2010年9月度 いっちょー会(定例被害者交流会)開催報告
1,開催日時 2010年9月11日(土) 午後12:00~15:00
2,会 場 大阪国労会館(B1:会議室)
3,参加人数 28名 (うち新規 2名)
田 中 司法書士 : 阪 田 司法書士
東海大教授
4,進行次第
司 会 : N 運営委員
開会挨拶 : O 運営委員・(いちょうの会代表幹事)
自由懇談 : (テーブル毎に委員が入って相談・雑談)
参加者自己紹介 ・ 近況報告
5,体験談・感想・ご意見その他(抜粋)
* いちょうの会をみんなに知ってもらうたいので、パンフレットを配布してい
る。(Kさん)
* いちょうの会に来て3ヵ月になる。ヤミ金もあり大変だった。今まではお金
借りての生活だったが、これからはきっちとした生活をするためにがん
ばっています。
* いちょうの会の活動に参加して6年ほど経つ。これまで色んな出来事が
あった。お答えできることはしますので、なんでも相談してください。
(田中司法書士)
* 最近来れなかったが、久しぶりに来たらみんな元気で安心。
いっちょー会の名付け親です。(阪田司法書士)
* パチンコ、ギャンブルで借金、職も辞めた。アルバイトも決まり、頑張った
行きたい。(20代男性)
* 借金は時効でなくなった。今は親の介護で大変です。(Mさん)
* 長い間かかりましたが、やっと終わりました。全員から拍手!!!
(Nさん)
* 橋下知事の特区の話はいささか乱暴な話だ。実態を全く分かっていな
い。お金を借りるリピーターをどうやってなくすのかを研究している。
いっちょー会のようなやり方でアドバイスをしあえたり、カウンセリングを
することが大切だと考えている。(東海大教授)
* 先月はじめて先生のところへ行った。クレジットカードすべて渡した。手元
にお金がないと相談したら、法テラスを利用するとのこと。大変助かって
います。(初60代男性)
* いちょうの会に来て1年。贅沢な暮らしはしてこなかったが、持病で薬代
がかさみ借金。いちょうの会のおかげで生活をしていけるようになった。
(30代女性)
* ヤミ金から借りてしまい、一気に膨れ上がってしまった。ついこの前まで
は、食事もできないくらい悩み、自殺も考えた。同僚に思い切って相談
したら、いちょうの会を教えてもらった。(初40代男性)
* 7月にお世話になった。自分の残高を知るのが怖くて、知ろうとしなかっ
たが、だんだん現実を見れるようになって、受け止められるようにまった
(初40代男性)
以 上
” 自 殺 も 考 え た ”
法改正前は、罰則を定めた出資法違反すれすれの29・2%という高金利が、
業界で常態化し、ヤミ金被害を誘発していました。ヤミ金は、サラ金への返済
に苦しむ人を狙い、多重債務に陥れて、当人の家族や友人から現金を集めさ
せています。
ヤミ金の被害にあった豊中市の男性Aさん(25)は、「金利は10日間で元金
の2~3割。返済に困るとタイミングよく別の業者から電話がかかってきた」と
話します。
社会人になった18歳から約7年間、給与の振り込まれる銀行口座を、ヤミ金
業者に抑えられていました。
サラ金に手を出したのは母親。Aさんが小学生の時、ガス配管工の父親が、
けがをしたため収入が不安定に。母親は自身のパート収入に加え、大手サラ
金業者から30万円を借りて生活費に当てました。
年20%を超える金利で、返済に困るとヤミ金から融資を持ちかけられ、数年
で42社から、借金は総額300万円にまで膨らみました。
一度は親戚に頼り返済したものの、業者は「まだ元本が残っている」と、母親
の職場に嫌がらせの電話を何度もかけました。
Aさんは今春、大阪いちょうの会に相談して解決。「自殺も考えた」と言うAさん
借金が理由の自殺は年間7~8千人と言われています。 以 上