11月15日から鳥獣の狩猟が解禁になってはいたが、畑の片付けがずるずると終わらず猟に行く気分でもなかった。
しかし、畑も終わり、初冬トレッキングも終わり、昨日やっと鉄砲担いで猟に出た。
まずはこの時期、山間の砂防ダムなどの沼にいるカモを狙う。
軽トラで林道を走り、いつものダムを巡るがどうも今年はカモが少ない、というか見られない。
伊南川本流にはそれなりにぷかぷか群れで浮いているのだが、周りには畑や田んぼ、道路なども見えるしどうも安全ではない気がして猟をする気にはなれない。
雨がぽつぽつ落ちてきた。ここでダメなら諦めようと、ある沢の上流部にあるダムへやって来た。
林道に車を止め、そろりそろりと林を下りる。
ダムの上からそおっと覗きこむと、小型のカモが三羽泳いでいた。どうやらコガモのようだ。
ここはわざとダムの上を堂々と歩き、危険を察知したカモを飛び立たせる。
でも、そこで焦ってはいけない。水面を飛び立ったカモは上流部上空へ飛んでいく。それを見送る。
すると決まってやつらはUターンしてくるのだ。そこを狙う。
堰堤上は狭く高所なので立ったまま上空に銃を構えると、ふっと平衡感覚を失うことがあり危ない。
弾を込め、腰を下ろし立ち膝で構えカモを狙う。
パーンッ!パーンッ! 2発目で一羽に命中。ふわ~っと一羽がダム堰堤の下流へ落ちていった。
目で追い、だいだいの目処をつけ山の斜面を下り川床へ。
あららら、どうやらテトラポットの中に入ってしまったようだ。が、すぐに浮いているところを見つけた。
今シーズンの初物はコガモでした!
その場ですぐに羽をむしり取り、内臓を出します。身体はこんなに小さいのです。
このカモを出汁にしてうどんかソバにしようと思いまーす。
帰り道、この沢の山の神様で頭を下げお礼と今シーズンの猟の安全をお願いしました。
さて、雪が降ったらヤマドリを狙いに行きましょう。
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