昨日今日と、この南会津も暑かったですね~
今日なんか南郷アメダスでも最高気温30.1℃を記録しました!
暑いのだけど真夏ほど汗が出ない…。まだ暑さには身体が慣れていないのでしょうか。熱中症に注意ですね。でも明日から天気は崩れ、平年より低い気温となりそうです。
畑はもう植える準備が整いました。あとはトマト苗の花が咲き揃うのを待ちます。
畑から見上げる尾白山。ほとんど雪は消えてしまいました。
そういえば4月17日の熊狩り以来トマト事業に没頭し、すっかり運動不足気味です。
定植前にちょっと山へ行くことにしました。
やっぱり山はいいね~。畑からたった1時間で清々しいブナの山。ブナは芽吹きが早くすっかり初夏の雰囲気です。
ふと…足元に! 危うく踏んでしまうところでした。
のんびり日向ぼっこでしょうか。おそらくジムグリです。大人しい臆病なヘビです。なかなか珍しいヘビなんですよね。
森をぬけ稜線に出るとアズマシャクナゲが咲いていました。
奥山の尾根筋でよく見られますが、花を見るのは久しぶりです。このあとに、より高山に自生するハクサンシャクナゲが咲き始めます。
尾白山上部にはこの2種類が混生しています。
ムラサキヤシオの花も久しぶりに見ることが出来ました。この花を見ると、鳥海山や八幡平で春スキーを楽しんでいたころを思い出しますね~。雪の多い山に見られるツツジの仲間です。
畑が始まってからずっと見上げてばかりいた尾白山。たまに畑を見下ろすのもいいものです。
この山は登山道の一般ルートだけでなくヘビ曽根、中曽根、裏尾白などバリエーション藪ルートを選べる楽しい山です。この山にも熊が居ます。地元熊打ちの猟場でもありました。今回の登山でも途中たくさんの痕跡がありましたよ。
直下に見える雪渓。勝手に「尾白大雪渓」と名付けています。たかだか標高800mにある雪渓ですが、7月まで消えません。
尾白山の東面は冬の豪雪風下で、全面雪崩斜面となります。植生も雪崩地形特有の幹の柔らかいミヤマナラ、マルバマンサク、リョウブ、ミネカエデなどが主体。例年2月には早くも全層雪崩が発生し、大量の雪が沢にたまるのです。会津駒や大戸沢、三ツ岩よりはスケールが小さいのですが、地形・植生的にもきゅっと詰まった面白い山なのです。
来る初冬には鉄砲担いで熊を追いかけたいと思います。