本来であれば、今日は紅葉の尾白山登山の日であった。
しかし、週末から続いていた好天は昨日から一気に荒天へ…。昨夜からまじめな雨降りとなってしまった。
昨年の同じ時期、トマト収穫体験&紅葉の尾白山登山ツアーに来てくれたshishiさんと鶴さん。その時は台風の接近で途中断念となり、今回リベンジとしてやって来てくれたのではあったが…。
やはり今年も断念!
ならばと、お手軽紅葉ツアーとしてまずは宮床湿原へ向かったのでした。
車をさゆり荘からヘアピン坂を宮床湿原へ向けて走らせる。
南郷スキー場ゲレンデへ出る道沿いもなかなかの紅葉ではないか!これはこの先に期待が持てるぞ。
秋枯れのゲレンデもきれいにカヤが刈られ、雪のないゲレンデに不思議な懐かしさを覚える。
南郷ロッジも高原に佇む木造小学校のようだ。
雨の登山口はもちろんがら空き。ザックカバーにスパッツ、ゴム手。雨対策を万全に湿原へと登り出す。
道は小さな小川となりつつあるが、ガスに煙る紅葉の森は思ったより明るく、雨のいやらしさを感じない。
10分ほどの登りを終えて下りに転じ、オオバクロモジやウリハダカエデを中心とした黄葉の道が湿原へといざなう。
登山口から15分ほどで、キツネ色に染まった宮床湿原へと飛び出す。
霧で霞んだ湿原は奥行き感を狂わせ、あたかも尾瀬ヶ原のような広大な湿原に来たかと思わせる。
キツネ色のスゲやカヤツリグサ類の中に、ミズゴケの黄緑色が鮮やかだ。
秋雨の宮床湿原。冬同様、ほかには誰の気配も無い静かな空間。
湿原の池糖にはヒツジグサの小さな紅葉。惜しみながら湿原をあとにする。
湿原を抜けクリとナラの森に入ると、これまた素晴らしいカエデ類を中心とした紅葉が!
もみじの道ともみじの森。
秋の宮床湿原にも大満足。約2時間を掛けた紅葉散策を終え、登山口への帰路をたどる。
雨の中、宮床湿原の紅葉を堪能しました!秋の床入りもまたよろし…。
尾白山はまた来年にとっておきましょう。
この後、新そば&南郷トマト&温泉と、イイとこどりで南会津の秋を満喫したshishiさんと鶴さん。
電車とバスを乗り継いで遠くから来ていただき、ありがとうございました
冬もお待ちしておりま~す