家定の初恋！！

人は、会えないと思えば思うほど会いたくなるものなのですね
それが恋心なのでしょうか
食べ物も喉を通らないほど家定に対する思いが募って来るとは…
篤姫も家定を愛し始めた自分にようやく気付いたのです。
間違いなく、篤姫の初恋でしょうね

家定が突然倒れました。
それも篤姫のせいだと云う本寿院、ダメ姑の典型になってしま
いましたね。
一方の当事者・家定も一人の男としての自覚が出てきた様です。
生母・本寿院に感謝はしつつも篤姫を愛し始めた自分に嘘はつ
けないのです。
遂に母を振り切って篤姫の許へ…

『この世から色が消えてしまったみたいだ』『二人は気が合うのう』
何とも家定らしい言い回しですね。
もしかして、家定にとっても初恋だったのかも知れません

と、ここまでは大河ドラマと云うよりは、愛しあっている二人
を無理やり引き裂く悪役の母親、純愛ドラマの典型的なパターン
です
去年の風林火山もそうでしたが、最近の大河は恋愛感情に重きを置
いているような気がしてなりません
恋愛ドラマなら大河でなくとも…

ところで
ドラマでは陰湿な感じのする慶喜ですが、幼い頃からかなりの強情
者だったらしいのです
大の読書ぎらいで回りも持て余し気味だったようなのです
この事を知った実父・斉昭は『知識の源である読書をせぬとは何事
か』と怒り爆発！！
何と慶喜を座敷牢に閉じ込めてしまったといいます
勿論、食事も一切与えず…
強情者の慶喜もさすがに参ってしまいますよね。
それ以来慶喜は読書をする様になったと言いますから、斉昭のお灸
が効いたのでしょうか

慶喜の母親は有栖川宮・吉子(よしこ)と言い天皇家の血筋です。
話は少しそれますが、慶喜が大政奉還をした後、まだ幕府にはかなり
の兵力があったにも関わらず何故戦争へと突き進まなかったのでしょ
うか？？

色んな見方があるでしょうが？？
僕は慶喜が天皇家の血筋である事を誇りに思っていたせいではないか
と思っているのです？？
反新政府軍で尚且つ賊将となり錦の御旗に楯突く事など、天皇家の血
筋でもある慶喜には耐え難いことだった筈です
慶喜個人は徳川家でもあり天皇家でもあったわけですから

大政奉還にしても、徳川家から見れば幕府始まって以来の重大事なの
でしょうが、慶喜からすると政権が幕府から天皇家へ移るだけの事な
のでさほどの事ではなかったのかも知れません

少し穿った見方でしょうかね…