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ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

祇園祭〝山鉾巡行〟

2025年07月29日 | 俳句

 今日も夏の高気圧に覆われ雲一つもなく、九州北部から関東方面まで強い日差しが照りつけて危険な暑さが続くようです。最高気温も35度超えは当たり前。せめて夕立でも来て、夜でも涼しくなってくれると有難いのですが。もう幾日も一滴の水に会わない…ああ、雨がほしい!なんともはかない望みです。

 京都から帰っても休む暇なく忙しかったからかしら、23日頃から突然頭痛と寒気がして、熱を測ってみると38度5分まで上がっていました。道理で体の節々…特に京都で酷使した膝の痛いこと、痛いこと!

 だって16日の宵山は16000歩、17日の山鉾巡行の日は大雨でしたが、それでも12000歩近く歩いているんですよ。おまけに金曜日は教室で3時間立ちっぱなし、土曜日は朝からきらら俳句教室と午後の宇部馬酔木句会へ…息つく暇がなかったんです。

 でも、熱とだるさと食欲不振以外、喉や咳などの風邪やコロナの症状がないので、やっぱりこの暑さでの過労からかもと…病院へは行かず3日ほどの解熱剤で治りました。が、今度はあまり食べていないので体力がなく…。やっと今週からラジオ体操にも復帰できました。というわけで、続きが遅くなってしまい、すみませんでした。

 では、祇園祭の最大のイベント「山鉾巡行」の巻きですよ。

 あいにく当日は朝から天気予報通りの雨。でもまだ宿を出た頃はそれほど酷くはなさそうだったので淡い期待を持ったのですが、徐々に強くなるばかりでした。巡行は9時からスタート。私たちの観覧席は10時30分頃通過する予定でしたので、それまでは地下街で雨宿りして過ごそうと休憩していると…例の〝コンチキチン〟というお囃子の音がここまで聞こえてくるんです。気が急くものの観覧席では傘が差せないというので、合羽を買おうとコンビニへ…でも既に売り切れ。運よく100均にわずかに残っていたのを買って慌てて地上へ出ました。

 もう何もかもびしょ濡れになるのは覚悟して、合羽を着て椅子に座ると…あッ、見えました。先頭の「長刀(なぎなた)鉾」が…。さすがに高さがスゴイ!この大雨をものともせずに…やはり〝百聞は一見に如かず〟ですね。

 ところで、もう二度とは見ることもないかと思って、特別観覧席(13500円)を買ってもらっていたのですが、その席の名称がなんと「そよかぜ席」。普通ならこの暑さですもの、熱中症にならないようにと配慮された席で、席の後ろには扇風機がずらりと並んでいるのです。なのにこの土砂降りの雨…そよかぜなんかより雨除けのテントが欲しかったですね。大枚をはたいたんだからてっきりテントはあるものと思っていたんですけど…自由席の人達は傘さして見てましたね。クヤシイ!

 この長刀鉾は、鉾頭に大長刀をつけているのでこの名で呼ばれています。他の山鉾はくじとりで順番が決まりますが、この鉾だけは古来より「くじとらず」で毎年必ず巡行の先頭に立ちます。生(いき)稚児が乗るのも今ではこの鉾だけです。高さ25m、重さ12トン、囃し方など鉾に乗っている人が40から50人、直径2m前後の車輪を綱で曳く人が、これも40人から50人という。一つの鉾はそれぐらいなんですが、曳山(ひきやま)になるとその半分以下になります。ですが、それでもそれらが合わせて23基も続いてくるのですから、それはそれは壮大ですよね。もちろん昨夜の宵山で見学した「月鉾」も来ました。

 それでは、②占出山(うらでやま)③霰(あられ)天神山④山伏山⑤函谷鉾(かんこぼこ)⑥油天神山⑦綾傘鉾(あやがさほこ)⑧蟷螂山(とうろうやま)⑨菊水鉾⑩保昌山(ほうしょうやま)⑪伯牙山(はくがやま)⑫白楽天山⑬月鉾⑭木賊山(とくさやま)⑮四条傘鉾⑯太子山⑰鶏鉾(にわとりほこ)⑱芦刈山⑲郭巨山(かっきょやま)⑳孟宗山㉑放下鉾(ほうかほこ)㉒岩戸山の順です。が、何が何やら分からずに来る順に撮りましたし、山は上の飾り物がどれも似ていて、おまけにビニールが被せてあったりで、本番の良さが出ていなかったのでしょう。惜しいこと。鉾はどれも高さがありますし、人数も多いのでみな見ごたえがありますが、これも晴天だったらもっと凄かったんでしょうけどね。残念です。

 最後は、雨のためか予定より1時間ほど遅れていましたが、13時過ぎに「船鉾」が来ました。

 雨の中無事に最期の船鉾を見送って、私たちはやっとお昼を食べに出かけ、ホッと一息ついてのんびりです。それから預けていた荷物を取りに寄り、地下鉄で京都駅まで行って、そこで解散しました。

 ちなみに、宵山では月鉾の「厄除け粽」を買いました。昔から祇園祭では粽を厄除けのお守りとして、家や店舗の玄関の軒下に飾るのだそうです。 その由来は、大昔、 素戔嗚尊 すさのおのみこと が旅で一夜の宿を求めた際、貧しいながらも手厚くもてなしてくれた 蘇民将来(そみんしょうらい)へのお礼として、末代まで厄災から護ることを約束し、茅の輪を腰に付けさせたことがはじまりと言われています。この謂れは夏越の祓の「茅の輪」と同じですね。

 ああ、本当に疲れました。でも念願が叶って気分は上々と…みれば、この日は雨のため新幹線が軒並み遅れていて、予定より1時間遅い帰宅になり、我が家に付いた途端にバタンキューでした。

 雨は新山口駅に着く頃にはやみ…というより宇部ではたいした雨ではなかったとか…クヤシイ!

 それでは最後まで下手な写真をたくさん見ていただき、心から感謝です。有難うございました。皆様お疲れさまでした。

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やっと長年の念願が叶いました!

2025年07月21日 | 俳句

 昨日は参院選の選挙でしたね。朝のうちに家族3人揃って会場の小学校へ歩いて行き、投票してきました。いつもは2人だけですが、今回は珍しいことに息子が一緒に行くという…やっぱり若い人の関心が高くなっているというのは本当かも。

 今日も朝から全くの快晴で、まさに国民の祝日の一つ「海の日」らしい日でした。歳時記を見てみましたら、〝七月第三月曜日。海洋、貿易などに関する知識の啓発普及のための記念日〟と。しかし、この祝日は、明治9年(1876)明治天皇が東北巡幸の帰途、当時の優秀船明治丸に乗って横浜に帰られた7月20日を記念して、昭和16年(1941)に制定された「海の記念日」だったのを、平成8年(1996)から国民の祝日「海の日」としたもの。それが平成15年からは現在の日になったのです。

 やはり最近の新しい季語だからか、ホトトギス俳句季題便覧には載っていませんでしたね。例句を探していると、馬酔木の林翔先生の〈海の日病む昨日の海を憶ひつつ〉という句が見つかって…、いつごろ詠まれたのかしら?と懐かしかったです。

 今日はこの話が目的ではなくて、タイトルにあるように長年念願だったことが、今年は二つも叶ったということを書くつもりなんですからね。その一つは北海道の「利尻・礼文島」へ行くこと、もう一つは京都の「祇園祭」を観ることです。北海道へは今までに何度も行って、殆ど見て回っているのですが、この島だけは縁がなくて遠くから眺めるだけでした。祇園祭の方は何度か行くチャンスはあったものの、日程などが合わずに断念していました。だってどうせ行くなら祭の最大のイベント〝山鉾巡行〟の日に行かなくては…でしょう。それが今年は実現したんですよ。

 どちらも記念に書き残しておかなくてはと思いながら…北海道は6月15日~18日(水)の4日間のツアーですから、書き出すと長くなります。それでまだ歩き回った足の痛みが残っているうちに、忘れないように祇園祭のことから書きましょう。

 もちろん祇園祭に関するものはみな夏の季語ですよ。これは八坂神社の祭礼で、貞観11年(869)に、神の祟りとされる悪疫が流行した際、その勘気鎮めに疫病退散を祈願して、長さ6mほどの矛を、当時の国の数にちなみ66本立て、牛頭天王を祀ったのが始まりと言われています。

 この祇園祭は1150年以上続いていて、大阪の天神祭・東京の神田祭とともに日本三大祭にあげられています。その歴史の長いことと、祭事がほとんど1か月にわたってくりひろげられるという大規模なものであるということでひろく知られ、その山鉾行事は、昭和54年(1979)、国の重要無形民俗文化財に指定されたほか、平成21年(2009)には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されました。

 その祭のメインの「山鉾(やまほこ)巡行」は、17日の前祭(さきまつり)と24日の後祭(あとまつり)にあり、それぞれ前祭に23基、後祭には11基の山鉾が巡行します。私は京都の友人、福岡の知人、その知人の京都にいるお嬢さんと計4人で、その宵山から前祭を見物しようと計画を立てたのです。

 祭の前日を宵山と言い、本番とはまた違った催しや楽しみ方があって、とても賑わうようです。その一つとして、一部の山鉾では一般の観光客が上がる(乗る)ことができるんだそうです。この日の午後は雨が降ったのですが、私たちが出かける夕方にはちょうどいい具合に雨も上がりラッキー!

