一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2266 蓮華田や湿りて遊ぶ少女等は  薪

2022年04月05日 | 

 レンゲソウ、ゲンゲ(蓮華、紫雲英)は、マメ科、中国原産の二年草。蓮の花に似ているので、蓮華と言われている。マメ科特有のレンゲソウの根粒菌は、窒素を固定させるので、土壌が肥沃になり、さらに花が終わったレンゲソウを田植え前に土壌に漉き込んで米の肥料とした。しかし、化成肥料の使用によって、激減し現在ではほとんど見かけることがない。

 私の子供の頃の田んぼでは、見渡す限り一面に紅色の蓮華田が広がり、学校帰りの姉たち少女は田んぼに座りこんで、大きな蓮華の首飾りを 作って遊んでいた。

 一方、レンゲソウによく似たアカツメクサ(ムラサキツメクサ、アカクローバー)やシロツメクサは、ヨーロッパ原産の多年草で、繁殖力が強く野山に野生化している。

シキミ(樒)の花

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2265  七度五分咽痛かりし春の風邪  雲水  

2022年04月02日 | 

 2月の句会の前日、熱っぽいので体温を計ったら7度5分あった。万一新型コロナだったら、皆さんに迷惑をかけるので急遽中止にし、郵便、メール、Faxによる通信句会に変更した。

 保健所の指示に従い発熱の3日後、咽は痛かったが熱は既に平熱に下がっていたが、指定病院の発熱外来で、30分で結果が分かる抗原検査を受けた。陽性だった。

 厚労省の指示とやらで、抗原検査で陽性になった場合、PCR検査はしない、という。抗原検査陽性の場合の擬陽性(陽性ではない)の確率は、1/3だという。つまり私は、1/3の確率で新型コロナではなかったかもしれないのだ。当然、オミクロン株かどうかも分からない。

 発熱してから10日間、感染者として自宅待機するよう指示された。保健所の保健師、病院の事務員、医師、薬局の薬剤師さんなどから毎日調査の電話があった。咽の痛みは2.3日で治り、熱も平熱に戻った。

 その後、県から大きな段ボールに、10日分のトイレットペーパー、ティッシュペーパー、アルコール類、パルスオキシメーター、食料品などが送られてきた。外出できないからだろう。電子レンジで温める御飯、カップラーメンやレトルトの粥・カレー・中華丼・スパゲティの具材などである。

 私は、ワクチンを打っていない。しかし、不快感も後遺症もないし全くいつもと変わらない。風邪が新型コロナだとしたら、私は自然免疫を得たのかもしれない。

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2264  クシャクシャが目クシャ鼻クシャ春来たる  光子  

2022年04月01日 | 

  この句、顔がクシャクシャのお年寄りが、スギ花粉症で目も鼻もクシャクシャなのだ。実に可笑しい。私も若い頃、ひどい花粉症になったが、年と共にいつのまにか治ってしまった。過敏症から鈍感症になって、免疫力が下がったからかもしれない。お年寄りの花粉症、体力がないだけに気の毒でならない。そういえばこの作者、繰り返しをうまく使った句が、前にもあった。昨年の12月の

一人居のチャチャチャのチャッと大掃除    光子

この二句、同じパターンの句だから、作者に専用特許権をあげたい気分である。

薹の立った「蕗の薹」

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