土木のしごと - (有)礒部組現場情報

地域のためにはたらき、ふつうの暮らしを支える人たち。(有)礒部組とその仲間たちのたのしくゆかいな面々。日々是土木。

是の故に善く戦う者は、其の勢は険にして、其の節は短なり。(孫子)

2024年01月31日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

魚梁瀬森林鉄道遺産
でありながら現役バリバリの
昭和16年生まれの二股橋のすぐそばに
「無名1号橋24」という名の
名も無い橋があります。

今回
国道493号に架かる他3つのちいさな橋とともに請け負った
その橋の修繕工事の内容は
路面の水が浸透することによる橋の劣化をくいとめるため
舗装を剥いで橋面(舗装の底)に防水をほどこし
その上にあらたにアスファルト舗装を打ち替える工事。

道路を管理する高知県と契約したのは夏まっさかりだったんですが
北川村特産の柚子の出荷に配慮したり
他の工事と日程を調整したりで
年明け
やっと工事に入ることができました。

となると当然のことですが
地元への迷惑を最小限におさえるために
一挙に片づけなければなりません。

さあ
やるぞ!!






自社直営班による
舗装剥ぎ取りが終わったあとは
防水屋さんが登場。













2時間ほどで防水は終わり
さあ
メインイベントは舗装屋さん
戦闘開始のゴングが鳴ります。

チーン




















狭い現場に多くの人が
わっ
と集まって
がっ
と仕事を済ませる。
これが舗装屋さんのスタイル。

当社がいつもお世話になってる幡西道路(株)さん
いつもながら
あざやかなお手並みです。

孫子いわく、

是の故に善く戦う者は、其の勢は険にして、其の節は短なり。
勢は弩を彍るが如く、節は機を発するが如し。
(したがって戦上手は、その戦闘に投入する勢いを大きく険しくし、その勢いを放出するのは一瞬の間に集中させる。勢いを蓄えるのは弩(弓)の弦を一杯に引くようなものであり、節(タイミング)とは、その引き金を引く時のようなものである)

これぞまさしく
戦力の集中投入というやつですね。
(大げさか ^^;)



なんにしても・・









完成!

地元のみなさん
通行車両のみなさん
ご迷惑をおかけしました。

おかげで
無事に完了させることができました。

ありがとうございました!


(みやうち)


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期待注入

2023年10月03日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

コレ

なんだと思います?

 

 

 

 

場所は北川村平鍋。

国道493号の下を横断するボックスカルバートに

何やらたくさんの器具が等間隔で刺さっています。

 

 

 

 

 

この器具の名前は低圧注入器。

 

 

(『補修補強.jp』より)

 

 

注入用器具を、ひび割れの上に取りつけて樹脂を注入する工法で

細かいひび割れでも完全に注入することが可能であり

ひび割れによって劣化したコンクリートを一体化して復元します。

また

それによって

雨水や炭酸ガスなど

コンクリートにわるい影響を与える因子が内部へ侵入するのを防ぎ

コンクリートの耐久性を向上させます。

注入材には

エポキシやアクリルなどの有機系樹脂や

ポリマーセメントモルタルなどの無機系材料が用いられますが

今回発注者から指定されていたのはエポキシ樹脂でして

そこで使ったのがコレ。

 

 

 

 

 

ご存知コニシボンドの可とう性注入用エポキシ樹脂

「ボンドE2420」です。

「可とう性」っていうのはどういう意味かというと

「物体が柔軟であり折り曲げることが可能である性質のこと」(『IT用語辞典バイナリ』より)

可とう性の平仮名の部分「とう」を漢字であらわすと「撓」つまり「たわめる」。

可とう性を英語で言うとフレキシビリティー。

そのことからわかるようにこの注入材は

「可とう性」があるため動きのあるひび割れの防水や

あらたなひび割れ発生を抑える効果があります。

 

 

 

 

 

 

期待を込めて見守る職長さん。

 

さあ

「入っていけ~、入っていけ~」

そして

「つよくな~れ、つよくな~れ、つよくなって、みんなを守れ~~~!」

 

日本列島365日

道路はこうして守られている。

でわ。

 

(みやうち)

 

 

 

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狭い!