 知人が知り合いの方から「月鉾」の搭乗券を頂いていましたので、私たちは会所と呼ばれる建物の2Fから、鉾に繋がる渡り廊下を渡って月鉾に乗ることができました。その会所の2Fには鉾を彩る豪華絢爛な懸装品が飾られていて、それらを間近で見られるのはこの期間のみだということですので、これもラッキー!でした。また、この鉾の上から京都の街を眺めるなんていうのも普通ではできない特別な体験でした。

 ではその豪華絢爛な懸装品の様子を写真でどうぞ…

ここからの写真は鉾の上からのものです。

降りて鉾を下から見上げると…高いですよ!

 ところで、この時期京都のお店にはあちらこちら〝檜扇(ひおうぎ)〟が活けてありました。それは、古代、檜扇が悪霊退散に用いられたことから、怨霊の怒りを鎮めるために始められた祇園祭には“祭花”として檜扇が欠かせないものとされてきたからだそうです。

 月鉾を下りてから他の鉾を観たりして、ぶらぶらと街中を通り、予約している食事処へ行きました。どこも人があふれています。さすがは京都ですね。宇部のような田舎とは大違い…当たり前か!(笑)

 それでは長くなりましたので、次の日の「山鉾巡行」の写真と記事は次にまわします。よろしく!

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この猛暑の中を…吟行会?ナント物好きな…

2025年07月07日 | 俳句

 こちらではもう幾日も雨が降りませんが、皆様のところはいかがですか?気温も毎日32度~33度と、最低気温でも27度前後なんです。だから一日中クーラーが唸りっぱなし!日本中がみんなそうなのかも…

 我が家の猫たちもエアコンの効いた部屋で一日中ゴロゴロして、くたばっています。まだ7月に入ったばかりというのに、この暑さでは8月はどうなるんでしょうか。

 ところがこんなうだるような猛暑の7月4日(金)、朝から恒例の吟行会へ出かけたんですよ。〝物好き〟でしょう!

 行き先は…かつて2004年(平成16年)の「平成の大合併」で宇部市となり、市の最高峰となった、標高459mの吉部の〝荒滝山〟…もちろん、その山には登りませんよ。山裾にあるという〝荒滝の滝〟を見に行ったんです。

 先ずその途中近くにある〝耳観音〟へ寄ってから行きました。吉部方面へは今まで何度も吟行に来ていましたが、この二か所はまだ行ったことがなかったんです。

 この耳観音は、昔から耳の病に罹った人々が人間の耳に似た石に耳を当てたり、穴のある石を奉納し、この観音様に祈願すれば、耳の病がなおるという言い伝えがあって、各地から参詣者があるのだと言われているところです。

 耳観音への登り口には、竹の杖と下の写真のような石の入っている籠が置いてありました。私も耳が悪いので来る途中穴の開いた石を探してみたんですが、なかなかないんですよね。ああ、それでこの石が置いてあってそれを貰ってお参りするのだろうと思い、一つ頂いて行きました。この暑さですからフーフー言いながら坂を上っていくと、観音様のおられる山陰に入り急にひんやりとして涼しい風も吹いてきました。ありがたいこと!杖を頼りにやっとのことで辿り着くと、石の祠があり…早速石を供えて拝みました。これで少しは聞こえがよくなるかも…なんてそんな虫のいいことを!でも〝信ずるものは救われる〟…かもしれませんよね。

 さて、今度は今回の吟行の本命、〝荒滝の滝〟へ出発です。私と主人は先日下見に来ましたので、大体の様子は分かっているのですが…結構な山歩きなんですよ。荒滝川に沿って、だんだん奥へ入っていくと、途中に猪の害を防ぐための柵があります。それを越え渓流沿いに上っていくと、今度は鬱蒼とした杉林の中を…。やがて道もだんだんと狭くなり丸木橋や崖に沿った狭い岩道を…もうこれ以上は近づけないという所まで来ると、やっと滝が見えてくるんです。初めて来たときはやっぱり…感激!しましたね。

 途中にはケルンのように石の積んであるところがあって…昔はたくさんの人が来ていたのかも…と思いました。

 この荒滝の滝は、荒滝山のふもとにあり、巨大な岩の重なりから流れ落ちる滝で、「めおと滝」ともいわれています。〝うっそうとした樹々に覆われ、流れる水は夏でもひんやりと冷たく、四季折々の風情をもつ景勝の地。荒滝山登山の疲れを、ひととき癒すにふさわしい憩いの場所でもある〟…とは、パンフレットの文句。

 しかし、油断は禁物なんですよ!11時になったのでそろそろ帰ろうと、一足先に出発した女性軍4人が猪垣の入り口に到着。そこで渓流に手を洗ったり、タオルを濡らして首を冷やしたりと…涼みながら後続の男性軍3人を待っていました。ところがいくら待っても男性軍が戻ってこないんです。これはもしかしたら渓流に落ちたりしたのでは…などとよからぬことが浮かんできたりして不安になってきました。だって余りにも時間が掛かり過ぎですもの。帰りは通った道を戻ればいいのだし、主人は前回も来て歩いてるんだし…。そういえばあの時苔の生えている石を、〝ここ濡れてるから滑るわよ!〟と教えたのに、見事にすってんころりと…。後で聞けばやっぱり今度はSさんが転んだらしくて…でも、遅くなったのはそれが原因じゃなかったんですよ。間違って行きに通っていない山道の方へ進み、もとの出口が分からなくなってウロウロしていたんだそうな。そこに、探しに行った女性軍の声が下から聞こえてきて…それでやっと合流できたんですって。まあ無事だったからよかったものの、とんだハプニングでした。

 私は山の怖さをイヤというほど知っていますし、遭難しかかった人の話も聞いたことがあります。標識も何もない山はどこも似たような所ばかりで、迷い込んでしまうと自分がどっちから来たのかさえ分からなくなります。それで同じ道を何度も行ったり来たりして…これが夜になってしまったりすると、まさに遭難ですよ。どんなに低い山でも軽く考えてはいけません。まして足を滑らせるような渓流の崖路などは気を付けないといけません。決して単独行をしないこと。二人でも…助けようとして二人ともということもありますからね。

 そうそう、今はこういう時こその携帯でしょ!と言われそう。もちろんすぐに掛けましたよ。すると〝電源が入っていないか電波の届かないところにいて…〟なんです。もうこうなったらお手上げでしょう。更には探しに行った人まで遭難して帰ってこなかったり…などと考えると、恐ろしい!

 まあ、どうにか車のところまで戻って一件落着と…思いきや、転んだ時Sさんが後頭を打ったというので、念のために病院へ行った方がいいだろうということですぐに帰られました。しかし、残りの6人は予定通り吉部のふれあいセンターで句会をして、無事5時までには終わって解散しました。

 帰宅してからすぐにSさんに連絡してみると、病院では今のところ異常がないから様子を見ましょうと言われたと。ああよかった!ホッとしましたが、やっぱり方向音痴の主人に任せたのは私のミスでした。今度からは…と、良い教訓になりましたよ。

 というわけで、やっぱり〝物好き〟としかいいようのない私たちの吟行会でしたね。皆様お疲れさまでした。

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お久しぶりです!でもねぇ~ッ…?

