現場打ち水路の天端(てんば)をコテ仕上げするSくん。
この作業を、
「てんばをさする」
とわたしたちは呼びます。
たぶん、
ここいらの業者は皆おなじ呼び方をしてるはずです。
調べてみました。
(ヒマか!という指摘は却下します)
(大辞林第三版より)
さする【摩る・擦る】
指先や手のひらを当てて、軽く滑らせるように動かす。軽くなでる。「病人の腰をー・る」
類語を調べてみました。
(ホンマにヒマか?という指摘も受けつけません)
(goo辞書より)
https://dictionary.goo.ne.jp/thsrs/1242/meaning/m0u/
関連語
擦る(する)撫で下ろす(なでおろす)撫で上げる(なであげる)逆撫で(さかなで)愛撫(あいぶ)
[共通の意味]
手のひらを、人の体や物の表面に軽く押し当てたまま、何度も動かす。
[英]
to stroke
そこに、こんな対比表が載ってました。
背中を… | 孫の頭を… | 眠くて目を… | あかを… | |
---|---|---|---|---|
さする | ○ | ○ | △ | - |
なでる | ○ | ○ | - | - |
こする | ○ | - | ○ | ○ |
背中を「さする」
孫の頭を「さする」
病人の腰を「さする」
・・・・
ナルホド!
やさしく
愛情をこめて
天端を「さする」
そう表現すると、単なるコテ仕上げが、なんだかもっと素敵な何かに昇華するような・・
サイボウズOfficeの現場報告掲示板にアップされた一枚の画像から
そんな想像をした朝でした。
(やっぱりヒマやんか!という指摘には耳をかしません)
(みやうち)
↓↓ こんなのもやってます。
↑↑ インスタグラム ーisobegumiー
無名橋という名の名もない橋。
全国には、この無名橋が数え切れないぐらい存在しています。
そのなかのひとつ。
北川村小島の国道493号(旧道)にある小さな橋。
この無名橋を架けかえる仕事がはじまります。
着手前の調査をする現場技術者を見ながら
曽野綾子『無名碑』の一節が思い浮かびました。
「あなたが、あそこにダムを作るのね」
「僕も作る」
「名前は書かないのね。あなたの仕事は」
「そうだよ、小説家とは違う」
竜起は思い出して笑った。
「書かないのがすてきだわ。名前は残らないほうがいいの」
「僕の仕事は一生どんなにいい仕事をしても個人の名前は残らない」
「でも、私たちの子供が覚えていてくれるでしょうね。私、子供に教えるつもりよ。このダムはね、お父さんが作ったのよ、って」
「それで充分じゃないか」
(『無名碑(上)』曽野綾子、講談社文庫、P.128)
無名橋という名の名もない橋を架けかえる無名のひとたち。
「この橋はね、お父さんがつくったんだよ」
ぜひ、そう自慢してやってくださいな。
(みやうち)
↓↓ こんなのもやってます。
↑↑ インスタグラム ーisobegumiー
さて、これはなんのためのパイプでしょう。
農業用水です。
ボックスカルバートのなかを通してサイフォン構造で水を供給します。
一般に「サイホン工」という名前で呼ばれる工法ですが、
構造としては逆サイフォンですね。
つまり、
サイフォン
↓↓
に対し、
逆サイフォン
↓↓
ということです。
画像を拝借した九州農政局のホームページにわかりやすい説明がありますので引用します。
【逆サイフォンとは】
図に示すように、管が水面の上にあっても、ある程度の高さまでは入口と出口の水位差で自然と水が流れます。このような管をサイフォンといいます。身近な例では、灯油をストーブに入れるときの灯油ポンプ。これにサイフォンの原理が使われています。
一方、逆サイフォン(伏せ越し)は、サイフォンを逆さにしたものです。水の流れが目に見える開水路(かいすいろ)がつながっていなくても、ある程度の水位差をもたせることで、入口からは水が吸い込まれるように入っていき、出口からは吹き上がるように水が出てきます。
『土地改良事業計画設計基準「水路工」技術書』(平成13年、農林水産省農村振興局、ちょっと古いですがウチにはこれしかありません)にはこう記されています。
サイホンは開水路形式の水路において、エネルギ線以下にある谷間、くぼ地、河川、道路及び鉄道敷等の低位部を通過する場合に設けられる、自然流下の満流管体で、管内に内水圧がかかる水路をいう。(P.403)
こんな感じですね。
『とよはし水と農の資料館』ホームページより
ということで、工法の名前としてはサイホンです。
この現場の場合は、もともと山側を流れる用水路から低地に向かって勾配差を利用して水を流していたのですが、そのルート上に自動車専用道路ができることから、サイホンで流すように計画しました。
田んぼをつくっている地元住民の皆さんにとっては、たいせつな水です。
諸事抜かりがなく完了させて、よろこんでもらいたいですね。
(みやうち)
↓↓ こんなのもやってます。
↑↑ インスタグラム ーisobegumiー
その1
サイズA4。
社内からの声
↓↓
「そらあんまり小さいやろー」
その2
サイズをA3に変更
社内からの声
↓↓
「字が細いんじゃないか?」
「文章を削ぎ落としたらどう?」
その3
必要最低限に文章をカット。
社内からの声
↓↓
「ええやないの!!」
わたし
↓↓
工事看板は現場担当者の「アリバイづくり」のために存在するのではない。
どうやったら「伝わる」か。
常にそのことを念頭においておくべし。
以上、
サイボウズOfficeの「掲示板」
または
フェイスツーフェイスのやり取り。
ささやかなカイゼンですが、
とてもよいなと、わたしは思ったのです。
(みやうち)
↓↓ こんなのもやってます。
↑↑ インスタグラム ーisobegumiー
商売柄、天気はいつも気にしています。
特に、肝心な部分の生コン打ちともなると
数日前から天気予報とにらめっこ。
ここだ!
