いっちょー会

被害者の、被害者による、被害者のための交流会

被害者の、被害者による、被害者のための交流会

2009-07-20 18:58:44 | Weblog

 2009年7月度 いっちょー会(定例被害者交流会)開催報告 
                           運営委員 T.U(いちょうの会幹事)

 1,開催日時 2009年7月11日(土) 午後12時~3時
 2,会   場 国労大阪会館 B1F 会議室
 3,参加者数 28名 (内 初参加者 1名)
 4,進行次第

   〇開会挨拶・運営委員代表挨拶 
   〇司法書士挨拶
      田中太典先生、西川智史先生、伊東弘嗣先生
   〇自由懇談(テーブル毎に委員が入って相談・雑談)
   〇参加者自己紹介・近況報告
   〇事務局・運営委員からのお知らせ
     (第23回近畿クレジット・サラ金被害者交流会のご案内・多重債務者
      全国実態調査のご協力のお願い・他)
   〇閉会挨拶 Y,F総括責任者
    <オブザーバ:田中祥晃相談役>

 5,体験談、感想、ご意見その他(抜粋)
   <体験談やあいさつの中から~今回目立った意見(抜粋)>
   ①70代女性Tさんのお話(H4入会、会員暦17年)
    昨年一年間苦しい時期があった。股関節の手術の為、今年3/3入院し、
    6/20退院しました。100日間入院生活を送り楽しく過ごせました。
    3/5右手術し2週間程調子良かったが、左が、骨が擦れ合うような音がし
    機能しなくなった。車椅子に逆戻り大変落ち込みとても悲しい思いをした。
    そして5/7左股関節手術をした。順調にいき2週間後に杖を使えるように
    なった。手術時に立ち会ってもらい励まして頂いたいっちょー会会員の
    Oさんに心から感謝しています。「有難うございます。」100日間入院生活
    をしてると、人々の生活心情等出てくるのがよく解った。先生のの言われる
    事をする事も大切だが、私は、自分がどういうふうに治るのかイメージし
    自分に言い聞かせ強い信念を持ち何事にも一生懸命励みました。
    筋肉が衰えないよう辛いリハビリにも頑張れた。今いろんな事に、出会えて
    とても嬉しい。手術前の元気な姿に戻れた。今後体の続く限りいっちょー会
    に、ご奉仕しお役に立ちたいと思ってます。、

   ②いちょうに会田中相談役のお話
    被害者の会の歴史は、大阪がS52/11一番早く尼崎で発足した。
    グレーゾーンを、法律で無くすのに29年間かかった。弁護士、司法書士、
    被害者の方と一緒に活動し法律が出来ました。今まで借りた者が悪い、
    1人で悩んで払ってきた。そして人間らしい生き方を奪ってきた事がおか
    しいヤミ金は、ライフワークをも奪ってしまう。
    加害者に立ち向かう。定例会、交流会で、被害体験など話をする。
    皆仲間だから何でも話せる。弁護士や司法書士に話すのと違う。皆同じ
    悩みや苦しみや痛みを解ってる。ここまで追い詰めるのは許せない。
    これが、加害者や裁判所と闘う源になってる。被害を受けた皆様が主人公
    になって被害を受けた人を誘って来て下さい。先日西成区の釜が崎へ
    行きました。18人集まっていました。被害相談を受けて解決してきました。
    この地で住んでる人達は、80~90%他の地から集まってます。
    健康保険や住民票等を動かすとサラ金業者から取立が来る。集まった人
    の中に支払いの明細書を持ってきた人があった。よく見るとH12年で
    時効になっていた。大変喜ばれ毎月相談会を開いて欲しいと言われた。
    被害者の野掘り起こしの為、寄付を申し出た人もあった。また、先日の
    ニュースでサラ金問題がからんでたガソリンを撒いて大勢の死傷者がでた
    悲しい事件があった。そんな被害者をどう掘り起こすかが課題だ。
    皆さん困った人があればこの会に早く連れてきて欲しい。

  <その他のお話>

   *借金で自殺も考えていた。いちょうの会で救われた。会に恩返しのため
    活動している。(40代男性)
   *3件中2件が和解した。後1件は、来月和解の予定だ。会のお陰だ。(男性)
   *サラ金でどん底を見た。サラ金は、許せない。(20代男性)
   *1人で悩まずに相談したら早く解決する。この会にくると必ず解決する。
   *買い物依存症で借金した。早く解決をしていきたい。(50代女性)
   *1年経過、借金問題は解決した。今は、健康に注意して会のお役に立ちたい。
   *人間の基本は、アホでやさいいと教わった。やさしさを身に付けたい。(女性)
   *4回目の参加です。この会に参加するのを生き甲斐になりました。会の
    皆さんの元気な顔に合えるのを楽しみにしてます。今、整理中ですが、ある
    サラ金業者から毎月1万振り込まれるようになった。これからは、嫁と一緒に
    2人で笑って生活していきたい。会のお陰です。これからも1人でも多く救って
    いきたい。(50代男性)

 6,特記事項 多重債務者全国実態調査ご協力のお願い
   (多重債務研究会、東海大学法科大学院教授 手塚宣夫氏)
   (多重債務被害者数名と個別面談調査)

 7,その他 <感想・意見>
  *本日は、参加人数が28名と少なかった。6月は、35名参加で比較すれば
   7名減であったが、よく分析をするとリピーター参加は、同じ27名で前月と
   同じであった。新規会員参加が6月は、8名(7月1名)であり7人減ってました。
   これは、今月に限って新規会員の方に7/19近畿クレサラ被害者交流集会
   参加案内を優先している関係上、そちらに参加される方もあり、一過性で
   あると判断し問題ないと思われます。只、毎月オブザーバーとして司法書士
   の先生方が参加頂いておりますが7月は3名と通常と比べ少ない状況です。
   多くのご参加をお願いいたします。

 8,今後のスケジュール

    8月 8日(土)  8月度 定例被害者交流会

    9月12日(土)  9月度 定例被害者交流会
               ( 12時~ 国労大阪会館 B1階会議室)
                                        以 上