2025年07月03日 | 俳句

 なんだかんだと自分に言い訳を見つけてサボっていましたら…とうとう7月になってしまいました。こりゃあ大変だ!…などとはあんまり思ってなくて、スミマセン!要するに私のズボラな性格がもろ出てしまったということだけなんですよ。笑ってください。

 でも、こんないい加減な気持ちで書いていたブログでも待っていて下さる方がいるという…何とウレシイことでしょう。ありがとうございます。

 そのお気持ちに少しでも応えたく…今日からまた心を新たにして書きますので、よろしくお願いしますね。

 考えてみるに、何という理由もなくただただ書く気にならなかっただけなんです。で…これはきっとgooブログの終了が残念で、それがきっかけだったんでしょう。でも、これほど堪えているとは自分でも気づきませんでしたね。そもそも一度何かに躓くと、私には、そこからなかなか立戻れないというところがあったんです。病気のときもそうだったんですが、何か外からの圧が加わらないとなかなか動き出さないという困った性分なんです。

 まあ、そんなつまらないことをクドクドと述べるより、早速何か書いた方がいいですよね。それでは、6月に書くはずだったものを思い出しながらボツボツと書いてみましょうか。

 では先ず手始めに、6月21日(土)の令和7年度〝きらら俳句教室〟第3回目のことから書きましょう。

 いつもの如く、9時30分より開始。なんとこの日は二十四節気の一つ〝夏至〟の日だったんですよ。天気は余り良くはなかったんですけど、かといって今にも雨が降る様子でもなくてと…。ほら、意外とよく覚えているでしょう。時々言われんですよ。〝先生、記憶力がいいんですね!〟などと。ウッフフフ…

 実をいうと、その日の句に〈降るでなく晴るるでもなく今日の夏至〉というのがあったんですよ。(笑)ほんとに俳句は便利です。長々と日記をつけていなくても、その日の句を見るとすぐにその様子が浮かんでくるのですから。

 この日は他に〝水馬(あめんぼ)〟や〝虎尾草(とらのお)〟〝揚羽蝶(あげはちょう)〟で詠んだ句がありました。が、何といっても一番多かったのは〝楊梅(やまもも)〟でした。ちょうど吟行する道に楊梅の木があって、既に地面にはたくさんの実が落ちていて…。それでまだ枝になっている実を採ってはみんなで口に入れ、やれ甘いだの酸っぱいだのと言いあって、しばらくは味比べです。

 それで〈楊梅や小径に甘き香り撒き〉とか〈楊梅の落ちて踏まれて空青し〉とかの句が…

山桃(ヤマモモ)の実||ブログ|岸根公園公式サイト|公益財団 ...

 写真は、この〝捩花(ねじばな)〟しか撮っていませんでした。スミマセン。この花もやっと出かかっているという感じで、今年は何もかもが少し遅いそうです。

 一番興味をもって観察したのが、揚羽蝶が枳殻(からたち)の棘だらけの木の葉に卵を産みに来ていたこと。レンジャーのHさんに教えてもらって、その産卵したばかりの卵をパチリと…撮れました。蝶は私たちがじっと見ているにもかかわらず、来ては産み、いったん離れてはまた産みに来るということを繰り返していました。この枳殻の木には毎年産んでいますので、その幼虫も何度か観察していましたが、産むところは初めてでした。

 よく見ると他にも産んだ跡があって、レンジャーさんから〝これが孵化して一週間後ぐらいかしら…〟と教えてもらいました。この写真、全くのピンボケ!更に大きくなると…いつか見たあのでかいやつが…と探してみると、アッ、やっぱりいました!でも、今度は写真が全く撮れませんでした。ゴメンナサイ!

 

チョウの幼虫はなぜ脱皮する?:朝日新聞

 …と、ナントかカンとか一応今日の分は書き終えました。ホッと…です。これからボチボチ頑張りますので、どうぞよろしく!ではオヤスミナサイ!

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令和7年度〝きらら俳句教室〟の第2回目で~す!

2025年05月26日 | 俳句

 はてなさんへ引っ越しても相変わらずで、真面目な更新にはほど遠いありさまで…スミマセン!まあ、こんな調子ですが、気にせずボツボツやりますね。

 さて、17日の土曜日は、令和7年度「きらら俳句教室」の第2回目でした。天気は…確か前日が大雨でしたが、翌日の朝は曇りでした。いつもの通り9時30分前にきらら浜自然観察公園へ到着。ビジターセンターの教室へ入ってみると…あれ、何だか少ない!聞くと用事などで欠席者が4名もいると。それじゃあ、今日は〝少数精鋭でいきましょうか!〟というと、みんな内心嬉しそうな感じ…( ´艸`)ホントかな?

 この日の前日には鹿児島の方で〝梅雨入り〟が発表されたという。ならばこちらももうすぐで、時間の問題でしょうね。しかし、この日は曇ってはいましたが雨は降りそうもありませんでしたので、早速外へ出て吟行です。するとだんだんと青空が広がってきていい具合になりました。

 歩いたのはいつものコースなんですが、今月はどの道も「海桐(とべら)」と「車輪梅(しゃりんばい)」の花盛り。どちらも芳香があります。みんなでそれぞれの香りを比べてみて、海桐の方が甘い香りがするというのが一致した意見。何事も体験が一番です。歳時記や図鑑で調べると、みな〝芳香がある〟で説明が終わりですよね。でも芳香といってもいろんな香りがありますし、その強さもピンからキリまで。実際を知らなければ、香りは見ることはできないのですからイメージしたくてもできないでしょう。何事も体験して、その実体を五感で知ることが大切なんです。だから俳句をしている人は何でも知ろうとして学びますので、物知りが多いんですよ。これも俳句の良いところです。

 他にこんな花も見つけましたが…みんな知らないって。レンジャーさんは〝ツルウメモドキかな?〟と言っていましたが、今までにここではこの実を見たことがありませんでしたので、さて当たってるでしょうか。今度秋になったら確認しましょう、ということで終わりました。

 またこの前夜に雨がしきりに降りましたので、朝はアカテガニがぞろぞろとたくさん出ていましたね。

 さて、鳥はというと…湖にキンクロハジロやホシハジロがまだいました。〝あれは残り鴨でいいのかしら?〟〝いや残り鴨は本来春の季語ですよね。今はもう5月も中旬を過ぎているから…夏の鴨というんでしょうか?〟などと、難しいことをあれこれ話しながら、葦原に来ると…この時期にはいつもうるさいぐらいに鳴いている〝行々子〟の声が聞こえません。どうしてなのかと、レンジャーのHさんに聞くと、分からないと。とにかく今年はまだ2羽しか確認されていないのだとか…そんな話をしていると、遠くから1羽〝ギョギョシー〟と鳴き始めました。

 鳥の世界でもそこここで異変が起きているのかしら。怖いことです。大地の異変を真っ先に察知するのは鳥たちだと言いますものね。野鳥というのは、日本だけでなく北はシベリアから南はフィリッピン、いや南半球までも渡っているのもいますから、広い範囲での環境のバロメーターと言われています。そんな大事な生き物だから、世界中の鳥が減っているということは、人間も含めてすべての生物に影響を与える環境が世界的規模で悪化している証拠を示しているのだそうですよ。

 季節季節に普通に見られていた鳥たち、例えばツバメやツグミ、また昔から一番なじみ深いスズメなども年々減っているというデータが報告されているということは、本当に怖いことなんです。

 このきらら浜公園のトイレにいつも巣をかけていたツバメが今年も来て、巣作りをしたのに子育てをしなかったんだとか。まさかツバメも少子化ではないでしょうが…これもなぜだか分からないらしい。そんな話を身近に聞くと、やはり地球温暖化のせいではと余計に思われてなりません。みんなで本気で考えて、どうにかしないと…これは野鳥の会では随分以前から叫ばれていたことなんですけどね。

 変な話にそれてしまいましたが、でもこれって大事なことですよね。子供たちの生きてゆく未来にとっては…。何事も気が付いた時では遅いんです。病気と一緒。手遅れにならないうちに…何とかして子供達には明るい未来を残してあげたいですよね。

 吟行後はいつものように句会。人数が少ない分だけ丁寧な鑑賞が出来ました。〝さすがは精鋭!〟と、今日はめいっぱい褒めました。(笑) 定刻に終わって、私はまた午後からの宇部馬酔木会の句会へ出かけました。お疲れさまでした…いやこれは自分への慰労ですよ…。

※やっぱりgooブログの方が書きやすいし、作業がはかどります。何と言っても馴れたものがいい!両方に書くのはしんどいので…どちらかがコピーですけどね。でもすごく疲れます。だからまだ当分はこちらで書いて、はてなさんには貼り付けで…内緒ですよ。

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はてなブログへ引越しします!