という日に仕事をします。
加領郷貯水槽新設工事、
きのうがその日でした。
さあやるべ!
と勢いこんで、
朝礼をしながら空を見上げていると、
なんだかどんよりとした曇り空。
ですが、雨雲レーダーをたしかめても
雨を降らせるような雲はありません。
ということで、
決行!
ところが・・
ほどなくして空から落ちてきたのは無情の雨。
すぐやむさ、
という希望的観測もむなしく、いっこうにやむ気配を見せません。
途中で止めるわけにはいかないので
急ごしらえの屋根を作成。
なんとか急場をしのぎました。
今の天気予報は
昔と比べると
比較のしようもないぐらいよく当たるようになったんですが、
たまにはこんなこともあります。
ともあれ、
ご苦労さまでした。
(みやうち)
↓↓ こんなのもやってます。
↑↑ インスタグラム ーisobegumiー
ふと思いたちJVに派遣しているMくんに依頼。
「カニクレーンの画像送って」
数枚送られてきた画像から2枚をチョイスして正方形にトリミング。
別にオリジナルのアスペクト比でもよかったのですが、
近ごろ少し、正方形のなかに対象を収める練習をしているため、縦1横1です。
そのココロはといえば、
インスタグラムで投稿するため。
↑↑ インスタグラム ーisobegumiー
ご存知のように(インスタ初心者のわたしはほんのこの前まで知りませんでしたが)
インスタグラムの画像標準縦横比は1:1。
つまり正方形なのです。
もちろん、横長画像の投稿もできるんですが、
とりあえずは「郷に入れば郷に従え」です。
とはいえ、わたしたちの写真撮影標準は、あくまで4:3。
ということで、あらかじめアスペクト比をスクエアに調整しておいた画像を投稿するようにしています。
(今のところは、ですが)
でもカニクレーンは・・
腕(ブーム)
と
足(アウトリガー)
をいっぱいに伸ばしたときのバランスからいくと、
横長
あるいは
縦長
のほうがよかったみたいですね。
なんてどうでもいい話はともかくとして、
あとひと月ほどとなった北川村平鍋の国道493号道路災害復旧工事。
あいかわらず全力投球急ピッチで作業が進んでいます。
いよいよ最終盤、
どうか大団円で終わることができますように。
ご安全に!!
(みやうち)
↓↓ こんなのもやってます。
↑↑ インスタグラム ーisobegumiー
朝、出社をすると手渡された小さなビニル袋ひとつ。
わたしだけではなく、全員にです。
そう、
本日2月14日はセントバレンタインデー。
その中身は・・・
よりどりみどりのお菓子のセット。
なかでもわたしの目を引いたのが・・
ビスコ!!
こういっちゃあなんですが、
じつはわたし、甘いものはほとんど口にしません。
しかし・・
「ビスコ」
と声に出してみると
三文字の語感が郷愁を呼び起こします。
ビスコ。
食うべきか
それとも
食わざるべきか。
「おいしくてつよくなる」
というキャッチコピーに食欲がそそられます。
自問自答してみました。
「つよくなっていいですか?」
「もちろん!」
はい、ごちそうさま。
全部は・・・
さすがにムリ。
ビスコの小さなパックひとつで、ただ今絶賛胸焼けちゅう。
残りは家に持って帰って奥さんに。
(みやうち)
↓↓ こんなのもやってます。
↑↑ インスタグラム ーisobegumiー