一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1859   ピザ焼いて呑まずにおれぬ秋の昼

2017年09月22日 | 

 トースターが壊れたので、インターネットでデロンギ製のオーブントースターを買った。そうしたら、直径30センチ、厚さ1センチの「ピザストーン」なるものが付いていた。ストーンと言っても、粘土で焼いた陶器だ。これを使わない手はない。

 実際、テキスト通りに焼いてみると、想像以上に上手く焼けるのだ。人が集まった時連続して焼けるように、自家製ピザストーンも耐火粘土で作ることにした。それにしても、ピザにはビールがよく合う。勿論、ワインも。

クズ(葛)

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1858   燕帰る雲一つだになかりしを

2017年09月19日 | 

 台風18号は、九州、四国、関西、北陸、東北、北海道と日本列島を縦断しながら、各地に爪痕を残してオホーツクに去った。

 今年の我が家は軒に、スズメバチが何度も巣を作った。だから、台風が沢山上陸するのではないか、と私は予測している。但し、現時点で台風は全く発生もせず存在していない。このまま、台風なしで行ってくれ、と願うのは虫が良すぎるだろうなあ。

キョウチクトウ(夾竹桃)

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1857   白と黄の塩辛とんぼ臀呫飛ぶ

2017年09月18日 | 

 我が家の目高鉢や金魚鉢を目当てに、居付いたらしい塩辛とんぼ。今日は輪の形に交尾して飛んでいた。これを臀呫(となめ)というそうである。白がオスで黄がメス。色が全然違うので、別種と思っていたが、オスメスの違いだった。

 それにしても、このまま放って置くと、せっかく今年生まれた目高の子供たちが、全部食われてしまうから、そろそろ目高鉢の掃除をしないと・・・・

タマアジサイ(玉紫陽花)

 

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1856   きりぎりす地蔵の鼻をつかみ啼く

2017年09月16日 | 

 いよいよ虫時雨の季節になった。夕方から始まるアオマツムシの大合唱が、深夜にはやや収まり、ようやくキリギリスやツヅレサセコオロギ、エンマコオロギの声が聞こえだす。眠れぬ夜は外に出て、草叢の虫の音を聞くに限る。

 ところが唯今日本列島に、強い大型台風18号が接近中。蝉や虫を楽しむどころじゃない。勿論動物たちも、草叢の陰で静かにしていることだろう。

ヒメギボウシ(姫擬宝珠)

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1855   夏の果ゴミ収集の金属音   海人  

2017年09月05日 | 

 「科学の進歩は、人類の叡智」などと褒めたたえる人もいるが、害も多い。昔のように、飲み物はビンで良かったのだ。洗浄して繰り返し使えるし、割れても再生できる。ペットボトルや金属の缶は、一度きりでゴミとなり、海洋に流出し生態系に悪影響を与える。

 原爆や水爆を搭載したミサイルなどは、科学の中で最悪の害毒だろう。連日報道されている金正恩の牛耳る北朝鮮の暴言愚行も、やくざ暴力団と同様で、もはや国連やアメリカでも手に負えない。飴も鞭も効かないらしい。

 この句の金属音から、人間の愚かさや人類の危機への不安を感じるのは、私だけではあるまい。

ヒルガオ(昼顔)

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