南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

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初冬の尾白山、周回ルート。

2018-11-25 15:19:29 | 

この3連休前半の冬型で、里にも待ちに待った初雪をもたらし尾白山もすっかり白くなった。

農業モードだった身体を、早く山モードに戻すべく初冬の尾白山へ向かった。

今回は宮沢登山口からの周回ルート。(2年前には小塩口からの周回ルートを登っている)

宮沢登山口へ車を置き、宮沢入川を遡る。

山頂へそのまま向かう尾根に取りつき、ヒメコマツ主体の尾根をひたすら辿る。

おそらく昨日のものと思われるクマの足跡の先には、ヒメコの樹皮を引っ掻き、樹液を舐めまくったと思われる跡が。

3年前の同じころ、裏山の杉林で同じものを目撃し、直後に子連れのクマに追っかけられるという憂き目をみたので用心する…。

ブナに刻まれた大正15年のナタ目。90年以上前のナタ目だ。

昔の人は山と密接に関わっていたのだろうな。でも、昔だから…と片付けたくはない。自分も南会津で暮らすなら、スキーでも鉄砲ぶちでも舞茸とりでも昔の人(といっても今の70歳代以上の先輩たち)と変わらず奥山と関わって生きたいものだ。

木々の間から尾白山の1,278m峰が見えてきた。あの尾根には登山道が通っている。

それにしてもこの宮沢尾根は、姫小松の巨木揃いだ。胸高が直径1m以上もある松がずんぐりと立っている。

ようやく山頂が見えてきた。まだ松尾根の藪こぎが続く…。

振り返ると辿ってきた松の尾根。集落の向こうには唐倉山が見えた。

山頂が近づくにつれ、中途半端に倒れた笹や灌木のラッセルとなり、スピードが上がらない。黙々と藪こぎラッセル。

やっと山頂へ! 登り出して4時間半。時間以上に藪尾根は長く感じた。気温0℃、積雪30~40㎝ほど。

漕いできた尾根を振り返る。

東の遠くに甲子峠の旭岳がくっきり見えた。

風の無い山頂でゆっくりコーヒータイム。日が傾きかけて来る頃、高速道路のような登山道を降り始めた。

登山道にはフレッシュなクマの足跡が!いつか猟で対峙したいものだ。

今日は降りずに尾白山のブナ森でゆっくり過ごす。

ウィスキーをちびりちびり、NHKラジオを聴きながらいつの間にか寝た。が、濡れて冷たく何度も起きた…。

尾白山からの美しい朝焼け。しばし見入る。

先行するカモシカの後を追うように下山。

麓はまだ茶色い世界。

無事、宮沢口に下山。お疲れさまでした~!

2018-19 テレマークスクール&スキーガイド和泉屋AK.T

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