2025年05月19日 | 日記

 gooブログからはてなブログへ引越しします。

 思い起こせば、2017年2月15日「ブログを始めました。よろしく。」のタイトルで、全くのメカ音痴、PCの扱いさえも満足にできないまま主人に手取り足取りしてもらい始めた人生初のgooブログでした。それが、今年の11月18日をもってgooブログサービスが終了するという…私にとっては何のことやらの通達で、ただただびっくり!するばかり。

 さて、どうしたものやらと…わけも分からないままに日を過ごしていましたが、gooブログの皆様がどんどん引越しをされてゆく記事を見ていると、寂しくもあり不安にもなってきました。果たして何も分からない私にブログの引越しなどというややこしいものができるのかしらと…。でも時間はまだたっぷりあるからとのんびり構えていましたが、あっという間にもう5月も後半へ。何でも切羽詰まってから動くのでいつも締め切り寸前の滑り込みセーフという人生を送ってきた私。ただそれは、自分の経験から何とかできるという思い込みというか、変な自意識がどこかにあってのことでした。そんな自分の性分を熟知しているからこそ、未知のものに対しては恐怖しかありません。というわけで、これも主人をあてにしながらの引越しをどうにか済ませました。

 さて、これからはてなブログで、今まで通りに…まあ、今までがまるで生存記録のような超スローペースでの更新でしたから、更に忘れたころのupになるかもしれません。またこちらでは慣れないことばかりですので、おかしなことになるかもしれませんが、とにかくボチボチと始めますね。

 …と、このようにやっと少し記事を書く元気が出てきました。帯状疱疹に罹ってからもう二十日余りになりますが、いまだに倦怠感と耳と頭の痛みが時々あり、厄介なことです。もし帯状疱疹に罹ったことがない高齢の方、是非ワクチンを打たれることをお勧めします。早期発見・治療ができれば軽くて済んでいいのですが、手遅れになると本当に後遺症が怖いですからね。だって、現に主人はしばらく片目が見えなくなりましたし、弟は顔面麻痺で半年以上も苦しみましたから。

 いちおうはてなブログさんの〝gooからきました〟と〝俳句〟のグループに参加しましたが、要領が分からないのでおいおいと勉強していこうと思います。まだ写真の添付の仕方が分かりませんので、何かこうしたらいいですよという情報があれば教えてくださいませ。よろしくお願いいたします。

 最期になりましたが、gooブログのみなさまにはいろいろとお世話になりました。知らないことを教えていただいたり、病気や気持ちなど何かあった時は励ましていただいたことも、またお祝いなどには心温まるメッセージなどもいただきました。遠く離れての見ず知らずの方々と、フォローされたりしたりのお付き合いの楽しさ。そんな方々との別れも辛いです。しかし、今日が私のブログ開設から3015日だそうですので、この切りのいいところでの〝gooブログの引越し〟を決めました。

 長い間お付き合いくださいました皆々様、本当にありがとうございました。

 なお、はてなブログでもブログ名は「ちわきの俳句の部屋」のままですが、顔写真には下の猫の写真を使っていますので、よろしく!

https://kanekuti3515.hatenablog.com/

 

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今度は本当に〝桜紀行〟の最終編ですからね!

2025年05月08日 | 旅行

 連休がやっと明けて、病院へも行けるようになりました。それでは早速と昨日…ああ、そうでした、医大での胃カメラが9時予約でしたので、先ずはそちらへ出かけました。

 本当に何十年ぶりかですので、ちょっとコワイ!でもたくさんの人が受けに来られているようす…。名前を確認されて…検査が始まりましたが、エエッ、こんなに苦しいものだったのかしらと…。ものが言えませんから涙がボロボロと、ただひたすら終わるのを待って耐えるしかありませんでした。こんなのもう二度としたくないですね。エコーにしてもМRIにしても、血液検査でも慣れたものなんですが、こればっかしは慣れそうにもありません。検査終了後の説明でまた何か言われたらどうしようかと、戦々恐々でしたが、特別に心配する所見はありませんでしたので、ヤレヤレです。

 それからすぐ今度は耳鼻科へ。耳から喉にかけての診察では全く異常なしと。それでもこの耳がヒリヒリするのと喉の違和感、それに髪を櫛削るとピリピリして頭が痛い…。一昨日からはおまけに右首のあたりに湿疹らしきポチポチしたものまで…。ということで、先生もこれは間違いなく帯状疱疹でしょうとの診断で、薬と痛み止めを処方してもらいました。

 これで薬の種類がとうとう11種類に…何だかもう薬漬けというのがぴったりです。他の薬は朝だけとか朝夕だけでそれも1錠だけですが、帯状疱疹の薬はこんなに大きいのを朝昼夕と3回2錠ずつなんですよ。でも診断までに一週間も掛かっていますから今からでもしっかり治しておかないと、後遺症の神経痛が延々と尾を引くことがあるので…そうなるとホントにもう恐怖ですよ。

 まあ、そんなわけでいろんなことが疎かになっています。これだけ書くのも…ホントのことフウフウなんですよ。許して下さいね。ところで、頭痛薬にもいろいろあって…病院のは全く効かず、結局弟に相談した結果、今のところ〇〇が一番効いています。やはり〝餅は餅屋〟ですよ。老婆心ながら申し上げますが、皆様も何かあったらいろんなところへ相談して、何でも早めの対策をねった方がいいですからね。

 では、お待ちかねの〝桜紀行〟の最終編へ…。先ず〝草津温泉〟は、「天下の三名泉」といわれた有馬温泉・下呂温泉の中でも、江戸時代の温泉番付の格付では常に筆頭でした。そんな有名なところですので、説明は省きますし、写真も前回に載せていますのでパスです。ただ一つ、これは私だけかもしれませんが、この草津温泉という所がこんなに標高の高いところにあったとはつゆ知らず…本当に恥ずかしいかぎりです。

 調べてみると標高1100mから1200mの高地に温泉街が広がっていて、北西部には、草津白根山(白根山〈2,160m、湯釜〉、本白根山〈2,171m〉、逢の峰〈2,110m〉)が聳えているのだそうです。だからホテルから見えた山々がまだ真っ白だったんですね。もちろん桜はまだまだですし、夜は寒くって…ホントびっくりですよ!

 4月12日(土)は、いよいよ羽田へ向けて帰る日なんですが、その途中でちょっと早めの昼食として有名なおぎのやの〝峠の釜めし〟を食べました。駅弁でよく食べていましたのにここが本店だとは知りませんでした。昔ながらの益子焼の土釜に薄味の茶飯、鶏肉、うずらのたまご、シイタケ、ゴボウ、アンズなど、9種類の具が盛り込まれて、久しぶりに懐かしく頂きました。写真はお借りしました。

峠の釜めし本舗 - おぎのやの峠の釜めし(陶器) 1,800円|【お ...

 最後にさくら名所100選の「長瀞・桜並木」の散策が企画されています。ここへ到着するまでには途中奥軽井沢なども通って来ましたが、バスの窓からは「浅間山」がよく見えました。

 さて、ここ長瀞渓谷(ながとろ けいこく)は、埼玉県秩父地方に位置し、荒川上流部の渓谷です。岩畳(いわだたみ)など岩石の間を緩やかな流れ(瀞)が長く続くことから、近代以前より長瀞と呼ばれてきたところです。

 明治の初め、ドイツのナウマン博士による日本列島各地の地質調査が始まり、この長瀞の地質学的価値の高さが認められ、…( ゚д゚)ウム…チンプンカンプン…以後長瀞は「日本地質学発祥の地」といわれるようになったそうです…と、地域のガイドさんに説明されても私にはちょっと専門的で…ムズカシイ!要するに埼玉県の風光明媚な景勝地の一つであるということなんですね。もちろん名前ぐらいは私も知っていましたが…

 ではその桜並木は…というと、確かに長瀞駅から桜は満開でいわゆる〝桜のトンネル〟になってはいたのですが、もう見飽きたといわんばかりに誰も気に留めず、ガイドさんに引かれるままに長瀞の〝岩畳〟へ。でも地質学的な価値が分からない私には…フウ~ンという感じで、確かに岩畳は凄いなとは思いましたが、渓谷なら山口県にもっと綺麗なところがいっぱいあるし…わざわざこんな遠くまで見に来なくてもいいかな…なんて、不謹慎なことを思ってしまいました。きっと疲れていたし時間も余りなかったからでしょうけどね…ゴメンナサイ!天気も良く土曜日というのでたくさんの人で賑わっていましたよ。

 〝桜のトンネル〟の写真は撮っていませんでしたので、お借りしました。スミマセン!

北桜通り(桜のトンネル)

 それ以後は高速道路を一路走って羽田空港へ。17時ごろ到着し、空港ロビーでいよいよ解散です。以後はそれぞれの空港へ向けてばらばらに…私たちは20時30分頃宇部に到着しました。やっぱり疲れました!

