いっちょー会

被害者の、被害者による、被害者のための交流会

2010年9月度 いっちょー会(定例被害者交流会)開催報告

2010-09-24 14:13:47 | Weblog

 2010年9月度 いっちょー会(定例被害者交流会)開催報告 

 1,開催日時  2010年9月11日(土) 午後12:00~15:00

 2,会   場  大阪国労会館(B1:会議室)

 3,参加人数  28名 (うち新規 2名)
                田 中 司法書士 : 阪 田 司法書士
                東海大教授
 4,進行次第  
           司   会 : N 運営委員
           開会挨拶 : O 運営委員・(いちょうの会代表幹事)
           自由懇談 : (テーブル毎に委員が入って相談・雑談)
           参加者自己紹介 ・ 近況報告

 5,体験談・感想・ご意見その他(抜粋)
     * いちょうの会をみんなに知ってもらうたいので、パンフレットを配布してい
       る。(Kさん)
     * いちょうの会に来て3ヵ月になる。ヤミ金もあり大変だった。今まではお金
       借りての生活だったが、これからはきっちとした生活をするためにがん 
       ばっています。
     * いちょうの会の活動に参加して6年ほど経つ。これまで色んな出来事が
       あった。お答えできることはしますので、なんでも相談してください。
       (田中司法書士)
     * 最近来れなかったが、久しぶりに来たらみんな元気で安心。
       いっちょー会の名付け親です。(阪田司法書士)
     * パチンコ、ギャンブルで借金、職も辞めた。アルバイトも決まり、頑張った
       行きたい。(20代男性)
     * 借金は時効でなくなった。今は親の介護で大変です。(Mさん)
     * 長い間かかりましたが、やっと終わりました。全員から拍手!!!
       (Nさん)
     * 橋下知事の特区の話はいささか乱暴な話だ。実態を全く分かっていな  
       い。お金を借りるリピーターをどうやってなくすのかを研究している。
       いっちょー会のようなやり方でアドバイスをしあえたり、カウンセリングを
       することが大切だと考えている。(東海大教授) 
     * 先月はじめて先生のところへ行った。クレジットカードすべて渡した。手元
       にお金がないと相談したら、法テラスを利用するとのこと。大変助かって
       います。(初60代男性)
     * いちょうの会に来て1年。贅沢な暮らしはしてこなかったが、持病で薬代
       がかさみ借金。いちょうの会のおかげで生活をしていけるようになった。
       (30代女性)
     * ヤミ金から借りてしまい、一気に膨れ上がってしまった。ついこの前まで
       は、食事もできないくらい悩み、自殺も考えた。同僚に思い切って相談
       したら、いちょうの会を教えてもらった。(初40代男性)
     * 7月にお世話になった。自分の残高を知るのが怖くて、知ろうとしなかっ
       たが、だんだん現実を見れるようになって、受け止められるようにまった
       (初40代男性)
                                          以 上                                        

               ” 自 殺 も 考 え た ”  

   法改正前は、罰則を定めた出資法違反すれすれの29・2%という高金利が、
   業界で常態化し、ヤミ金被害を誘発していました。ヤミ金は、サラ金への返済
   に苦しむ人を狙い、多重債務に陥れて、当人の家族や友人から現金を集めさ
   せています。

   ヤミ金の被害にあった豊中市の男性Aさん(25)は、「金利は10日間で元金
   の2~3割。返済に困るとタイミングよく別の業者から電話がかかってきた」と
   話します。

   社会人になった18歳から約7年間、給与の振り込まれる銀行口座を、ヤミ金
   業者に抑えられていました。

   サラ金に手を出したのは母親。Aさんが小学生の時、ガス配管工の父親が、
   けがをしたため収入が不安定に。母親は自身のパート収入に加え、大手サラ
   金業者から30万円を借りて生活費に当てました。

   年20%を超える金利で、返済に困るとヤミ金から融資を持ちかけられ、数年
   で42社から、借金は総額300万円にまで膨らみました。

   一度は親戚に頼り返済したものの、業者は「まだ元本が残っている」と、母親
   の職場に嫌がらせの電話を何度もかけました。

   Aさんは今春、大阪いちょうの会に相談して解決。「自殺も考えた」と言うAさん
   借金が理由の自殺は年間7~8千人と言われています。     以   上