一韶の俳句ブログ

詠うのは、私・人間・社会そして自然・・・俳句は映像のように17文字からどんなイメージが浮かぶか? それは読み手の問題

2046  惑星の火山灰なり春耕す

2019年03月16日 | 

 菜の花、チンゲン菜、小松菜、白菜を食べ終わり、そのあとの春野菜のために堆肥、肥料を投入し耕した。そして種をポットに蒔いた。

畑の表土は、真っ黒だが深いところの土は赤い。関東ローム層の火山灰土だろう。関東ロームとは、関東地方西縁の富士山・箱根山・愛鷹山などの諸火山、北縁の浅間山・榛名山・赤城山・男体山などの諸火山から関東平野に降下した更新世中期以降の火山砕屑物やその風成二次堆積物の総称、だそうである。

又、関東ロームは毎年0.1 - 0.2mm、100年で1cm - 2cm、1万年で1m近く、現在でも積もり続けている、という。従って、縄文土器が地下1mから発掘されても全く不思議ではない、ということ。

ヒュウガミズキ(日向水木)

コメント

2045  天金の聖書を開く春の雷

2019年03月15日 | 

 先日、TBSの「ひるおび」の気象予報士の森さんの予告通り、雷が鳴った。夏と違い、春雷は子供の雷君のようで、音も小さく可愛い感じ。

ところで、「ひるおび」は、6年連続で同じ時間帯で視聴率トップの7.1%だという。私も視聴する一人だが、第一に、森さんの天気予報が面白い。第二に、レポーターの山本君と川添さんが可愛い。但し、惠は人の話を遮ってしゃべり過ぎるから面白くない。

 さて、「天金」とは、製本で天小口に金箔やイミテーションゴールドを貼り付けること。現代では少なくなったが聖書や全集、手帳などでみられる。

うめえなあ(お前の梅干)

コメント

2044  白鷺の微動もせざる菜種梅雨

2019年03月11日 | 

 湯河原海浜公園のテニスコートに行くとき、千歳川沿いの桜並木で、デンちゃんと散歩をする。道路下の土手には、町の人々が育てている菜の花が満開である。

 さて、先日岩に乗っている白鷺を見つけた。じっと動かず水面を見ている。コサギ(小鷺)より大きく、アオサギと同じくらいの大きさだった。そこで、帰って調べてみた。

白鷺とは、ペリカン目サギ科のうち、ほぼ全身が白いサギ類の総称であり、シラサギという名前のサギがいるわけではない。全身が白色のダイサギ・チュウサギ・コサギ、カラシラサギ(数少ない旅鳥)アマサギ(冬羽は全体に白い)も入れられることがある、という。写真を撮らなかったので種類は特定できないが、ダイサギかチョウサギだろう。

 

コメント

2043  切株の溢るる樹液涅槃西風

2019年03月10日 | 

(きりかぶの あふるるじゅえき ねはんにし)

 日本中のあらゆる道路には、電線、電話線が張り巡らされている。それらを守るために、当然のように樹木が伐採される。先月、私が毎日散歩する近所の道路の木々が、500メートルにわたり伐採された。

 早春のこの時期木々は、花芽や葉芽を出すため、根からごうごうと音を立てて、養分、水分を、全ての枝先まで送っている。その木々が根元から伐られ、大量の樹液が行く場を失い切り株から流れ出る。

 私達人間の罪悪は、戦争、殺人、窃盗、強姦、放火、詐欺などの犯罪だけにとどまるものではない。

コメント

2042  砲口は日本海へと黄水仙  炎火

2019年03月07日 | 

 数年前、スーパーの園芸コーナーで、なんとなく買った黄水仙、しっかり根付いて今年も咲いている。驚きは、咲いている期間の長い事。もう一ト月以上咲き続けている。そして黄水仙は、全て同一方向の南に向かって咲いている。