 でも、お陰様で一日も傘を差さずに過ごせましたこと、本当に心から…神様・仏様に感謝しています。

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〝桜紀行〟の最終編で~す!と書いたものの…

2025年05月05日 | 旅行

 早くもゴールデンウイークは明日までになってしまいましたね。例外もあるかもしれませんが、今年はこの4連休が最大で、ゴールデンウィークとしてはちょっと物足りませんでした。なんせこのところハッピーマンデー制度で3連休というのがやたら増えていますので、それに毛が生えたぐらいでは、サラリーマンの方々には有難味が少なくなっているでしょう。

 私たち現役の頃は、休日は日曜日だけ。土曜日も半ドンで連休というのは滅多になかったので、1年に一度だけの5月の大型連休が待ち遠しかったんです…時代もどんどん変わってきましたから、まさにこの句の通りでしょうか。

  黄金週間てふ語嘗ての響きなし      高澤良一

 さて、この連休で〝桜紀行〟の最終編を書こうとは思ったものの、一週間前ぐらいから頭が痛くて…まるで錐で刺されるようなキリキリッとした痛みが日がな断続的に起こるんです。我慢できず家にある鎮痛剤を飲んで様子を見ていましたが、薬も効かずひっきりなしにキリキリと…。これで連休にでも入ったら大変と、5月1日に近くの脳神経外科を受診しました。

 初診でしたからかなり時間が掛かりましたがМRIをとってもらい、結果は脳には異常なく頭の神経痛だと。昨年末のめまいの件もありましたし、脳になにかあればと心配していましたから、これで一安心。ただし、こことここに脳出血と脳梗塞の跡があるから油断しないようにと。しかし、治療は心臓病と同じだからそちらの薬を怠らずしっかり飲むようにとのことでした。МRIは1年毎に検査した方がいいからまた来年いらっしゃいということで、ビタミン剤と沈痛薬だけもらって帰ってきました。

 あっちもこっちもガタガタです。先日の医大の定期健診ではこの5月7日には胃カメラもすることに。胃の検査も随分したことがありませんので、気になるところは検査しておいた方がいいですよという先生のお勧め。皆様も早め早めの対策を…自分の体は自分で守らなくては誰も気が付いてはくれませんからね。他の人が気が付くようになったら…これは大変なことなんですから、お気を付けください。

 ということで、連休に突入したもののこの頭の痛みは全く改善されず…とうとう今日になってしまいました。この痛みは頭だけでなく耳から喉まで通じていて、顔の右半分がどうにもなりません。以前弟が同じように右半分が痛むだけでなく顔面麻痺まで起こして困っていたのを思い出し、聞いてみるとそれは帯状疱疹が耳に出たからだということ。確かに脳神経外科の先生も帯状疱疹の兆候が出たらすぐに皮膚科などへ行くようにと仰っておられましたものね。

 しかし、今はどうすることもできず…ウンウンと悶絶を繰り返すしか手立てがありません。明日は句会がありますし、その後も次から次に予定が詰まっているというのに、困ったことです。ブログの引っ越しも途中のままで…、あれこれと頭の痛いこと!とにかく健康でなければ何をしても始まりませんね。

 だから、〝桜紀行〟の続きはもうしばらく待ってくださいね。せめてお詫びに〝草津温泉〟の写真だけでも見てくださいませ。

 4月9日の夕方4時ごろ草津の宿に到着し、まだ〝湯もみショウ〟に間に合うというので、すぐに行って観ました。

 更に夕食後の運動がてら、夜のライトアップされた草津温泉はまた一味違うというので、もう一度出かけました。なるほどとても幻想的で、月も満月に近い感じでとても美しかったですよ。でも寒かった!

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〝桜紀行〟第二日目のつづきで~す!

2025年04月29日 | 旅行

 今日は4月29日、国民の祝日の一つ「昭和の日」です。朝から気持ちのよい快晴で…まさに行楽日和なんですが、私にはどこにも行く予定がありません。句会はないし、リハビリも病院が休みだからないし…ということで、洗濯をすました後、玄関の山吹の花が萎れていたので、何かないかしらと庭に出てみると…あっ、ありました。〝一八(いちはつ)〟がきれいに咲いて…。でもこれだけでは寂しいので〝躑躅(つつじ)〟も加えました。写真を見ると分かるでしょうが、実際は一八ではなくジャーマンアイリスでしょうし、躑躅もサツキツツジだと思います。が、それでは句になりませんので…大目に見てください!ちなみにブリキの猫は、記念に華厳の滝で買ったものです。

  袱紗(ふくさ)解くごと一八の花ひらく      轡田 進

  盛りなる花曼荼羅(まんだら)の躑躅かな     高浜虚子

 その後は、あちらこちらと草が伸び出しているので、つい草取りを…これであっという間に午前中は終わりました。 

 ところで、〝昭和の日〟も春の季語ですが、私の歳時記にはまだ取り上げられていませんから例句もありません。しかし、よく見ると4月29日として〝みどりの日〟が掲載され、例句も載っています。もちろん解説には〝平成19年より5月4日〟と書き加えられてはいますけどね。

 ちょっと調べてみると、歳時記に季語として掲載されるには、基本的に次の条件が必要だと言われているようです。

 1.その言葉を使った名句があること

 2.その名句が社会的に広く認知されていること

 3.多くの人がその言葉を季語として使用していること

 新しい季語が歳時記に掲載されるようになるのは、やはり広く社会に浸透して、さらにはそれを代表するような名句が出てこないとダメなんですね。 

 それでは、〝桜紀行〟の第二日目の続きです。第三セクターの〝わたらせ渓谷鐡道〟に乗り、足尾駅から神戸(ごうど)駅まで20分間の列車の旅です。ここにはトロッコ列車も走っているのですが、私たちは普通列車。でも銅山にちなむ銅(あかがね)色の車両で、トロッコ列車とは駅ですれ違いましたが…写真が撮れませんでした。ザンネン!ゴットンゴットンと走り出すと、対岸のそこここには桜が満開。そんな渡良瀬渓谷の美しい景色を見ながらのんびりとローカル線の短い旅です。途中には閉山した足尾銅山や廃墟となった長屋も見えました。ここでも今にも雨が降りそうなので、傘を持ってバスを降りましたが、なんとか持ちこたえました。ところが、列車が走り出すと今度は少しずつ青空までも見えてきたりして…

 やがて長い長いトンネル(5242m)を抜けるとすぐに神戸駅…そこにはバスガイドさんの言う通り目の覚めるような桃の花が満開でした。まさに〝桃源郷〟に来た気分。私たちはそこで降りてバスに乗り換え、そのバスの中でわたらせ渓谷鐡道…愛称〝わ鐡〟の名物駅弁〝やまと豚弁当〟を食べました。 美味しかった!あら、写真がない…では駅弁の包みだけで許して下さい。 

 やがてバスは、今回の桜ツアーのハイライト〝赤城南面千本桜〟へ。14時過ぎに到着して、1時間ほどの散策です。ここは「さくら名所100選の地」に選ばれ群馬県前橋市を代表する桜の名所です。だから金曜日にもかかわらずたくさんの人で賑わっていました。猿回しや屋台なども出て…桜は今がちょうど満開ですし、天気もよさそうですからきっとこの週末が人出のピークになることでしょう。私たちもその人騒に疲れて、桜にもそろそろ飽きてきたかなという頃、またバスに乗って今日のお宿の〝草津温泉〟へ。とうとう最後まで傘をさすことなく見物出来て…ラッキー!でした。でも、帰り際に春雷がゴロゴロと…。後でニュースを見ると東京方面は激しい雷雨で大変だった様子。まるで私たちは雨の隙間を縫って移動しているような…不思議な体験でした。

 さて、さて、次の草津温泉は、私が一度は是非来たいと憧れていた所なんですが、また長くなりましたので次にまわします。続きもまた読んで下さいね。では、草津温泉と最後の三日目の旅をお楽しみに!

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やっと〝桜紀行〟第二日目の報告で~す!

