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80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

東急5200系の製作(23)完成

2018-07-03 03:28:38 | 私鉄電車
東急5200系大井町線4連仕様が完成しました。以下、最後の仕上げの様子です。

台車はMr.メタルプライマーを筆塗りしたのち、床下と同じジャーマングレイを吹いて仕上げました。




台車を組み立て直します。軸受メタルが入っていないため、両端の先頭車はt1.0燐青銅板から切り出した集電シューを仕込みました。踏面は位置合わせが面倒なので、お手軽に車軸集電としてあります。




パンタを載せます。カツミのPT42にエンドウの直流3段碍子を上下2段組みにしてパンタビスで止めています。そのままだと高くなりすぎるので、碍子の端の突起を削って低くしてあります。




車両番号は、実車は非常に小さな黒の切り抜き文字がコルゲートのすき間に取り付けられています。手持ちのインレタでNゲージ用の適当なものがないか探しましたが見当たらなかったので、フォントが少し違うのとやや大きめなのに目をつむり貨車の形式番号表記を流用しました。なんと一世を風靡した「こみやのインレタ」です。




四半世紀以上前のものと思われますが性能の衰えは全くみられず、E社、K社、T社のものを遥かに上回る軽快な転写性にしばし酔いしれました。




社紋はネット検索で適当な画像を入手し、透明シール紙にプリントしました。乾燥後にタミヤのクリアーを吹いて表面をコートしてあります。




このまま貼るとコルゲートの凸凹が見えてしまうので、実車のステンレス板のようにするため裏面をシルバーで塗り込めることにしました。実験として、そのままメタリックシルバーを吹いたもの(左)と、アルミテープの上に貼ったもの(右)の2種類を試作してみました。左がいい質感ですが、糊を落とさずそのままシルバーを吹いたため塗面が乾燥しないというアクシデントに見舞われました。アルミテープはちょっとテカり過ぎのようです。




この試作結果を踏まえ、裏面の糊をMr.カラー薄め液で拭き取ってからシルバーを吹いたところ、写真のような極めて実感的なものが出来あがりました。




楕円に切り抜いて車体に貼ります。最初、楕円テンプレートを使って切り抜こうとしましたがうまくできず、結局ハサミでザクザクと切り抜いてしまいました。




かくして5200系4連が完成しました。




大井町向き先頭車デハ5201。模型ではトレーラーです。




中間電動車デハ5211。模型もEN22モーターとMPギヤによる両台車駆動の動力車です。パンタは上の5201とは反対の長津田向きで、床下機器も後述の長津田向きデハ5202と同じ配置になっています。




付随車サハ5251。




長津田向き先頭車デハ5202。こちらも模型はトレーラーです。




昨秋の花月園運転会の「お題」として製作開始した“昭和のステンレスカー”。約半年遅れになりましたがひとまずこれで完成とします。



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