 さて、この句の「砲口」は、黄水仙のことと思っていたが、どうやら私の勘違いらしい。たぶん、自衛隊の全ての砲口が、仮想敵国であるロシア、北朝鮮、中国に向かっているからなのだ。

デン(雑種、オス、8才)人間でいうと50才くらいになりました

コメント

2041   探梅や人の寿命と樹の寿命    洋子 

2019年03月06日 | 

 樹木の寿命を調べてみた。実際、計測が難しく、現在生きている木は、年輪を見るわけにもいかず、いつまで生きるかが分からない。

 柿、桃、栗、葡萄、蜜柑、林檎などは、実らなくなると伐採されるから分らない場合が多い。大概の樹木は、2~300年は生きるらしい。実際は、ほとんど正確に分かっていない、というのが事実 のようだ。

柿、桃、栗    50年

染井吉野     60年

葡萄       70年

ブナ、栃の木   80年

温州みかん    80年

林檎       141年

お茶       200年

松        500年

欅、楠、杉   1000年

アメリカセコイア4000年

屋久杉      7000年

ヨーロッパトウヒ9550年・・・・・すごいねえ

3月 壺中庵の料理

コメント

2040   早春や八十五才の足袋脚絆    豊春

2019年03月05日 | 

(そうしゅんや はちじゅうごさいの たびきゃはん) 

脚絆は、ゲートル、巻脚絆とも言う。西洋では、レギンス、スパッツなどとも。脛を保護し、砂や小石の侵入を防ぎ、長時間歩行時のうっ血を防ぐ。江戸時代から旅人に使われているが、特に近年軍隊生活の必需品として発達した。現代では農作業や登山などに使われる。

 さてこの句、元気で健脚な高齢者の登山姿、例えば、先日南米アコンカグアの登頂を目指した三浦雄一郎さんなどを想像するのが、普通かもしれないが、句会の私は、なんと棺に納められた祖父に巻いた足袋と脚絆を想像してしまった。

壺中庵、お品書き、春寒し

コメント

2039  高気圧又低気圧花曇り  沙会

2019年03月03日 | 

 高気圧と低気圧が、せわしなく交互にやって来る季節になった。中国からやって来た冬の季語である「三寒四温」が、日本の2,3月の春の気候にぴったりなのだ。

「三晴四雨」という春の季語があっていいかもしれない。但し、この1週間の天気予報を見ていると、「二晴二雨」がより近く、寒気団の南下と南岸低気圧の通過がせわしない。

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)

コメント

2038   虎よりも菫のやうな国がいい  正宏

2019年03月01日 | 

(とらよりも すみれのような くにがいい)

 戦後70年の2015年1月1日から、東京新聞と中日新聞の朝刊1面に、1日1句として掲載してきた「平和の俳句」は、金子兜太氏の、悲惨な戦争体験から生じた平和への強い希求に賛同した、いとうせいこう氏との二人の発案によって始まった。この3年間の投稿総数は、13万1288句に及んだという。

 更に元をたどれば、このブログの1888回に書いたが、「梅雨空に九条守れの女性デモ」の句を三橋公民館が掲載拒否したことに、兜太氏が疑念を感じたのが発端だったらしい。

 さてこの句、「平和の俳句」に選ばれた一つであるが、人類のほとんどが平和を望んでいるにもかかわらず、国家の代表となった政治家達は、どういう訳か争いを望むようだ。結局国民も、彼らを選挙で選びかつ容認しているのだから、不思議でならない。

ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)

コメント

2037  第270回 岩戸句会 2月

2019年02月28日 | 岩戸句会

早春や八十五才の脚絆かな    豊春

早春や緋色眩しき神女舞

 

高気圧又低気圧花曇り    沙 会

その波も音も日射しも春の海  〃

 

探梅や人の寿命と樹の寿命    洋子 

ハーモニカ合わせて歌う早春賦 

 

畝傍山光の春よ記紀の夢    裕

春がすみ放念眼眸何も見ず   〃

 

