一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

421  埋火や風の音にも心寄せ   聡子

2011年11月14日 | 

(うづみびや/かぜのおとにも/こころよせ)

 

 埋火とは、消えないように灰の中に埋めた炭火のことで、現代では囲炉裏か茶道の炭だろう。しかし、最近の気密性の高い住宅では、一酸化炭素中毒で死亡することがあるから、注意が必要だ。

 

 さて、この句。「埋火」というが、419回の「火事赤し」と同様、恋愛感情を指しているのではないのか。下司の勘繰りと言われるかもしれないが・・・・・そう解釈させる理由は、「心寄せ」にもあるし、「風の音にも」の「も」にもある。

 

つまり、ひそかにある男性に心を寄せている作者が、その切ない思いに沈みながら、風の音を聞いている。これで謎が解けたような気がするが、意味深長な句ではある。

 

アサギマダラ

 

こいつは、日本で唯一渡りをする蝶

信州から台湾まで

2000キロを飛ぶというからすごい。

 

しかし、今頃は四国か九州あたりのはずなのに

随分のんびりやさんだ。

これから、箱根を越えるのだが、

寒くならないうちに

早くお行き!!!

 

コメント (2)
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