06 02:52:20 | music
Missa 1733
J.S. Bach
Alpha Productions


バッハの宗教音楽の集大成として知られる「ミサ曲ロ短調」ですが、
その原型は1733年に書かれたミサ・ブレヴィスなわけです。

ミサ・ブレヴィスというのは「短いミサ曲」というような意味で、
通常のというか「長い」ミサは
キリエ、グローリア、クレド、サンクトゥス、アニュス・デイ
の5つの部分からなるわけですが
ミサ・ブレヴィスは最初の2つ、キリエとグローリアのみのものを言うそうです。

ミサ自体が本来はカトリックの祈りの言葉なのですが、
短い形のミサの祈りはルター派教会でも特別な儀式のおりに用いられていたということです。
バッハも基本的にはプロテスタントの世界で曲を作っていたので、
ほとんどはドイツ語によるカンタータを作ったのですが、
ラテン語によるミサ・ブレヴィスも4曲(たぶん4曲)ほど作っています。

「ミサ曲ロ短調」が大きいミサ曲として成立する経緯や背景などは
とても興味深いものがあるのですが
まあここでは大変なので別の機会に。

で、このCDはその原型であるミサ・ブレヴィスを
その献呈先であったドレスデンの宮殿での楽団の規模の考証や、
残された手稿譜やパート譜からわかる「ロ短調」との違いなどを踏まえて
再現を試みた演奏です。

通奏低音の使用楽器について、とか、バッハがパート譜に書き込んだ表情記号とか
いろいろと面白いことがあるようなのですが
その辺は聴いてみてのお楽しみといたしましょう。

音の方はとにかく冒頭からよく考えられ練習された丁寧な演奏です。
キリエの冒頭はそれはもう魅力的な和声による祈りなのですが
そこからすでにこの先の曲の出来が期待できる感じです。

もちろん古楽器を使用したものですが
テンポもゆったり目で激しくもりあげることもほとんどなく
残響も控えめで
おちついた、こころに語りかけるような
素敵な演奏になっていると思います。

すっかり気に入ってしまった。


タワレコや山野楽器などに行くと、この盤に日本語解説を付けたものが
マーキュリーから出ているので、
詳しく知りたい方はそれをお求めになるのがよいでしょう。
もちろんフランス語と英語の読解力のあるかたは輸入盤で十分です。


すっごいいいです。


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