南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

夏は南郷トマト農家、冬はテレマークスクール&ガイドの和泉屋AK.T~~
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9月25日 今日の畑

2022-09-26 20:15:02 | 里山の暮らし

あっという間に9月ですねえ。今月も東京営業販売部長をはじめ、東京や千葉、埼玉幸手からトマト応援隊のみなさんが要所要所に駆け付けてくれました。

朝の収穫だけでなく手が回らない作業も手伝ってもらい本当に感謝です。ありがとうござました!

9月も下旬ということで、南郷トマトも酸味にさらに甘味が濃くなり、秋味が深まってまいりました。

農園のとなりの田んぼは黄金色。もう稲刈り間近です。そうなってくると気になるのが山の舞茸なのですが、今年はいろいろあって心身ともに疲労マックス。とても山に行く気にもなれません…でした。

ところが、先日の台風14号は各地に強風災害をもたらしましたが、南会津の山々には久しぶりのまとまった恵みの雨と大風をもたらしてくれたのです。

9月25日は、台風14号が去ってからちょうど五日目。その間、15号の雨台風もさらに山を湿らせ条件は整いました。

大風と雨。これは天然の舞茸が育つ絶好の条件なのです!

そうなると、あら不思議。マックスだった身体の疲労はどこへやら。朝のトマト収穫をさっさと終わらせ、山へ向かうのでした。

この時期の山はなんとなく疲れた緑。まったく今の僕と同じです。畑の単純作業というものは、無になれるようでなれないもの。思い出したくない事が延々と頭を巡ってしまい、心がまったく不健康になってしまうのです。

ところが山はどうでしょう。

緑の光線、沢の水音、鳥たちのさえずり…などの癒しもあれば、熊との遭遇、転倒、滑落、遭難など完全に気を緩ませることも出来ない、緊張と癒しの絶妙なバランスの取れた心身状態が山にはあるのです。

じつは19日にちょっと下見がてら山を見に来てみました。まだ大風と雨の前でしたが、乾き気味の小さな舞茸を1株ほど得られました。その時の感から、今回の2回の台風後は絶好のチャンスがやってくるだろうと目論んでいました。

所どころにあったブナの倒木には、これでもか!というほどの老いぼれたツキヨタケ。

ところが見回るナラの大木は、ことごとく外れ。あれれ~、やはりそう簡単にはいかせてくれないのが山のモノ。

しかし…、

ありました、天然舞茸! 分かりますか?

この大ナラの右下根元に大株、真ん中の枯れ込んだ窪みに小さい株、左下根元に小さい株。

そのほかにも、

根元の草の中にも。

この大株は7㎏。久々の大株でした。

いったん軽トラに戻り、再び山を巡り巡りましたが、結局この1か所だけ。合計13㎏の収穫でした。

首を垂れ山の神に感謝を伝えました…。

帰宅後、この処理が大変なんですよね~

半分は実家の魚屋へ。そして半分は自宅用と親戚兄妹へのお裾分けとなりそうです。

さーて、気持ちもすっきり。最後のトマト収穫へ気持ちを切り替えていきましょう。

コメント
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