古い擁壁(ようへき)を削る人。
この仕事のことを「はつり」と呼びます。
わたしたちはふつうに使っている言葉ですが、
例によって調べてみました。
はつり[斫り・削り]
ノミやタガネで金属・石・木材などを薄く削りとること。
(『三省堂大辞林』)
斫り(はつり)
コンクリート面、または石などの出っ張っている部分をのmになどで削り取ること。
(『土木用語辞典』)
斫り
斫り(はつり。英語:chippingー,break upー)とは主に建設現場でコンクリートで作られた壁や土間などの構造物を壊したり、形を整えるために表面をノミで削ったりすること。人力によって行われる規模の作業を表すことが多く、重機械によって建物そのものを取り壊す場合はコンクリート造であっても斫りとは呼ばず、解体工事に分類される。
(『ウィキペディア』)
なにかと問題を指摘されることも多いウィキペディアですが、
この場合はもっとも正確で親切な解説です。
そういえば・・・
そこにもあるように英語ではchipping(チッピング)と呼びますが、
どこでどうまちがえたのか
ピッチング(pitching)と覚えてしまい
ずっとそう呼んでいた人が当社にいました。
(今はもう在籍しておりません)
ついでです。
調べてみました。
ピッチング(pitching)
・船や飛行機が進行方向に向かって前後に揺れること。
・野球で、投手が打者に向かって球を投げること。
(『精選版日本国語大辞典』)
ウィキペディアはどうでしょう。
おっと、こんな項目がありました。
航空機の機動(マニューバ)では、ピッチングは操縦桿の操作で機首を上げ下げすることである。機首を上げることをピッチアップ、機首を下げることをピッチダウンと言う。機首が上がれば機体は上昇し、下がれば下降する。
そういえば・・・
コンクリートを「はつる」際も、先端を上下左右いろんな角度にします。
だからピッチングと・・・・
いやいやそんなことはゼッタイない。
あれは単なる覚えマチガイ言いマチガイ。
「はつり」
感じで書くと「斫り」。
英語でいうと「チッピング」。
ピッチングではありません
チッピングです。
以上、
「はつり」について調べてみました。
(ヒマか!という指摘は受けつけません。 みやうち^^;)
↓↓ こんなのもやってます。
↓↓ そしてこんなのもやってます。