昨日のNHKラジオ深夜便で、天野祐吉氏と富士真奈美氏の対談があった。江戸時代の「隠居」のように、年を取った日本人はもっと上手に遊ぶべきだ、というのが対談のテーマ。
俳優、俳人の真奈美さんは、人生の遊び人。俳優・俳人の「俳」は、可笑しみ・遊びの意味があるから、正に上手に遊んでいる、という。
掲句は、10年の結婚生活に別れを告げるべき時の俳句だそうだ。結婚生活という束縛から解放されて、今が最高の幸せとか。
身一つの身を深々と初湯かな
正月に一人で誰にも気兼ねせず、お節料理を食べたり、ゆったりと初湯に浸かるのが、最高の自由の謳歌で、「こんなに幸せでいいのかしら」だそうだ。
一茶忌や真面目になっちゃあおしまいよ
いやいや、実に天真爛漫で楽しい。