2023年09月25日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

 

 

 

当社が今受けもっている橋梁補修工事は

県道国道にかかるちいさな橋ばかり8つ。

いろんな工法を用いて劣化した橋を補修してるんですが

今日はそのなかの2つほどを紹介します。

まずひとつ目は・・・

 

 

 

 

 

水切り設置工。

コンクリート橋の底面に

水切り材を取り付けて

雨水が底にまわって橋を傷めないようにします。

今回使っているのは「水切りアイドリップ」という製品です。

 

 

株式会社IHIインフラ建設「水切りアイドリップ」カタログより)

 

 

どうやら側面のカーブがミソのようです。

曲面にすることで

水切り効果を大きくしてるんですね。

実際にはこんな感じで雨水が伝わります。

 

 

株式会社IHIインフラ建設「水切りアイドリップ」カタログより)

 

 

ナルホド。

と感心したところで

2つ目の工法紹介は

ひび割れ補修工。

 

ひび割れをカットしておいてから

補修剤を充填します。

 

 

 

 

ムサシ綜合メンテナンス企業組合HPより)

 

 

今回使ったのは

 

 

 

 

UカットONEという

コンクリートやモルタルのひび割れ充填専用剤。

皆さんおなじみのコニシボンド社製です。

それにしても・・・

 

 

 

 

 

 

 

桁と桁のあいだにもぐり込んでのこの作業。

狭い!

じつに狭い!

ホントに狭い!

いやあ~アタマがさがります。

 

といっても

くれぐれもムリはしないように

今週もよろしくお願いします。

 

ご安全に!

 

(みやうち)

(撮影:オー隊長)

 

 

 

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そそら橋

2023年09月18日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

 

 

 

国道55号を安田川の手前で左折し

魚梁瀬ダム方面へおおよそ25キロ

クルマで約40分ほど行ったところにある

「そそら橋」というちいさな橋。

 

 

 

 

 

 

ふだんはめったに仕事をする機会がない場所ですが

縁あって

この橋の補修工事をさせてもらうことになりました。

写真を見てもらうと

石積み橋台の根元がすっぽりとなくなっているのがわかると思います。

この部分を

コンクリートで補強するのが主な仕事です。

(「根継ぎ工」と呼びます)

 

といっても

そのままでは型枠を組み立てすることもできなければ

コンクリートを流し込むこともできないので

まずは

渓の水をパイプに集めて流す仮排水設備を設置するところから。

 

 

 

 

 

それが終われば

橋台の根元を床掘り。

 

 

 

 

 

 

 

上手いぐあいに水を集めることができました。

作業はこれから

床掘り→型枠組み立て→生コン打設

と進んでいきます。

 

ところで

皆さんはこの橋の名前に

「?」となりませんでしたか?

「そそら橋」

一度聞いたら二度と忘れない奇妙な名前です。

といっても

変なぐあいに奇妙ではなく

なんだかとても愛くるしい名前ですよね。

 

そもそも

「そそら」ってどういう意味なんでしょうか?

調べてみました。

ラ行五段活用の動詞「そそる」の未然形を「そそら」というそうです。

******

「そそる」

=興味などの感情を引き起こして何かをしたい気持ちにさせるさま。

(『実用日本語表現辞典』)

******

未然形?

同じく『実用日本語表現辞典』にはこうあります。

******

未然形は、その名の通り「まだ(未)なっていない(然)」状態を表す。

******

?????

どうもコッチ側からのアプローチではダメなようですね。

ということで

あっちこっち探してみたんですが

どうも思わしい答えが見つかりません。

あきらめかけていたわたしの脳内に

ある歌のメロディーが浮かんできました。

 

ソソラソラソラ

うさぎのダンス

タラッタラッタラッタ

ラッタラッタラッタラ

 

歌詞は「ソソラソラソラ」なのに

音階は「ミソラソファミレ」な

童謡『兎のダンス』です。

長野県中野市には

この歌にちなんで名づけられた

「ソソラホール」という市民会館があるそうですが

どう考えても

「そそら橋」とは何の関係もなさそうです。

さて・・・

この歌の作詞をした野口雨情は

いったいどういう意味で

このソソラという言葉を使ったのか。

そんなこんなを考えると

謎は深まるばかりです。

 

さあ

この工事が終わるまでに

その謎は解き明かされるのか?

それとも迷宮入りとなり

謎は謎のままで終わってしまうのか?

