80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

富山地鉄クハ173の製作(16)

2023-02-22 02:15:40 | 私鉄電車
ヘッド、テールライト関係を仕上げていきます。これは床板から車体へ給電するための接点で、t0.1燐青銅板を台車センターピンネジのお尻めがけて差し出してあります。



テールライトの導光材は透明の「イロプラ」から整形したもの(下側)を用意していたのですが、やや大きかったのでカットしたところ、遮光のために塗ってあったシルバーとブラックの塗装がものの見事に剥がれ落ちてしまいました。もう一度遮光をやり直す気力もなくなったので、タミヤのφ2mm「ソフトプラ棒」をU字型に曲げたシンプルなもの(上側)に置き換えることにしました。横腹からLEDを照射するのでうまく導光してくれるのか不安・・・。



格安テープLEDから切り出した白色チップLEDに給電と保持を兼ねたステーを半田付けします。乗務員室仕切りの扉の枠に見立てるためφ0.5mm洋白線を使用。



LEDの上にU字型のソフトプラ棒を乗せ、洋白線をショートさせないように注意しながらアルミテープを巻いて固定し、さらにその周囲にスーパーXクリアを盛り付けて乾燥させます。プラ棒の発光面の周囲にもアルミテープが巻いてありますが、これはテールライトケースの背面口径が大きいためにガタを少なくするためのものです。スーパーXが乾いたらプラ棒全体に遮光用のアルミテープを巻きます。



アルミテープの上から濃い目のマットブラックを筆塗りして完全に遮光し、乗務員室仕切に乗せかける形で導光ユニットを取り付けます。



一方のヘッドライトは、光源の砲弾型LEDと導光材がすでにセットしてあるので、光源カバーをペーパーで作り内側をアルミテープで遮光します。ただし、こちらは周囲で室内灯が常に点灯し多少の光漏れがあっても目立たないので、あまり厳格な遮光はしていません。



LEDの上にカバーを被せ、周囲に木工用ボンドを充填しておきます。これでライト関係の仕込みは完了。



クーラーを取り付けます。こちらも木工用ボンドを使用。屋根裏に突き出た取付ボスの周囲にもボンドを盛り付けることでしっかり固定されます。かのロコモデルは紙や木はもちろん、窓セルや金属パーツさえも木工用ボンドで接着していたそうで、当鉄道でもその技法を真似ています。



あらかじめ組み立てておいた列車無線アンテナを取り付け。真鍮線と真鍮パイプででっちあげたものですが、なんとか雰囲気は出たかと思います。



ということで富山地方鉄道の増結用制御車クハ173号が「ほぼ」完成しました。あとはシートを入れてから車体と下回りをビスで固定し、ジャンパケーブルを取り付けてフィニッシュの予定です。



ライトの点灯状況をチェックします。室内灯はめちゃくちゃ明るいので半透明の梱包材を被せて減光する予定。ヘッドライトは指向性の強い砲弾型LEDを二股に分岐させて導光しているのでさすがに暗めですが、まあ見られるかなといったところ。



一方テールライトはかなり暗めです。光学繊維でもないプラ棒の腹に光を当てているので仕方ないか。。基本この車両は先頭に出して運転するので深追いはやめときます。



モハ14760形の前につないで運転するイメージはこうなります。こうしてみるとやはり色がだいぶ違いますね。。まあ全検出たてのピッカピカ、というテイで押し通すことにしましょう!





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