函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

どうする家康、つまらぬ国!!

2023-12-18 | 歴史

どうする家康、遂に最終回ですね

最終回の主役は家康ではなく茶々だった気もします 

「茶々は、ようやりました」との言葉を残し壮絶な

最後を迎えます

色んな茶々を見てきましたが、北川景子演じる茶々

には美しさだけではなく、凛とした佇まい、強い意

志や人に対する愛情や憧れなど、今までに感じた事

のない茶々を見させて貰った気がしています

「日ノ本か、つまらぬ国になるであろう」「おのれ

の夢と野心のためになりふりかまわず力のみを信じ

て戦い抜く、かつてこの国の荒れ野を駆け巡った者

たちは、もう現れまい」

茶々の言うつまらぬ国とは、家康の目指した太平の

世の中の事なのでしょうか? 

乱世の亡霊とは茶々の事だったのかも知れませんね

「正々堂々と戦うこともせず万事長きものに巻かれ、

人目ばかりを気にし、陰でのみ嫉み、あざける」

「やさしくて、卑屈な、かよわき者の国に」と茶々

が吐き捨てた最後の言葉ですが、現代社会そのもの

を暗示した意味深な一言です 

今回のドラマは…今まで見慣れて来た家康像や茶々

像は勿論ですが、織田信長や足利義昭などの人物像

を壊した新しさも感じました 

人間の良し悪しは勿論ですが、善悪だけでも語り切

れない人間の奥深さみたいものを感じた僕なのです

 

ところで…  

夏の陣では、大和郡山への国替えか、大阪城内の浪

人衆を放逐するか、これが家康の最後通知の条件で

した 

大野治長からの使者が、国替えに対してご容赦をと

返答したとか? 

現状維持では交渉にはなりませんよね

 

豊臣による堀の埋め立ても中々進まないので、本多

正信を中心として徳川方による埋め立てが始まりま

す。 

それに対して豊臣方は、徳川が埋めた堀を掘り返し

たと言われています

時間稼ぎをして家康の寿命が尽きるのを待つ作戦な

のでしょうか? 

大阪城内では…元々主戦派だった大野治長が、徳川

との講和に動き出します 

この戦いに勝算無しと踏んだのでしょうね

そんな治長ですが、過激派の浪人達に暗殺されそう

になったと言われていますね

何が何でも戦をしたい浪人達をもはや抑えるのは難

しい状態になっていた様です

講和ともなれば、おそらく浪人達の暴発が起こって

いたでしょうね

西南の役でもそうでしたが、あの西郷隆盛でさえ浪

人達を抑える事が出来なかったのです

ましてや、若い秀頼や淀殿、大野治長では無理だっ

たのでしょうね

覚醒した感のある秀頼でしたが、浪人達を従え、戦

うしか選択肢が無かったとも言えます 

個人的には、秀頼と隆盛がシンクロして見えてきま

す。 

何れにしても、長い戦乱の世を終わらせたのは家康

だけではなく、秀頼の決断無くして成せなかったの

かも知れませんね。

そういう意味では、秀頼も乱世の亡霊の一人だと言

えなくもなさそうです

 

 

 

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どうする家康、南無阿弥家康!!

2023-12-11 | 歴史

戦の度に死んでいった兵達の為なのか?南無阿弥陀仏

と念仏を写経していた家康ですが、自分の寿命が尽き

るのを悟った様に南無阿弥家康と書いていましたね

この戦が長い乱世の最後の戦いだと確信していたので

しようか? 

気弱で優柔不断でも人殺しを平気でおこなえるように

なる魔界の世界、それも乱世なのでしょうかね? 

大阪の陣を最後の戦にするとの強い意志が南無阿弥家

康の念仏に感じてしまいます 

「乱世を生きるは、我らの代で十分。子どもらにそれ

を受け継がせてはなりませぬ。私とあなたですべてを

終わらせましょう」。「私の命はもう尽きます。乱世

の生き残りを根こそぎ引き連れて滅ぶ覚悟にございま

す」との家康からの手紙で家康の思いを理解したかに

見えた淀殿ですが、淀殿自ら戦を中止にするとは言え

ませんでしたね 

決断を息子・秀頼に委ねますが、「余は戦場でこの命

を燃やし尽くしたい。皆の者、天下人は断じて家康で

はなく、この秀頼であることこそが、世のため、この

国の行く末のためである」と家臣達に語ります 

「徳川を倒し共に乱世の夢をみようぞ」と打倒徳川を

宣言しますが、乱世の夢とは一体何なのでしょうか? 

乱世を終わらせると言う使命感が全く感じられません 

純粋培養で育った秀頼の限界を感じてしまいます。 

この宣言に幼さを感じてしまうのは僕だけでしょうかね? 