続編やいかに・・・

(ないんだろうなぁたぶん^^;)

 

(みやうち)

 

 

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たのんまっせ~~~^_^

2023年09月06日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

 

 

イイ表情。

そうか

そういえば・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

撮影者はすべて

オー道路維持管理隊長。

 

近ごろ

ウデをあげてきたようです。

 

これからもこの調子で

たのんまっせ~~~\(^o^)/

 

(みやうち)

 

 

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ハツリの工夫

2023年08月25日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

「じぐ」という言葉があります。

漢字であらわすと治具。

英語の jig に漢字を当てたものです。

ルアーの一種にジグというものがありますがそれではありません。

英語の jig は「工具の位置合わせ、案内機構」を指す言葉ですが

日本語の治具はそれに加えて工作物の位置決めと締め付け固定をする「取付具」の意味も含まれます。

機械用語ですね。

 

なんていってもわかりにくいのでhttps://jss1.jp/column/column_009/さんから治具の使用例の図解を拝借しました。

まず「治具を使用しない場合」

次に「治具を使った場合」

 

 

これなら加工時間も短くなるし精度も高まって品質が均一になる。

ナルホドですね。

 

わたしが学校を出て就職したばかりのときに仕事を教えてくれたセンパイは、工業高校の機械科を出て某大手製鉄メーカーに勤めていた元機械屋さんでした。

「治具をつくれだしたら一人前やな」

ウン十年前のことですが、彼が何度かそう言っていたのをハッキリと覚えています。

その話の脈絡からわたしは

治具

のことを

自具

だと解釈して理解していたのですが、まあ、あながち大外れでもないでしょう。

 

さて

こういうのって土木の世界でも似たような例がありますよね。

こうやったら上手くいきそう

っていう道具を自分で工夫し製作して使っているひとっていますよね。

例えば

ただ今絶賛工事中

橋の断面修復のためのハツリ。

 

 

 

 

電動ピックハンマを固定するためのツールを自作し

仕事の効率向上と身体への負担軽減を実現しています。

 

ここだけの話

わたし

こういうのを考え出す能力に欠けてるんですよね。

だから

こういうのを考えることができるひとのことが

とってもうらやましく

同時に尊敬します。

それになによりこの姿

 

 

 

 

 

じつにカッコいい。

 

 

現場は

「ごっくん馬路村」で有名な安芸郡馬路村の県道にかかる

影橋というちいさな橋。

 

 

 

 

 

古くなってボロボロになった橋を

つよく長持ちさせるため

ただ今絶賛古いコンクリートをハツリちゅうです!

 

(みやうち)

(撮影:オー隊長)

 

参考サイト:株式会社FAプロダクツホームページ

 

 

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しばし中断

2023年08月08日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

 

 

 

 

 

 

 

無名橋

という名の橋の下で

古くなって損傷している橋をなおす人たち。

 

いつ見てもスゴイ。

そして

カッコいい。

 

とはいえ

 

 

 

 

 

 

 

こんなところで作業をしているんですから

台風

ともなるとお手上げ。

 

雨があがるまでしばし中断

ですネ。

 

(みやうち)

 

 

 

 

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車輪の下で

2023年08月02日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

 

 

 

国道493号と県道安田東洋線に架かるいくつかの橋を修繕する工事が始まりました。

まずは

設計図が現地と合っているかどうかの確認からです。

 

あたりまえのことですが

こうしているあいだにも

この上をクルマがとおっています。

そうか。

車輪の下やな。

ふと

かつて読んだ本を思い浮かべました。

 

『車輪の下』

ドイツの詩人ヘルマン・ヘッセの小説です。

感受性の強い少年ハンスは、詰め込み主義の神学校教育に耐えられず反抗し家に帰されます。

そこでも適応できなかったハンスは、やがて傷心を抱いたまま酔って川に落ち、おぼれ死にます。

というのが超みじかいあらすじです。

そのなかで

神学校の校長が

こんな言葉をハンスにかけるシーンがあります。

 

「疲れきってしまわないようにすることだね。そうでないと車輪の下じきになるからね」

 

そう

「車輪の下」というタイトルには

「車輪の下じきになる」

つまり

「社会の仕組みの犠牲になる」

とでもいうような意味が込められています(たぶん)。

 

といっても

車輪の下でしごとをするわたしたちが

車輪の下じきになるわけではありません。

車輪の下から

社会の仕組みを支える。

ふつうの暮らしを下支えする。

橋を直す

あるいは

橋を強くする

というのは

そういう仕事です。

ある意味で

現代の土木を象徴するような仕事です。

とても大切な仕事です。

それを肝に銘じて

しっかりと仕事をしたいと思います。

 

ふと思い浮かんだ言葉から

そんなことを考えました。

いや~

単なるこじつけです。

では

ご安全に。

 

(みやうち)

 

 

ぼくらと一緒に働きませんか?

