一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

801  風の音窓打つ雨も師走かな  稱子

2012年12月23日 | 

 師匠でさえ走らねばならない、という忙しい師走であるが、作者は、窓を打つ強い風雨に師走を感じ取ったようである。

 作者は、年末を意外とのんびり暮らしているのではあるまいか、これが私の第一勘。それとも、忙しいのに用事ができず、苛立っているのだろうか。それとも束の間の静かな時間、忙中の閑を楽しんでいるのだろうか。

 この他にも、男女や年齢,職業などによって、様々な解釈ができるだろう。だからこそこの句に、読後の余韻と奥深さが感じられるのである。

サザンカ(山茶花)  ツバキ科の常緑広葉樹

 

コメント (2)
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