レンゲソウ、ゲンゲ(蓮華、紫雲英)は、マメ科、中国原産の二年草。蓮の花に似ているので、蓮華と言われている。マメ科特有のレンゲソウの根粒菌は、窒素を固定させるので、土壌が肥沃になり、さらに花が終わったレンゲソウを田植え前に土壌に漉き込んで米の肥料とした。しかし、化成肥料の使用によって、激減し現在ではほとんど見かけることがない。
私の子供の頃の田んぼでは、見渡す限り一面に紅色の蓮華田が広がり、学校帰りの姉たち少女は田んぼに座りこんで、大きな蓮華の首飾りを 作って遊んでいた。
一方、レンゲソウによく似たアカツメクサ(ムラサキツメクサ、アカクローバー)やシロツメクサは、ヨーロッパ原産の多年草で、繁殖力が強く野山に野生化している。
シキミ(樒)の花