一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

803  黄落のじゅうたんめくる竹ぼうき  洋子

2012年12月25日 | 

  この句を、全て漢字にすると、「黄落の絨緞捲る竹箒」となる。視覚的に全然感じが違うのが良く分かるだろう。

 銀杏などの黄葉する木々の落葉が、絨緞のように敷き詰められているのは美しいものだが、箒で掃くとなると結構大変だ。実際毎日やっているからこそ「めくる」という言葉が出て来たのであろう。

  特に、雨が降ってしまうと、地面に張り付くから、尚更「捲る」が相応しくなる。更に落葉が多くなると、竹箒では間に合わず、熊手の出番となる。つまり、落葉掃きではなく、落葉掻きとなる。

ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅)ロウバイロウバイ属 の落葉低木

 

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