2025年04月28日 | 旅行

 今日は朝のうちはポツリポツリと小雨が降っていましたが、午後からは晴れました。どうも昨日の夜中から降っていたようで。でも昨日の昼間はあんなに晴れていましたのにね。本当に変わりやすい天候です。

 先週カーブスへ行きましたら…貰いました!何をって?ほらこれ、〝500回目のTシャツ〟です。でもこれビックリするにはあたらないんですよ。だって上には上がいて800回や900回…中には1100回とかのTシャツを着てくる人もいるんですから。回数でTシャツの色が違うのすぐ分かります。大体1年で100回ぐらいは通っているので毎年貰えるんですけれど…ね。

 あら、今日は〝桜紀行〟の続きでしたよね。そういえば昨年の〝桜紀行〟も最後まで書かないままで終わってしまいましたっけ。写真はいっぱい撮っていましたので…悔やしかったです。

 それで今年は頑張って最後まで書きますからね。ちょっと時期がズレますけど…でも我慢して読んで下さい。

 4月11日の金曜日、東京の奥座敷の温泉〝鬼怒川温泉〟を8時半すぎに出発。今日は今回のツアーで一番過密なスケジュールなんです。ところが、天気予報は夕方まで完全に☔マーク。まあ今日だけは仕方がないかなと諦めながら、最初の目的地「華厳の滝」へ。上り専用の第二いろは坂を上って…ここはまだまだ冬景色。日光の標高が既に500~600mで、ここはその倍以上の標高、1200m超しているんですから木の芽や草の芽の緑はまだ全くありません。残雪の男体山(2486m)を間近に眺めながら、いよいよ「華厳の滝」の駐車場へ到着です。

 この滝は、那智の滝(和歌山県)・袋田の滝(茨城県)と並んで日本三名瀑の一つ。中禅寺湖の湖水が落下し、落差97メートルもある巨大な滝で、四十八滝といわれるほど滝の多い日光でも圧倒的人気を誇っています。また海外では日本一有名な滝です。華厳の滝には無料展望台のほかに、エレベーターで行く滝つぼ近くの観瀑台があり、その観瀑台から見る華厳の滝は大迫力!特に春は雪解け水で水量が増え、よりダイナミックな情景になります…と書いたものの、以前修学旅行で生徒たちと眺めた時の滝を思えば、その凄さが余りないような…それで、つい〝こんなもんじゃなかったわ!〟と呟いてしまいました。子供の時に見たものが大人になって見ると〝こんなものじゃ…〟という話はよく聞きますが…。大人になってからのことですもの。もしかしたら華厳の滝が変貌したとか、それとも水の量が制限されているとか…などなど思ったりして…果たしてどうなんでしょうかね。

 もちろんすぐ観瀑台へ行きましたよ。100mを一気に下るエレベーターに乗って。ここに着いた時から既に寒かったので、エレベーターを降りた時はもう震え上がりました。さらにトンネルを下って滝が眼前に見える一番近いところまで出てみると、飛沫は飛んでくるしその滝音の凄まじさで、またまた震え上がりました。それで写真を撮ると早々に上がり、今度は無料展望台の方へ行ってみました。ここでは上から見下ろす感じです。観瀑台では見上げる感じだったんですが、写真でその違いが分かりますか。ここでは飛沫も来ないし滝音も全然違いますけどね。写真撮影が下手なものでどうもスミマセン!

 3枚目は、この滝で亡くなられた方々の冥福を祈って…の仏さまです。最後の2枚は駐車場から見た男体山と雪掻きした時の残雪でしょうか。お店に入ると暖房が…熱いコーヒーとかも嬉しいですね。天気はというと予想に反して…今にも降りそうなんですが、どうにか持ちこたえていました。バスガイドさんも不思議がっていましたが、これ…もしかしたら私の神通力???いえいえそんなこと言ったら罰が当たりますよね。当然神様・仏様のお陰ですよ。

 今度は下り専用の第一いろは坂を下り、次の足尾駅までバスの旅。バスガイドさんが、〝私のお気に入りは〇番のカーブなんですよ〟というのを見れば、下の絶壁の谷へバスの前部がはみ出んばかりのカーブ。そう言えば生徒たちがキャーキャー言いながら、その恐ろしいようなカーブを見事にクリアしていく運転手さんに拍手喝采!運転手さんもいい気分になって益々と…忘れられない思い出です。確かその時は今のようなガードレールがなかったような…?だって30年以上も前なんですものね。

 次は、足尾駅から〝わたらせ渓谷鐡道〟に乗って、神戸(ごうど)駅まで20分間の列車の旅。ですが、まだまだ先がありますし、写真もたくさんありますので、この続きは次回に回しますね。

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令和7年度〝きらら俳句教室〟の第1回目です!

2025年04月20日 | 俳句

 昨日は第3土曜日ということで、午前中は令和7年度「きらら俳句教室」の第1回目でした。〝桜紀行〟のつづき二日目を書こうと思ったのですが、どうせなら新鮮な方がいいかもと、こちらを先に書くことにしました。

 きらら浜自然観察公園でいつものように朝9時30分より開始。お世話してくださるレンジャーも昨年度同様Hさん、メンバーも少し減りましたが、みんな同じ顔ぶれです。

 さてさて、4月ですから見るものも同じようなものばかりで…〝秋茱萸(ぐみ)〟の花があちらこちらで満開、かと思うと〝春茱萸(苗代茱萸)〟がたわわに赤く実っています。そこで〝みんなで食べればコワくない!〟と言いつつ味わいました。すると〈春茱萸や甘き渋きと口々に〉という句や〈苗代茱萸甘さ確かめ三粒目〉とかいう句が出ていましたね。

 行く道々にはかわいい〝菫(すみれ)草〟がいっぱい咲いていて、〈湖巡る路傍そこここすみれ草〉とか、木々の様々な芽吹きをみては〈湖風を受けて芽吹きのシンフォニー〉などというしゃれた句なども。更に海の見えるところまで行くと〝浜大根の花〟が風を受けて咲いていましたので、〈風の形(なり)残して花の浜大根〉とかも。

 更に行くと、頭上に大きな蜂が2匹…〝あれは夫婦なの?〟〝いや、蜂は夫婦では飛ばないんじゃ…〟などと話していると、レンジャーのHさんが〝あれは雄同士の縄張り争いですよ〟と。ナルホド!そういえば雌は1匹の〝女王蜂〟で後は働き蜂か雄蜂ですからねなどと話していると、それは蜜蜂とかの話で、熊蜂は集団生活はしないんですよと、レンジャーさんに教えられました。本当に幾つになっても知らないことだらけです。蜂の句では〈熊蜂の追ひつ追はれつホバリング〉とかが出ました。

 面白いのに〈みさご飛ぶ身よりも重き魚掴み〉という句。これには〝そんな重たい魚を掴んだら飛べないのでは?〟などいろんな意見が出ましたが、作者は〝大きな魚を掴んでるのをこの眼で見たから…〟と拘りがある様子。それでは〝重きではなく大きなでは?〟と。しかし、それも何だか今一ということで、レンジャーさんの〝穴子とか捕るから長きでは?〟という一言で落ち着きました。私も確かにみさごは見ましたが、魚は見ていませんので…?です。ただここで言うべきことは〝みさご〟は冬の季語ということ。今は春だからやはり当季でよんでほしい。鶚(みさご)は一応タカ科なので冬の季語にはなっていますが、全国どこにでもいる留鳥ですから弱いんですね。ほら、同類の〝鳶〟は季語にはなっていないでしょう。

 他に〝ウバメガシ〟の花、地味ですがあちらこちらにびっしりと。更にSさんが子供の頃によく遊んでいたという〝スズメノヤリ〟や〝春のキノコ〟などもありましたが、句にするのはなかなか難しかったようです。

 まあまあ、いつもと変わらない賑やかで楽しい句会でした。12時過ぎに終わり、帰ろうと車に乗ってみると、気温の表示がナント35度と出ていました。わあ~これはもう猛暑日ですよね。暑いはず!体がびっくりして、午後からの宇部馬酔木句会が終わった時はもう疲れ果ててぐったりでしたよ。

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さて、今年の桜紀行は…?その第一日目で~す!

2025年04月16日 | 旅行

 今朝起きると雨が降っていましたので、今日のラジオ体操は休みかな?…などと思って、朝ごはんを食べてたらパーッと日が差してきて青空まで見えました。外に出てみると…ちょっと寒い!昨日も雨が降って気温も10度ちょっとぐらいでしたし、春といってもいつまでも名のみばかりのような…。この度の雨で桜も殆ど散ってしまいましたから、今度は躑躅(つつじ)と八重桜が見ごろになるでしょうね。

 さて、昨年に引き続いて今年も主人と〝桜紀行〟へ出かけました。今回のコースは、〝春彩の草津・日光・鬼怒川3日間〟のツアーです。見どころは、もちろん桜ですから、2日目の「渡良瀬渓谷の絶景」「赤城南面千本桜」と3日目の「長瀞・桜並木」ですが、他に世界遺産の「日光山輪王寺」「日光東照宮」と「華厳の滝」なども。宿泊は、初日が鬼怒川温泉、2日目が草津温泉です。

 私は勤めていた頃、日光と華厳の滝は修学旅行の引率で何度も行っていますので、それほど興味はなかったのですが、主人が初めてだというし、私は草津温泉が一度は行きたいところでしたので、ということで決定。昨年は、何としても三春の滝桜が見たいと計画したのですが、かなり早すぎて…ザンネン!そこで今年こそは…と、日を選んでいきましたら何とドンピシャリ!桜を嫌というほど満喫できました。

