(ねらしがま/ほうばもまじる/このはあめ)
穴窯における「煉らし」とは、1300度の最高温度に達してから、丸2日間、その温度を保ちながら焚き続けること。
燃料の薪の灰が作品に降り積もり、自然の釉薬(うわぐすり)となって、作品を彩る。色は、黒、赤、茶、灰色、緑、青などさまざま。
「木の葉雨」は、雨の如く降る落葉のこと。木の葉に降る雨ではない。
朴の木は、煙突のすぐそばにあり、煙突から出る炎に朴葉が焙られて燃えそうになることもあるが、実際に火が付くことはない。
煙突から、火の粉が飛び出ることは、全くない。何故なら全ての灰は、途中の作品に降り積もってしまうからだ。