畑の雪はすっかり消えた。この春の雪解けは猛スピードだったな。
畑近くのソメイヨシノは今日4月22日に満開となった。昨年よりも10日ぐらい早いわ。
今は畑の土つくりをやったり、排水の泥を上げたり、ウグイスの鳴き声を聞きながらのんびりやっている。
育苗ハウスもビニール掛け完了!あとは、トマト苗の育苗準備ですね~
トマト苗はまだ来ないので、今のうちに狩猟の勉強もしておきたい!
ということで、春の熊狩りに付いていった。
この春、地元猟友会の仲間入りを果たした。ただ、猟銃の操作もまだまだ半端なので、今回は鉄砲は持たず先輩猟師の熊狩りに勢子として付いていった。
目指すは熊のねぐら、あの崖だ。
タムシバ(においこぶし)の花芽もふくらんでいる。花芽を引きちぎるとなんともいい香り!
しかし、これを熊が食べ始めると熊の体中がこぶし臭となり、肉が美味しくなくなるというのだ。熊がこの花芽を食べ始めるということは、熊狩りの終わりを意味する。
振り返ると、針生の集落が小さく見えた。
見晴らしのいい尾根で、お昼ご飯。しかし、常に黒い塊が動いていないか、何か聞こえないか、辺りを気にしながら。
結局、熊の新しい足跡や形跡は見当たらなかった。でも、こうして獣と猟師とが経験と知恵、五感を働かせながら追いつ逃れつすることが、奥会津のような山村の生き方の本質なのではないだろうか。家と職場の往復だけで、結局四季の移ろいとして景色という壁紙だけを変えて山に踏み込まない生活では、山村に住んでいる価値が半減する。
どんどん山へ行こう。
農業して、舞茸とって、岩魚釣って、山のパウダー滑って、狩猟もする。これからの人生がますます楽しみだ!