いっちょー会

被害者の、被害者による、被害者のための交流会

被害者の、被害者による、被害者のための交流会

2007-05-15 14:12:18 | Weblog

2007年5月度 被害者交流会(いっちょー会)開催
                                                           いっちょー会運営委員


  開催日時 2007年5月12日(土)午後1時30分~4時
   会   場 国労大阪会館 B1F 会議室
    

今回のいっちょー会は、35名の参加となりました。 今回は初参加者と2回以上の参加者が半数ずつということで、緊張と不安に包まれた顔、整理の方向が決まり
安心して参加されている様子の顔、既に常連となって、私たち運営委員となんら
変わらない表情をしていらっしゃる顔など。

状況はさまざまでしょうが、被害者の皆様が、回を重ねるごとに、不安が徐々に解消され、明るさに満ちた顔で参加されている姿を見ると、早期の債務整理の必要性、そしてこの交流会の意義を感じ、身が引き締まる思いがいたします。

今回は、特に被害者の皆さんのさまざまな事情や、今後の再生へ向けた意気込み、
そして今後の生活に対する不安など、色々な意見を、今迄以上に多く伺うことが
できました。 自己紹介、自由懇談の時間が、例月以上に盛り上がりましたのも、
参加者の皆様が、積極的な姿勢でこの会に参加いただけた賜物であると感謝
申し上げます。

今回も、司法書士の先生がお見えになりました。私たちが行き届かない
相談事を中心に、積極的に話し合いの輪に加わってくださり、感謝申し上げます。
「被害者主体の交流会」とはいいつつも、特に初めての参加者にとっては、
司法書士・弁護士の参加は心強く感じます。今後の協力会員の先生方の出席を
お願いできれば、と思います。

今回から、「生活再建のお話」を自由懇談に取り入れることを企画いたしました。
以前から、この会を通じて、参加者の皆様に「真の生活再建」を果たしていただく
べく、何か有意義な企画はないものか、と思っておりました。そこで、「生活再建」
の一助となる「家計管理」にスポットを当て、以下の3項目を実施いたしました。

 1) 「いちょうの会」会員の心得十か条の紹介
    ・ 会員の心得は、「常に会員証を携帯しておく」こと、「内容を理解する」
      こと、そして「内容を行動レベルに移す」ことの重要性を訴えました。

 2) 家計簿・小遣い帳の活用事例紹介
    ・ 十か条の9番目「健全な金銭感覚を身につけるために【家計簿】・
      【小遣い帳】をつける」ことの重要性と、活用事例を紹介しました。
      特に、「レシートを残す」「レシートがなければメモをする」「その日のうちに
      計算する」ことが重要であると紹介しました。

 3) 参加者家計簿のプレゼント
    ・ 100円ショップで販売している家計簿を、会費から購入し、提供しました。
      集計が難しければ、日々の金銭の動きだけでも記入することをお勧め
      しました。 (家計簿は、今後も初参加者への記念品として継続)

今回の企画は、「いっちょー会」が「被害者のための交流会」として、被害者自身
で企画し、行動するための、第一歩となったものと思います。 しかし、新年度から
新たな運営体制でスタートし、運営委員それぞれが、まだまだ未熟で、多忙な中
でやりくりしているため、いつも今回のような形で運営できるがどうかは、未知数
です。 しかし、運営委員は、限られた条件(会場・時間・予算など)の中で、被害者
にとって有意義な会にいかにできるかを常に考えつつ、今後も努力してまいります。

次回の「いっちょー会」は、6月9日(土)、国労大阪会館で実施いたします。
「いちょうの会」会員の多数のご参加をお待ち申し上げております。

         (今後のいっちょー会スケジュール)
  6月 9日(土) 6月度定例交流会 : 7月 7日(土) 7月度定例交流会
  8月 4日(土) 8月度定例交流会 : 9月 8日(土) 9月度定例交流会
 10月13日(土)10月度定例交流会 :11月10日(土)10月度定例交流会
                                 以 上