砲口は日本海へと黄水仙     炎火

早春や何も知らない子供達

   

春節に色の氾濫ターミナル    さくら

校長の長き訓示や紀元節      〃

 

白梅やたそがれ月へ香り添う   イ ヨ

薮椿道細くして咲き満ちぬ     〃

 

つぼみなる鴫立沢の西行忌    鞠

新玉る建国記念旗立てる     〃

 

まんさくに拾った鍵を掛けておく 薪

春光を散らしておりぬ手話の指

    

スーパームーン桜の蕾輝けり   海人

鴨群れて描く水輪や堀の春

  

拭き終えて光る硝子に桜の芽   歩智

痛き程春陽を反射相模湾

 

観音の百済の笑みや梅月夜    雲水

節分の鬼くすぐられ身をよじる

 オオアラセイトウ(大紫羅欄花)別名ショカツサイ(諸葛菜)、ムラサキハナナ(紫花菜)、ハナダイコン(花大根)

コメント

2036  咲き満ちて万作日和となりにけり

2019年02月26日 | 

 マンサクは、万作、満作、金縷梅とも書く。語源は、春になって「まずさく(先ず咲く)」からきている、という。

 我が家のマンサクは、苗木を植えてからたぶん15年以上は経っている、と思う。樹高は、10mにもなるというが、唯今5メートルは越えたようだ。

マンサク(万作・満作・金縷梅)

 

コメント

2035 その妻となりて添ひたき初音かな   徳夫

2019年02月22日 | 

 この句の「その」とは、初鳴きしたオスの鶯のことだろう。妻となって添いたいメスの鶯は、余りにもすばらしい初音に惚れてしまった、というのだ。

 しかし常識では、初音は下手糞に決まっている。だから、下手で惚れたのか、上手いから惚れたのか、私には推測できない。

 前々回、初音(鶯の初鳴き)が2月9日で、しかしその後全く鳴かなかった。そして、暖かかった一昨日の20日、ようやく鳴いてくれた。途中10日も鳴かなかったのは、気温が低かったからに違いない。

アロエ

コメント

2034  春一番幅の狭まる犬の耳

2019年02月20日 | 

  我が家のオス犬デンは、嬉しい時や散歩に連れて行ってもらえる時、おやつを貰えそうな時、外で物音がして警戒している時などは、耳と耳の幅が4センチくらいに狭くなります。

逆に、淋しい時や風呂でシャンプーされる時、怒られた時などは、両耳の幅が15センチくらいに広がってしまいます。

 犬は、しっぽや目、身体全体を使って感情を表現しますが、耳も大いに物を言う部位ですね。

警戒している時の耳

怒られた時の耳

 

コメント

2033 初音して夢と現の交ざりけり

2019年02月16日 | 

(はつねして ゆめとうつつの まざりけり) 

 今年の鶯の初鳴き(初音)は、2月9日だった、と断言したいところだが、どうも怪しい。確かに聞いたはずなんだが、その後鳴かないのだ。ということは、空耳だった可能性も否定できない。ここ数年と比べても、早過ぎないか。一昨年とは、ひと月以上も早いのだ・・・・・? 

19年 2月 9日

18年 3月15日

17年 3月19日

16年 3月  3日

15年 3月  9日

12年 2月21日

 

コメント

2032 平成の御世の終わりの星冴ゆる  佳津

2019年02月14日 | 

今年、あと2カ月余りで、平成31年間の御世が終わり、5月1日から新元号が始まる。

この句の「御世、御代」(みよ)とは、天皇の治世、その在位の期間、天皇治下の年代、年数。時には、天皇をさしていうこともある、という。

 日本書紀によると、初代神武天皇の即位は、紀元前660年旧暦元旦と言われているが、現実的には4~5世紀であろうと推測されている。いずれにしても、1500年以上続いている、世にも珍しいギネス認定の長期王室である。

ウメ(梅)

コメント