ところで 

豊臣家の家老とも言われている片桐且元手ですが… 

豊臣と徳川の対立を避けるべく奔走した人物ですが、豊

臣家の財政・外交を取り仕切る存在でもあった様です 

且元には徳川家と決定的に対立すれば豊臣家は滅亡する

との関心が有ったのでしょうね 

且元以外に政治能力のあった家臣は一人もいなかったと

言うのが豊臣家の実情ですが、その且元を廃除しようと

画策していたのが信長の弟・織織田有楽と大野治長です 

豊臣家では且元と織田有楽・大野治長 との間での権力闘

争で且元暗殺未遂まで起きています 

織田有楽と大野治長に政治能力が有れば別ですが、権力欲

だけではどうしようもありません

豊臣家が滅亡に向かったのは且元追放で決定的です

且元は秀頼と淀殿が亡くなった20日後に亡くなったと言わ

れています 

且元は淀殿の父・浅井長政に仕えていましたので、淀殿に

対する忠誠心はかなりのものが有ったと思われます

豊臣家中で一番の忠臣といって良いのかも知れません

そんな且元ですから、おそらく、豊臣の滅亡を見届ける様

にひっそり亡くなったのでしょうね

 

 

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クリアランスセールのお知らせ!!

2023-12-07 | 店舗

12月9日(土曜)~12月24(日曜)

冬のクリアランスセールの開催です

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どうする家康、僧侶達の嫉妬??

2023-12-04 | 歴史

最近の説では、開戦前から和議を模索していた

とも言われています

しかし、多数の浪人達を抱えた時点で闘いは避

けられません

殆どの浪人達にとって豊臣家より御家の再興が

第一の目的。 

和議では再興が叶いません

そう考えると戦いを回避するのは難しそうです

豊臣軍は幾つかの砦を作っていましたが、木津

川口の戦いなどでは豊臣軍は全敗 

籠城戦を選択した時点で兵糧の確保は必須でし

たが、補給路も断たれ、豊臣恩顧の大名達から

の援軍も期待できない状態では戦いを続ける事

が出来ません 

福島正則や黒田長政は江戸留守居を命じられて

いるので万事休す

局地戦では真田信繁等が善戦していますが、大

局には影響なさそうですよね。 

無謀な戦だったと言わざるを得ません

 

「この戦は、徳川が汚名を着る戦となる。信長

や秀吉と同じ地獄を背負い、あの世へ逝く。そ

れが最後の役目じゃ」と決意を伝える家康 

秀忠に対し「人殺しの術など、覚えんでよい」

とは、幼かった自分自身にも言い聞かせている

様に聞こえたのは僕だけでしょうか? ?

本当は家康も秀忠の様に行きたかったのかも知

れませんね 

家康は、戦なき世を成すのを秀忠に託し、自ら

汚れ役を買って出るつもりのようです

戦嫌いの家康の最後の戦が始まろうとしていま

 

  

大阪の陣のきっかけとなった方広寺鐘銘事件。 

家康が言い掛かりをつけ豊臣を挑発したと言わ

れていましたが… 

勿論、そう言った側面もあったと思いますが、

鐘銘の文言を考案したのは豊臣に縁の深い清韓

と言う僧侶ですね 

清韓が後に捕らえられているところをみると、

故意に徳川を挑発しいたのではないかと疑って

しまいます

だとすれば、豊臣家の誰かの依頼があったのか?

清韓自身が豊臣家に対して忖度しただけなのか? 

事実は闇の中ですが… 

国家安康、君臣豊楽、鐘に刻まれていた文言で

す。 

家康の名前を切り離し、豊臣の繁栄のみを祈っ

ていると読まれてもおかしくありません 

この言い掛かりともとれる事件に暗躍したとさ

れるのが、黒衣の宰相の異名を持つ金地院崇伝。

崇伝は京都五山の一つ南禅寺の僧侶でもありま

因みに、清韓は東福寺や南禅寺にもいた京都五

山の高僧の一人です 

清韓は名声の高い高僧だったので、徳川が清韓

を罰すれば京都五山の僧達の反発が必至と思わ

れましたが… 

しかし、全く批判が出ません

何故か? 

どうやら崇伝が五山の僧達に根回しをした節が

あるのです 

清韓に嫉妬している僧達の心理を見抜き、清韓

を悪者に仕立て、家康指示へと導いたのです 

家康の参謀として仕えた崇伝の面目躍如といっ

たところでしょうか 

凡人の僕から見ると、偉い僧侶でも嫉妬するも

のなのか?と思っててしまいます。 

修業を積んだ僧達でさえ嫉妬するのです。 

人間の煩悩とは、どうやら位や立場に関係ない

見たいです

 

 

 

 

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