標高400mの我が家の回りの山も、唯今山桜が満開。今年の冬は意外に寒かった分、一挙に暖かい春がやって来た感じだ。台風も発生し、あつーい夏になりそうな予感がする。
アミガサユリ(編笠百合)・バイモ(貝母)とも
ゼンマイ(薇)
遅咲きの水仙
薹が立ったフキノトウ(蕗の薹)
キブシ(木五倍子)
標高400mの我が家の回りの山も、唯今山桜が満開。今年の冬は意外に寒かった分、一挙に暖かい春がやって来た感じだ。台風も発生し、あつーい夏になりそうな予感がする。
アミガサユリ(編笠百合)・バイモ(貝母)とも
ゼンマイ(薇)
遅咲きの水仙
薹が立ったフキノトウ(蕗の薹)
キブシ(木五倍子)
湯河原と熱海の境界である千歳川に、桜の開花具合を見に行ってきた。桜は五分咲き、辛夷、木蓮は盛りを過ぎたが、連翹、雪柳・・・・麓は、まさに春爛漫。
標高400mの我が家の基本木の山桜も、今にも咲きそうな気配です。
ミスミソウ(三角草)、雪割草とも
我が家の山桜の標本木
毎日薪を割っていたら、いつの間にか彼岸が来てしまった。各地に桜の開花宣言が出て、いよいよ花見の季節か、と思っていたら、東京や箱根は、彼岸に予報通りの雪が積もった。残念ながら、我が家は霙が少し混じっただけの雨だったが。いづれにしても、これから昼が長くなっていく、私の好きな夏に向かっていく。まあ、そういうことだね。
さて、評論家の西部邁さんが1月21日、東京都大田区の多摩川で入水し亡くなった。享年78。彼を調べてみたら、「西部晉ゼミナール」というトーク番組をMXテレビが9年間も放送していて、それをYou Tubeで見ることができた。
彼の死への言葉。「自然死というけども、その多くは病院死なのが現実。それが嫌だと自殺しかない。俺の最後の願望は“当然死”だね。ある年齢で、ある病状を抱え、いろいろとやり尽くした。警察に若干の厄介をかけたようだがどう考えてもあいつは“当然死”だ、というね」
「永訣・西部晉最後のゼミナール」是非お聞きください。
西伊豆の日没
今年の初音(鶯の初鳴き)は、3月15日だった。去年よりは早かったが、例年よりはかなり遅かった。まだ随分下手な鳴き方だが、これが「春が来た」の大一声である。
18年 3月15日
17年 3月19日
16年 3月 3日
15年 3月 9日
12年 2月21日
又、我が家では、梅は散り始め、ユキヤナギ(雪柳)、ヤシャブシ(夜叉五倍子)、キブシ(木五倍子)、おかめ桜が咲き始め、姫踊り子草、諸葛菜が花盛り。スノードロップも咲き出した。草木も芽吹き出した。
さて、この二週間、薪割りをしているが、去年からテッポウムシを食べに来ている、オスのジョウビタキ(尉鶲)の写真を、ようやく撮ることができた。間もなく、大陸へ帰るのだろう。但し、中には帰らないで日本で営巣するものもいるという。
オーストラリアでは、犬を放し飼いにすると、逮捕されるという。元を正せば、狂犬病が原因かもしれない。日本も、オーストラリアとさして変わらない。ウイルスや細菌に恐怖しているからだ。
さて、ようやく暖かくなってきた。散歩の犬も息を切らせて喘ぎながら、水を飲む季節になった。喘いでいる犬の舌は、。確かに異常に長くて赤い。この句の作者、清さんとは、名前をもじった俳号の「虚子」さんであった。
西伊豆戸田漁港
五日、富士山の標高2200メートル付近で、気温が上がり大雨が降った時に、解けた雪が斜面の土と混ざって土石流となって一気に流れ落ちる現象、「スラッシュ雪崩」が起きた、という。
