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生活保護世帯:「親の貧困、連鎖」9割超 子ども視点支援必要

2012-03-06 16:57:40 | Weblog

      生活保護世帯:「親の貧困、連鎖」9割超 

          子ども視点支援必要 

    ケースワーカー700人対象、県調査/神奈川  

生活保護世帯:「親の貧困、連鎖」9割超 子ども視点支援必要 
   ケースワーカー700人対象、県調査 /神奈川
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20120305ddlk14040102000c.html


 生活保護世帯の子どもの実態について、県が担当ケースワーカーに調査したところ、
9割以上が親の貧困がさまざまな悪影響を与える「貧困の連鎖」を実感していることが
分かった。進学や就職への支援を求める声が多く、県は調査結果を支援態勢づくりに反
映させる考えだ。ケースワーカーを対象とした大規模調査は全国初という。

 調査は来年度から試行する生活保護世帯の子ども自立支援プログラムの参考とするた
め、昨年7~11月にかけ、県内自治体のケースワーカー約700人を対象にアンケー
ト方式で実施した。

 それによると、「貧困の連鎖」を感じるとの回答は94%で、89・9%が連鎖を断
ち切るには「子どもに視点を当てた支援が必要」と回答した。

 県は10年度から所管する保健福祉事務所に子ども支援員を配置。生活保護世帯を担
当するケースワーカーと組む形で子どもの自立支援に力を入れてきた。だが、9事務所
のうち支援員を配置しているのは6カ所にとどまり、今回の調査でも「子ども支援と生
活保護の両方の知識を持った人材」を求める声が多かった。

 一方、同時に実施した約150の保育所や小中学校への調査では、生活保護や就学援
助を受ける家庭の児童・生徒数が「ここ数年で増えている」との回答が半数を超えた。
県生活援護課は「子ども支援へのニーズは高い。貧困の連鎖を断ち切るためにも、子ど
もが自立するまで要所要所で支える態勢づくりに取り組みたい」としている。【北川仁士】