一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

413  野菊咲く唯の野菊と思ひけり

2011年11月06日 | 

(のぎくさく/ ただののぎくと/  おもいけり)

 

 聞きかじりで、申し訳ないが、

 

野菊と言うが、「ノギク」という植物は、存在しない。単に「野に咲く菊に見えるもの」という程度の意味にすぎない。

 

キク(菊)科には、キク属を含む79属がある。その中で、野菊と言われているのは、キク属(ノジギクなど15種)、ヨメナ属(ヨメナなど6種類)、シオン属(ノコンギクなど22種)などがあるそうだ。

 

そこで、我が家近辺に咲く最も多い野菊が、植物学的に何かと調べてみた。どうやらノコンギク(野紺菊)らしい。今まで私はヨメナ(嫁菜)とばかり思っていた。20年ほど前に知人が「これは嫁菜」と断定的に言ったのを鵜呑みにしたからである。

 

しかし、こういう植物学的な知識がなくとも、単に「野菊咲く、野菊かな」などと俳句を作っていた訳で、まあ、今まで何も問題はなかった。俳人や作家は、単なる野菊で十分なのだ。

 

 

キダチチョウセンアサガオ

コメント
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