 

 

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おんあびらうんけんばざらだとばん

2023年07月07日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

あたらしい工事を2件受注しました。

本社がある奈半利町をはじめ

北川村や馬路村に点在する8つのちいさな橋を補修する工事です。

高知県安芸土木事務所が工事を発注するかたちとして

4橋づつをまとめて1つの工事としているので

8÷4=2つの工事。

具体的には・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どれがどこの何ていう橋でどんな補修をする

っていう具体的な内容については

今回は省略しますが

とにかく8つです。

 

ん?

ひー

ふー

みー

よー

いつ

むー

なな

・・・

 

あれ?

ひとつ足りない

うらめしや~

(番町皿屋敷か!)

(古いわ!)

(お菊さんや!)

(知らんし!)

 

スミマセン

1橋だけ写真がありません。

 

そこは後日ということで勘弁してもらうとして・・・

そのなかのひとつに

北川村具同字にかかる溝橋というのがあります。

 

 

 

 

 

 

ちいさいけどきれいな滝が流れ込んでいる

長さが2メートル50センチほどのちいさなちいさな橋です。

よく見ると

そこには丸太でつくられたハシゴがあり

(ほぼ腐りかけ)

その先には

台座に乗った何かの物体と

その脇にはシキミの枝が供えられています。

そう

シキミといえば仏教

お墓や仏壇などに供えられる

仏さまにはかかせない植物です。

 

 

近づいてみました。

 

 

 

 

 

 

仏さまの顔でしょうか?

石に彫られています。

台座はコンクリート製のようで

モルタルで周りが固められています。

さてこれは・・・・???

 

ピンときました!

 

 

 

 

 

 

 

 

もしかして大日如来?

 

 

 

 

 

 

 

そう思い当たると

はじめはちょっと怖そうに感じた顔が

やさしそうな

慈しみにあふれたお顔に見えてきました。

大日如来は真言密教の中心となる仏さまです。

そして我が家の宗旨は真言宗。

そうと決まればやることはひとつです。

まず合掌。

そして

仏説摩訶般若波羅蜜多心経・・・

 

般若心経を読んで差しあげました。

次に

大日如来の真言を3度繰り返します。

 

おんあびらうんけんばざらだとばん

おんあびらうんけんばざらだとばん

おんあびらうんけんばざらだとばん

 

最後に

ふたたび合掌。

どうか工事が安全に終わりますように

よろしくお願いいたします。

 

よし

次くるときは

腐りかけたハシゴをあたらしいモノに代えて

まわりを掃除して

キレイにして差しあげなければ。

 

そう心に誓い

クルマに乗り込むじっちゃんなのでした。

 

(みやうち)

 

 

 

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矢筈橋の修繕工事、完成しました。

2022年01月17日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

 

 

 

国道493号矢筈橋橋梁補修工事。

完成検査でした。

 

 

 

 

 

 

これからもまた

多くのクルマがとおるのを支えていきます。

 

 

 

 

橋のたもとのお地蔵さん。

 

お騒がせして申しわけありませんでした。

そして

短いあいだでしたが

見守ってくれてありがとうございました。

感謝の意味を込めて真言を唱えました。

 

おんかかかびさんまえいそわか

おんかかかびさんまえいそわか

おんかかかびさんまえいそわか

 

「おん」は、崇拝するとか帰依します

「かかか」は、笑い、そして地蔵菩薩をあらわすことば

「びさんまえい」は、めずらしいとか不思議、またはすばらしいという意味

「そわか」は成就しますように。

これが地蔵菩薩の真言です。

 

おんかかかびさんまえいそわか

おんかかかびさんまえいそわか

おんかかかびさんまえいそわか

 

関係してくれた皆さま、どうもありがとうございました。

 

(宮内)

 

 

 

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矢筈橋橋梁修繕工事「おたより8号」(支承交換編)

2021年12月16日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

矢筈橋の修繕工事

「おたより」第8号です。

 

 

 

 

 

今回は

支承(ししょう)の取り換えについて説明しました。

 

支承っていうのは

「橋を支える装置」のことです。

 

一般的な橋では

下部構造(橋台とか橋脚、つまり土台)と

上部構造(橋げたとか橋面、目に映る部分)を

直接つなぐことはありません。

(直接つなぐ橋もあります)

 

橋が伸びたり縮んたりする

また変形したりするのを

(実際するんです)

吸収してくれる部材をあいだに挟むのがふつうで

その部分のことを支承と呼びます。

かんたんにいうとこんなイメージですね。

 

 

 

(支承を用いた橋梁の例(単純桁橋)『Wikipedia~支承~』より)

 

 

