今年もトマト準備の手を休め、パワーゾーンさんの「男鹿岳ピストン登頂」に、サブガイドとして行って来ました。
南会津と栃木県境にまたがる男鹿岳(オジカダケ、南会津ではオガタケと読む)は日本300名山のひとつ。夏道が無いのでこの残雪時期が登頂チャンスとなります。
栗生沢(クリュウザワ)の集落から林道を釜沢橋まで車で入り、そこから林道歩きが始まります。
今年は雪解けが10日ほど早く、藪が出てしまっているため、1,259mの県境まで林道を歩き山頂を目指しました。
それでも、首の皮一枚で繋がった状態の残雪を選び登行しましたが、幾度か藪歩きとなりました。
急登が始まると雪付きも良くなり、気温も低かったためアイゼン&ピッケル使用となります。
1,701mピークから、ようやく樹林の男鹿岳山頂が見えました。
ここからはアオモリトドマツのゆったりとした森歩きです。
やはり昨年に比べて断然雪が少ない。
山頂からは、東側に那須連峰がきれいに見渡せる。
この男鹿岳(地元呼びはオガタケ)は、実は旧田島町(現南会津町田島)の最高峰。七ヶ岳(1,636m)ではないんです。
この山域は、かつての栗生沢マタギの猟場だった。先日歩き回った山域よりも急峻なため、巻き狩りには適さずアナグマ狩り(穴熊狩り)が主流だったという。
さて、下山は同じルートを辿り、全員無事に下山!
全行程20km、総時間9時間10分の山行でした。
日本300名山、男鹿岳登頂を目指すならぜひパワーゾーンへ!