畑から見上げる尾白山は、毎日のように層雲に包まれている。ここ南会津は、6月7日に梅雨入りしてから梅雨らしい天気が続いている。昨年の空梅雨とは大違いだ。
昨日今日と久しぶりの日差しだ。
6月6日に畑に植え付けられたトマトは、その後順調に成育している。
一段目は結実し、小さな青トマトになっている。そろそろ摘果の時期だね~
追われていた作業もすっかり追いつき、今は笑顔がでるほどの余裕。
そこで、以前から見に行きたかった国内分布南限のヒメサユリを見に行くことにしよう!
同じトマト農家仲間の岩崎大くん夫婦と共に、南限のヒメサユリを探しにブナの小径を行く。
ブナの林床をよく見ると、大好きなギンリョウソウがあった。葉緑素をもたない薄切り大根の造花のようなこの花、ほんと幽霊ですね~
エゾユズリハの艶やかな青葉。豪雪地に特化した数少ない常緑樹です。
ブナ森の切れ間から、我が和泉屋トマト農園が見えました!
いつも見上げている山から、今日は畑を見下ろしています。
稜線に出ると、梅雨の晴れ間の光線が眩しい!
稜線から雪崩斜面の沢を覗きこむと、まだ雪渓が残っていた。
そして、山頂直下の斜面をよく探すと…。
咲いていました!
国内分布南限のヒメサユリです。ヒメサユリは日本の固有種で、しかも山形・新潟・福島の一部にしか自生しない大型のユリ。
熱塩加納や南郷高清水の自生地は有名ですが、それよりも南に位置するここのヒメサユリは、まさしく天空のヒメサユリです。
ハクサンシャクナゲもちょうど見頃でした。
トマト仲間と山のお花を楽しんだあとは、また畑に戻って農作業をしましょうかあ。自然豊かな南郷トマト生産地。トマト作りしながらいろいろな自然遊びを楽しめますよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます