この2日間は電車を乗り継ぎ神奈川からAさんとOさんにお越しいただき、バックカントリーツアー講習を行いました~
初日は南郷スキー場で積雪の中の観察とテストの方法。
内部をよく観察すると1月28日と2月6日のはっきりとしたクラスト層や、その後の大量降雪などがよく分かります。
そして、この3日間の気温上昇や降雨は今後の積雪の不安定性に大きな影響を与えるかもしれません。自分たちでツアーに行く時は、その日の天気が気になるものですが、現地近くのアメダスデータで数日前などの積雪不安定性に影響しそうな気温や降水、風の履歴を調べておくことも雪崩事故を防ぐことにつながります。
さて、宿に戻り明日のツアーの準備です。
装備のチェック、地図を読みながらルートの選定、高層天気図や地上天気図から明日の山の天候を予測しました。
翌朝は小雨模様。結局、この雪不足もありツアーは断念!
ツアースタッフのアニキHDさんも合流し、南郷スキー場に移動です。
予定を変更し、ビーコンの操作やセルフレスキューの練習を行うことにしました。
持ってはいるけど、使い方が今一つ理解できていない道具ってありませんか?
ツアーに必ず持っていくスコップ、ビーコン、プローブもその一つ。万が一の時に、使い方が分かりません…てなことがないように使い方や組み立て方はしっかり覚えておきましょう。
それでも事故が起きた時のために、セルフレスキューを練習することも大事です。
楽しいはずのスキーツアーで事故は起こしたくない。道迷い、転倒や立ち木に衝突、雪崩事故など防ぐために出来ることはたくさんある。
滑走技術の向上も大切ですが、ツアー技術の向上も同じぐらい大切です。
AさんOさん、この度もお越しいただきありがとうございました
また3月にお会いしましょう
HDさん、お疲れさまでした~
今年もやります! 第3回 南郷クラシック!
2015-16 テレマークスクール&スキーガイド 和泉屋AK.T