つまり支承とは

「橋を支える装置」

ついでに言うと

支承の「支」には

「ささえる。たすける」という意味があり

支承の「承」は

もともとの成り立ちが

座っている人を両手でかつぎあげている形で

そこから上位の者を助ける意味をあらわし

転じて「うける」という意味に用いられるようになりました。

 

支承

「ふつうの暮らしを支える土木」という意味からいけば

なんともドボクチックな漢字ではありませんか。

 

なので

古くボロボロになった支承を取り替えるっていうのは

橋を修繕することによって寿命をのばす

っていう今回の工事の目的からすれば

いわばメインイベントの仕事

っていうことになります。

 

その支承の交換も無事終了して

これでまた安心して通れる橋に生まれ変わりました。

 

あとは足場の解体を残すのみ。

 

国道493号矢筈橋修繕工事

まもなく完成です。

 

(宮内)

 

 

 

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ぴっかぴか

2021年12月14日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

 

 

 

国道493号矢筈橋修繕工事。

当て板やボルトで連結した部分を塗って

塗装工程が完了。

 

からの・・

 

 

 

橋げたの拭き掃除。

 

 

 

拭く。

 

 

 

拭く。

 

 

 

拭く。

 

 

拭く

 

 

 

いっぷくして・・・

 

 

 

 

 

また拭く。

 

 

 

そして

掃く。

 

 

 

臨時で借り出された事務員さんも交え

結局ふたりで丸一日かかりましたが

 

 

やはり女性は仕事ぶりがまじめです。

 

 

 

 

 

ぴっかぴかにしてくれました。

 

 

国道493号矢筈橋修繕工事。

まもなく完成です。

 

(宮内)

(撮影:H所長)

 

 

 

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興味津々

2021年12月03日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

国道493号矢筈橋修繕工事現場より。

先週行った社内安全パトロール風景です。

 

 

 

 

 

 

 

こういう種類の工事が当社ではめずらしいのもあってか

アチラコチラをのぞいたり触ったりでみんな興味津々。

 

 

 

 

 

 

 

 

工事は

当て板の補強から

水平材の取り換えへと進み

いよいよ最終盤。

完成が間近になってきました。

 

最後まで気をゆるめることなく

はりきっていってみましょう。

 

(宮内)

 

 

 

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皆さんに早く見てもらいたいです!

2021年11月17日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

国道493号矢筈橋修繕工事

「おたより」も

はや第7号となりました。

あとひと月ほどすれば

全ての作業が終わります。

 

 

 

 

 

「ボロボロになっていた塗装を

きれいに塗り替えました!

きれいになった橋を

皆さんに早く見てもらいたいです。」

 

 

担当者のその心持ちが

とてもよいなあと

おじさんは思うのです。

 

では \(^o^)/

 

(みやうち)

 

 

 

 

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膜厚計

2021年10月26日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

 

 

矢筈橋橋梁修繕工事

何度も何度も

繰り返し繰り返し

塗装作業を行っています。

 

ひとくちに塗装

といっても

 

厚ければイイってもんでもなく

 

塗装の量が多すぎれば

塗料がムダになるだけでなく

ひび割れの原因につながることもあります。

 

もちろん薄ければまともなものにはならず

 

塗装の量が少ないと

変色や光沢の劣化

あるいは

下地が露出することによってサビの原因になったりします。

 

ということで

ちょうどよいぐらいの厚さに管理していく

つまり膜厚管理が

塗装工事では必須かつ重要なものとなります。

 

そこで使われるのが膜厚計。

 

先端のセンサーを対象となるものに押しつけて厚さを測ります。

主な種類は

 

●電磁式

磁性金属(=磁石にくっつく金属ですね。代表は鉄)に使う

磁石がもつ「引っ張る力」の強さで磁場が変化して、電磁石を流れる電流量の変化から膜の厚さを測る

●渦電流式

非磁性金属(=磁石にくっつかない金属。アルミや銅など)に使う

コイルの入った探針(たんしん)に通電させたときに生まれる渦状の電流を測定することで膜の厚さがわかる

 

の2タイプ。

 

ここでは下地が鉄ですから

電磁式でよいのですが

どんな下地でも使用可能な

電磁式/渦電流式両用タイプの塗膜計を使ってます。

 

 

サンコウ電子

電磁式/渦電流式膜厚計

¥99,900

モノタロウより)

 

 

 

 

 

塗る

測る

塗る

測る

 

橋を通るクルマからは見ることができない橋の下で

今日も地道な作業はつづきます。

 

(みやうち)

(写真はHY所長)

 

※参考サイト

ココが知りたい!形状測定

 

 

 

 

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