我が家では、冬の間生きているのかさえ分からない程じっとしていた目高や金魚たちが、春を感じ取ったたらしく水面近くで俊敏に泳ぎ回っていた。又、薪割りをしていると、蝿らしきものが顔の回りをうるさく飛んでいた。正に啓蟄である。
ところが今日は、一転して寒くて大雨である。再び目高たちは、鉢底に潜ってしまった。梅も満開だが、この雨で散り急いでいる。
先日、東京に降った大雪の時の写真を、友人が送ってくれました
なかなか可愛いモダンな雪達磨ですねえ
この句、具体的なことは何一つ言っていない。春と言っても何か春の花が咲いている訳でもなく、又飛び跳ねていると言っても、場所がどこか分からないし、性別、年齢も分からない。分からない尽くしではあるが、それが私たちの想像に任されている。
宇治と言えば、平等院鳳凰堂ぐらいしか思い浮かばないが、兎に角大声を発しながら飛び跳ねている、たぶん元気な少年がいる。見るもの聞くもの何もかもが初めてなので、新鮮で驚きに満ちているのだろう。
ところで、私は修学旅行で平等院鳳凰堂に行ったことがあるが、この世に極楽浄土を表わしたというあの朱塗りの鮮やかさが、余りにも強列過ぎて違和感を感じ、拒否反応を起こした、と記憶している。
オオアラセイトウ(大紫羅欄花)
別名ムラサキハナナ(紫花菜)、ショカツサイ(諸葛菜)ハナダイコン(花大根)
今日、東京からお客様が訪ねて来るんです。初めてではないし、駅からそんなに遠くはないけれど、この雪ではタクシーは絶対動かない。つまり歩くしかない。しかし、どの家も雪に覆われて、隣近所さえ見分けにくくなってしまった。「そうだ、子供たちが歩道に作った雪達磨に、玄関の表札を掛けておこう。そうすれば、見分けやすいかもしれない」
毎年、積雪量日本一を誇る?青森県酸ケ湯、今年は413センチだとか。さすがに酸ケ湯では、雪達磨を作る人はいないでしょうねえ。福井県も2月に144センチ積もり、国道の車が数百台立ち往生して大変でした。
この積雪は、どうやら地球温暖化と関係があるらしい。アメリカ東部やアイスランド、フランスでも大寒波に見舞われている。これから、どうなりますことやら・・・・・
紅梅
春霞沖行く船のエンジン音 海人
野には野の海には海の春来たり
表札を持たされている雪だるま 歩智
美容室どの鏡にも黄水仙
春の宇治飛び跳ねている好奇心 さくら
菜の花忌行きつ戻りつ時空旅
したたかな軒の氷柱や宿明かり いよ
初雪を眺めてしばし白き闇
もぞもぞと貝よく動く四温かな 貞次
日脚伸ぶ太極拳のゆるやかに
待ち針のパールが光る針供養 薪
凍空の皆既月食酔うており
骨董市より我家に来たる豆雛 稱子
手鏡に映る背丸し二月尽
日溜にむしろをひきて梅ソフト 美部
寒桜目白とカメラが目白押し
薄氷の鉢に被せしやつれ茣蓙 豊春
春きざす鴎群立つ観光船
春寒しスカーフ一枚首に足す 清海
春きざすうっすら桃色山の峰
風呂吹や舌喉胃まであっつ熱 洋子
焼き芋は英字新聞にまかれおり
ゴミ置場小児マスクの数減りぬ 炎火
春の海豪華客船横たわる
手袋を狐に似せて塀に下げ 余白
公園も冬ざれ誰も訪れず
遠来の友を帰さぬ春炬燵 鞠
春寒の海際凛と一羽鷺
河豚鍋の湯気あいづちの聞き上手 佳津
和菓子屋のはやばや春の和菓子かな
打たせ湯も散って秘境の朧月 沙会
夕焼けてサーファー染める磯の春
雪掻きをしてもやっても雪積もる 貴美
やっと春ついに来た春これで春
鶯を空耳で聞く二月かな 雲水
陶雛の見つめる宇宙兜太死す