 それでは、今日はその第1日目をご紹介します。

 4月10日(木)、山口宇部空港より7時40発ANAで羽田空港へ。9時過ぎに到着して、9時45分の空港集合場所へ。天気はあまりよくないし、雨の予報も。いくら晴女の私でも、こればかりは仕方がありませんよね。今回のツアーは主に西日本の空港9か所から集まった28名でした。もちろん添乗員さんとガイドさん付き。それではいよいよバスに乗って、10時空港から高速道への出発です。隅田川のそこここの両岸では桜が満開。遊覧船も出ているようで…今年はいち早く開花した東京でも桜が長く楽しめたようですね。

 途中のサービスエリアで自由昼食。13時30分ごろ、日光社寺の玄関ともいえる木造朱塗りの美しい橋、〝神橋〟が見えてきて日光到着。

 ここでは日光専門のガイドさんに案内されて、先ず「日光山輪王寺」へ参拝。輪王寺の本堂は日光山随一、東日本では最も大きな木造の建物で、平安時代に創建された、全国でも数少ない天台密教形式のお堂です。現在の建物は、正保2(1645)年、徳川三代将軍「家光」公によって建て替えられたものだと。 三仏堂の前には、推定樹齢500年という、天然記念物に指定されている「金剛桜」(こんごうざくら)が植えられていますが、ここはやはりまだまだ寒くて、桜は固い蕾。開花はいつ頃でしょうか。境内の隅の方には雪も残っていましたからね。日光の標高は600メートル以上ありますし、天気も良くなかったので、本当に寒かったんですよ。

 三仏堂の内陣には、日光三所権現本地仏(千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音)という三体の大仏さま(高さ7.5メートル)と、東照三所権現本地仏(薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来)という掛仏の、2組の三尊仏がご本尊さまとしてお祀りされていますが、ここはすべてが撮影禁止でした。

 次は「日光東照宮」へ。ここは輪王寺よりも更にインバウンドで混み合っています。誰か日本の人にシャッターを押してもらおうと思っても探すのに困りましたものね。石の大鳥居から五重塔を横に見て表門へ。

 さらに本命の「陽明門」へ。この門は日本を代表する最も美しい門で、宮中正門の名をいただいたと伝えられています。いつまで見ていても見飽きないところから「日暮の門」ともよばれ、故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など500以上の彫刻がほどこされています。かの有名な〝三猿〟〝想像の象〟〝眠り猫〟などの彫刻を見て、さて写真を…と思ったところでスマホのカメラが急におかしくなって、撮れなくなってしまいました。やっと写っていたものもみんなピンボケ…ゴメンナサイ! 

 本殿へは上がって参拝しましたが、家康公の墓があるという奧社へは200段近くの階段があるというので行くのを諦めました。そこへは〝眠り猫〟の下を潜って行くようで、見るとたくさんの人が上っていく後姿が見えました。

 なお、陽明門、逆さ柱、本地堂の写真はお借りしました。スミマセン!

逆柱

 最後は、陽明門を出て薬師堂(本地堂)へ。ここには「鳴龍」の間があります。龍の顔の下で拍子木をたたくと音が反響して、通常のカーン、カーンという音がキーン、キーンという音で響いて聞こえてきます。それが鈴を転がした様な鳴き声に聞こえるということから〝鈴鳴龍〟とも呼ばれているそうです。ここも撮影禁止でした。

本地堂

 バスに乗る前に少し雨がパラパラと降り出しましたが、それまでは傘を持っては行きましたが使わずじまい。ラッキー!でした。庭園の池に水芭蕉がきれいに咲いていました。

 15時30分過ぎ東照宮を後にして、名産品店での買い物を済まし、後は一路鬼怒川温泉のお宿へ。予定通り17時過ぎに到着。宿へは〝桜通り〟という道を通りましたが、ここも見事に満開でしたが、雨がしとしとと、明日が心配!天気予報は午後まで完全に雨マークですもの。まあ、それは天に任せて…

写真1

 ここは鬼怒川の渓谷を挟んだ温泉街で、この絶景を見下ろした客室や豊富な湯量を持つ温泉旅館が立ち並んでいます。北側の川治温泉とともに「傷は川治、火傷は滝(現在の鬼怒川温泉)」と称され、そのお湯の良さにリピーターが多数。魅力的なレジャー施設も多く、夏はファミリーやグループ客で賑わう所だとか。夕食・朝食ともにバイキング。館内が広くて移動するのに迷うほどでした。夜朝と温泉に入って睡眠も十分…さあ、これで疲れが取れたので2日目へ。ではまた、お楽しみに!

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何年振りかの夜桜見物!

2025年04月07日 | 俳句

 先日の月例吟行会の報告を…と思ったのですが、昨夜久しぶりに主人と夜桜見物へ出かけましたので、それを先にしますね。宇部で桜がまとまって見られるというのは、やはり「ときわ公園」。ですから、もちろんそこへ行きましたが、着くまでの道がどこもかしこも余りにも暗くて、少々不安になりました。

 でも、駐車場へ着くと結構な車が停まっていて、人もぞろぞろと歩いています。あら、ライトアップもされているようで、なかなかいい雰囲気です。じゃあ少し歩いてみようかと車を降りると、意外と寒い!そう、湖からの風が結構吹いてきて、それが余計に寒く感じさせました。もしかしたらと…マフラーを持って来ていて正解!

  夜桜の一樹の化粧濃かりけり     行方克己

 一樹ではありませんでしたが、紅色にライトアップされた桜は何だか妖艶な感じがして…、まるで夜の歓楽街にでもやって来たような…余り上品ではありませんね。やはり桜は雪洞や篝火ぐらいを焚いて、琴の音でも流した方が似合います。しかし、次から次に喜んで写真を撮っている人たちがいてとても賑やかでした。私は聞かなかったのですが、主人が言うには日本語の会話じゃなかったよと。中国か韓国の人かしらと言うと、それでもなかったんだと。じゃあどこからこんなところへ???

 地元だからでしょうね。他所から来るほどの名所だとは思っていなかったので、外国の人達が見に来るなんて…このときわ公園の桜は意外と有名になっているのかも?ちょっと気になってネットで調べてみました。すると、次のように…

 面積約100ヘクタールにおよぶ常盤湖を中心に広がる緑と花と彫刻に彩られた総合公園で、山口県初の「登録記念物(名勝地関係)」に登録。自然美にあふれた園内には約3500本の桜が植えられ、「さくら名所100選」にも選ばれている。ときわ公園東駐車場とその近くの「桜山」に桜が集中しており、「桜山」下の白鳥湖面に映し出される桜の花やライトアップされる夜桜、園内周遊園路の桜並木もたいへん風情がある。

 見どころは、常盤湖湖面に映し出される桜の花、ライトアップされる夜桜は必見で、幻想的な風景が広がる。また、園内周遊園路の桜並木のほか、御衣黄・河津桜といった珍しい桜も植えられ、一味違った景観も楽しめる。

 更に山口県の桜の名所ランキングを見てみますと、1位・徳佐八幡宮🌸(山口市) 2位・一の坂川🌸(山口市) 3位・ときわ公園🌸(宇部市)…となっていました。へえっ!知りませんでした。1位や2位は観光バスが出るくらいのところですから当然なんですが、ときわ公園も観光名所になっているんですね。まさに〝灯台下暗し〟というところでしょうか。

 それでは、その夜桜の幻想的な風景を写真でお楽しみください。

 ちょうどきれいな半月が出ていましたので、あの与謝野晶子の〈清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき〉の歌をすぐに思い出しました。「桜月夜」とはナント美しい季語でしょう。俳句にも有名な句がないかと思って探したんですが、〈月光裡さくらの更にさくら色  きくちつねこ〉の句ぐらいしかありませんでしたね。桜でさえ詠むのは難しいでしょう。更に月まで加わって…余りにもきれいすぎると却って詠みにくいものなんですよ。それでは、また…オヤスミナサイ!

 

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何もかも値上げの四月で~す!?

