北京政府は反日デモで被害を受ける日本人の生命、身体、財産を守ろうとはしていない。日本人は早期帰国を。

2012年09月16日 01時15分20秒 | 政治
◆こんな非常事態に、野田佳彦首相と玄葉光一郎外相は、一体何をぼやぼやしているのか。中国各地では、反日デモが勃発して、多くの日本人がケガを負わされたり、日本企業が襲撃されて操業を妨害されて、「日本人は中国から出て行け」などと罵倒されたりしているにもかかわらず、日本人駐在員に、退避勧告や退避命令を発令すらしていない。多数の死傷者が出たらどうするのか。
 西宮伸一中国大使には、気の毒だが、後任人事が遅すぎる。中国が大騒乱に陥りそうなのに、何をモタモタしているのか。中国人民解放軍が、日本の固有の領土である尖閣諸島への上陸作戦の演習を行い、中国の漁船が大挙して尖閣諸島海域に向けて出港する動きを示しているのに対して、中国外交の最前線大使が不在では話にならない。野田佳彦首相と玄葉光一郎外相が、いかに外交オンチとはいえ、代表選挙にうつつを抜かしている余裕はないはずだ。
 読売新聞YOMIURI ONLINEが9月15日午後6時59。分、「倒れた西宮中国大使交代へ…日中緊迫で不在回避」という見出しをつけて、次のように配信した。
 「政府は体調不良で入院中の西宮伸一中国大使(60)について、早期の着任は困難と見て、外務省OBなどから早急に後任を選ぶ方針を固めた。西宮氏は、丹羽宇一郎氏(73)の後任として11日付で中国大使に任命され、10月に着任予定だったが、今月13日に自宅近くの路上で倒れ、病院に運ばれた。同省は『回復を見守りたい』としてきたが、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化を巡り中国で反日デモが激化するなど、日中関係が緊迫している局面に、事実上の『大使不在』の状態は避けるべきだと判断した」
 この記事の調子からみても、野田佳彦首相と玄葉光一郎外相が、いかに緊張感を持って仕事をしていないかが、よく伝わってくる。
◆中国では、堀之内秀久駐中国公使が、不在の大使になり代わって、必死でがんばっている。その様子は、ニュースだけでも手に取るように伝わってくる。
時事通信社jijicomが9月15日午後10時26分、「反日デモ暴徒化「大変遺憾」=放火・不法侵入受け中国側に-日本公使」という見出しで、以下のように配信している。
 「【北京時事】堀之内秀久駐中国公使は15日夜、中国各地で発生した反日デモが暴徒化したことを受け、中国外務省の羅照輝アジア局長に対して「大変遺憾だ」と伝えた。特に山東省青島で日系企業への放火や不法侵入、売り場や生産ラインに対する破壊・略奪行為が発生したことを挙げ、在留邦人と日系企業に被害が出ないよう要請した。デモ隊が北京の日本大使館に対して投石など過激なデモ行為を続けたことを指摘し、大使館などの安全確保を要請。さらに大使館へのデモの際に卵を投げられるなどして国旗の損壊や汚染があったとして遺憾の意を表明し、再発防止を要請した。中国では16日や、満州事変の発端となった柳条湖事件の記念日を迎える18日に向け反日デモの拡大が懸念されている。 これに対して羅局長は、現在の状況について中国側としても十分に認識していると説明。『』『中国政府としても国民に理性的な行動を強く働き掛けている』と弁明し、在留邦人と日系企業の安全については法律に基づき保護すると約束した」
 しかし、今回の反日デモで対して、北京政府が真剣になって、日本人の生命、身体の安全や財産を守ろうとしている気配はなさそうである。どうも日本人被害者に対して、見て見ぬフリをしている場面が多いのではないか。野田佳彦首相と玄葉光一郎外相は、一刻も早く、中国にいる日本人に帰国命令を発すべきだ。

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