最近読んだお勧めの本を紹介。つり人社 高桑信一著「希望の里暮らし」です。
そう、先日山荘に招いていただいた高桑さんの本です。
夫婦や家族、親子など15組のそれぞれの里暮らしが紹介されています。里暮らしと言っても、都会を離れ農山村へ…、という単純な展開ではなく、そこには「希望の里暮らし」に至るまでの紆余曲折、人間ドラマが四季の景色の描写と共に活き活きと紹介されています。すっかり奥深い山村に住み着いた人もあれば、都会と山村を見事に行き来している人もある。
自分も安定収入路線から外れ、今まさに家族を抱え南会津でトマト農家、テレマークスキーヤーとして出発してしまった者として、今の不安な気持ちを少しでも払拭出来ればと思い読んでみました。そして、これからの生活がとても大変だけど、自分たちが選んだ道は間違っていないと確信しています。
あとがきで著者の高桑さんが、「田舎暮らしは親たちのエゴに過ぎないのだが、…その環境を与えた親たちは、すでに大きな仕事を成し遂げているのであり、子どもたちもまた、そうした親たちの決断と行動に感謝していいのである。」と書いているのを読んで、自分も救われる思いがしました。
お勧めの一冊です。