2025年04月03日 | 日記

 昨日来た葉書…何だろうと見ると、山陽小野田市須恵地域交流センター「須恵教養講座」の講師依頼でした。4年前から頼まれて、年に1回の俳句講座を引き受け、春夏秋冬と季節ごとの講座を開いてきましたが、令和6年度の講座をこの3月に行ったばかりでした。

 ああ、もう新年度が始まるので早々に1年の講座が組まれたんだなと、見れば今年度は12月9日(火)になっていました。それぞれ一通りの季節は済みましたが、しかし、同じ季節でも、例えば初春・仲春・晩春とでは趣が全く違いますし、またそれぞれには句材といえるものが無限にあります。だから年に1回90分の俳句講座では何年かかっても教えきれませんけどね。そういえば、先日山陽小野田市役所出納室から葉書が来ていて、何かしらと見ると…支払額6,286円? 何これ…そうか、先日の講師料なんだと気が付きました。一応7,000円なんですが、所得税の714円が引かれたんですね。ナントこれっぽちのものからでも税金取るなんて!昨日巨人の坂本選手が3年間で約2億4000万円億の申告漏れをしていたとかいうニュースを見れば…何だか嫌になりますね。

 いつものことですが、わずかな謝礼を貰う度に腹が立ちます。昨日はリハビリに行くと医療費が4月から上がりましたと言われるし、買い物へ行けば何もかもがちょっとづつ高くなってるし…

 今日は車検なのでディーラーへ行ったんですが、なんと支払いが142,000円。これも少し値引きしてもらってなんですよ。そのうちの消費税が9,795円でした。前回はここまで掛からなかったような…。ナントも頭の痛いことです。貰えるものは少しも上がらず出ていく方は上がるばっかり…。現役の方々はどうなんでしょうね。

 アメリカのトランプさんの関税値上げで、今世界中にその激震が走っています。ミャンマーやトンガにマグニチュード7以上の大地震が次々起こっているというのに…。日本も地震はひっきりなしに起こってるし、関税値上げによる経済への影響も恐ろしい!これからの日本はどうなっていくんでしょう。そういう経済情勢に全く疎い私には何も言えませんが、とにかくこんな不安材料の多い毎日では精神状態も平安ではいられませんよ。

 ところで、明日は月例の吟行会です。ちょうど桜もほぼ満開、お天気も一日中快晴で気温も15度まで上がると。楽しみ!諸々の嫌なことを忘れて命の洗濯でもしてきましょうか。その報告はまた致しますから、楽しみに待っていてくださいね。

 写真は、「バーベナ」です。この花は、クマツヅラ科クマツヅラ属の多年草、または一年草。暑さに強く、真夏にも元気に咲くのが特徴で、豊富な花色、多様な園芸品種が存在しています。実はいつも4月1日に銀行から送ってくるプレゼントなんです。本当は誕生日になっていたんですが、いつでもいいと言われて、私はこの日に変えてもらったんです。なぜかって?そりゃあ〝四月馬鹿〟ですもの、楽しいじゃないですか。さてどんな花が来るのか…と。毎年違う花なので、とても嬉しいんですよ。

 でもね、このバーベナの花言葉は色によって違い、紫のバーベナには、「私はあなたに同情します」「後悔」という少し寂しげな言葉がつけられていました。エエッという感じでしょ!でもこれ今の私の気持ちかも…ね。

 

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ついに三月が終わりますね!

2025年03月31日 | 日記

 ここ三日ほどまた寒さがぶり返してきて、せっかく二三分ほど開きかけた桜が停滞してしまいました。まあ観賞する側からすると、桜が長くみられるという…これは嬉しいことなんですけどね。でもやっぱり暖かいほうがいいかなあ…。

 一昨日は雨も上がって日が差し暖かそうでしたが、外に出るとやっぱり頬に当たる風は冷たく…ちょっとびっくり!しかし、いつも飲む薬がもうないので朝から病院へ。診察はいつものごとく…〝お変わりありませんか?〟〝はい、いつもと同じです〟〝それではいつも通りの薬をだしましょう…〟〝ありがとうございます〟…しめて3分もかかりません。これで診察料と処方箋代が1,020円(2割負担)。次に赤や青、黄色や白といろいろ取り混ぜ7種類の薬代が2,470円でした。この他整形外科へはリハビリに週2,3回、ついでに3か月に1回の医大への検診…と。これがいつものことで、何か変わったことが起これば、耳鼻科や歯科、眼科へということで、毎月の医療費もかさ張りますね。

 去年8月から2割負担になって、毎月高額医療の払い戻しが来るようになったんですよ。それまでは1割でしたので医療費もそんなに負担に感じなかったのですが、倍ですからやっぱり大きいです。

 日々の健康を維持するということは歳を取ると大変なことです。できるだけ薬は飲みたくないでしょう。でも飲まなければ今の状態でさえ維持できないのですもの。昨年の暮、血圧が異常に上がってびっくりしましたが、あれ以後毎日血圧の薬を1錠飲むようになりました。それから3か月余り、いつ測っても上が120前後、下が70前後という正常値なんですよ。その度に薬ってすごいなあと感心するものの、反面恐ろしいことだと思わずにはいられません。

 しかし、そうやって、ある意味薬漬けで人間は寿命を延ばしてきたんですからね。昔人生50年だったものが今では100年の時代になりましたもの。

 私は、若いときから結構病気をして、病院との縁が切れない生活をしていましたが、少し調子が良くなるとすぐに忙しさもあって自分の体を顧みるという余裕はありませんでした。退職してから時間に余裕ができましたので、今までやりたくてもできなかったことを始めたんです。その一つが社交ダンス。そのうち友達も出来て、多少踊れるようになると、みんなであちらこちらのパーティーへ出かけたりして、とっても楽しかったんです。他にもワンゲルОB会の登山や俳句の吟行会などと、結構遠くへ出かけて、それはそれは充実した第二の人生を満喫していました。そのためには地道に体を鍛えておかなくてはいけなかったんです。それなのに…結局無理をし過ぎて膝を痛める結果に…。

 いつまでも気は若いつもりでも、体は確実に老化であちらこちらと悲鳴を上げていたのに、日頃のトレーニングを怠って…そのつけが来たんです。そのために大好きだったダンスもやめざるを得ませんでした。それからは整形に通い整骨院へも行き、あれこれと治療に専念するものの大した効果もなく…。これではそのうち歩くのさえできなくなったら近くの吟行へも行けなくなりそう…。そうなったら大変と、そこからいろんな運動をし始めたんですが、何をやっても長続きしませんでした。

 その最後に行きついたのが、女性だけの30分間の筋トレというキャッチフレーズにつられて入った女性専用フィットネスクラブ〝カーブス〟なんですよ。そのカーブスの掲げているスローガンは、次の…

 体が変われば 心が変わる。 

 心が変われば 毎日が変わる。

 毎日が変われば 人生が変わる。

 当然このスローガンを達成するためには、世に言う「継続は力なり」ということが必要なんですが…。今のところ私は週に2,3回行って、今年で5年目に入りました。それと並行して整形のリハビリ、月曜から金曜の朝のラジオ体操と…大体これらが今の私の運動日課です。そのおかげでか、あれほど痛かった膝も何とか普通に歩けるようになりましたし、整形では、私の膝の段階は4、それでいつ手術してもおかしくない状態だと言われていたのですが、先日レントゲンを撮ると、4,5年前の状態から進行していないのが不思議だと…先生から言われました。要するに維持できているということ…私の努力の成果が出てると思うと、嬉しいかぎりです。

 本当はもっと早く悪くなる前に気が付いて、日々の運動をこまめに積み重ねていたら、もう少しいい状態でいけたのかもしれませんが…。この変形性膝関節症というのは父の遺伝的なもの。ですから、大なり小なりの違いはあっても兄弟みんな同じで、既に兄と弟が人工関節の手術をしています。次は私の番だろうと言われながら…今のところまだまだよと頑張っているのです。

 そのお陰かどうか知りませんが、ここ4,5年は不思議と風邪も引いたことがないんですよ。昨年は初めてコロナには罹りましたが。

 とにかく自分の体は自分で守らなくては!そのためには適度の運動が大切。やり過ぎるのは老体に却ってよくないとか。あとは睡眠と偏らない食事、それにストレスを溜めないこと。若いときに無茶していると必ずつけが来ますからね。いつまでも若くはないのだと年寄の言うことはよく聞いて参考にして…、何にしても早めのメンテナンスが大切ですよ。これはいらぬおせっかいでしたかしら。だったら、ゴメンナサイ!

 人の寿命は誰にも分かりません。後は天命に委ねるしかありませんもの。私は、〝あるがまま〟というのがモットーなんですが、これからもそれを大事にして〝ほどほど〟に生きていきたいと思っています。

 とうとう、今日で三月が終わり、明日からは四月…新学期ですね。この年度替わりという気分はいくつになっても抜けませんが、これはいいことでしょう。人生には節目が必要ですもの。また心機一転して頑張りますから、よろしく…!

 写真は、体操に行くときの朝の道に咲いていました。梅には遅いし、桜とも違うし…。グーグルレンズで見ると、「スモモの花」でした。花言葉にはいいのや悪いのといろいろありましたが、その中で私は「忠実」「貞節」「飾らない上品さ」がいいと思います。

コメント (4)
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